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2024年10月30日 公開
倒産報道の船井電機の財務諸表 [著者ID: 10]
倒産報道のあった船井電機は、上場廃止になっています。
上場していたときの財務諸表を見てみましょう。
※ 一部の報道にある「倒産」という言葉自体が、そもそも曖昧ですが、NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241024/k10014618201000.html 2024年10月24日 19時38分)によると、『「船井電機」は、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた(破産管財人の話)』ということのようで「破産」のようです。
※ 2024年10月4日時点では、船井電機のHPでは、「当社に関する一部報道につきまして(https://www2.funai.co.jp/jp/news/detail.php?pk=1728010459)」で、
「
なお、当社が国内においてヤマダホールディングスグループで展開させて頂いております「FUNAIブランド」製品に関する
販売・アフターサービス等につきましては、本報道等とは関係なく、今後も責任を持って継続させて頂きますので、ここにお知らせ致します。
また、昨日(2024年10月3日)に公表させて頂きました通り、当社においては、新たな経営体制がスタートしこれより経営計画を策定していく段階であり、
経営計画についてはなるべく早いタイミングで公表させて頂きますので改めてお知らせ致します。
」
という表示もありました。
上場していたときの財務諸表を見てみましょう。
※ 一部の報道にある「倒産」という言葉自体が、そもそも曖昧ですが、NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241024/k10014618201000.html 2024年10月24日 19時38分)によると、『「船井電機」は、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた(破産管財人の話)』ということのようで「破産」のようです。
※ 2024年10月4日時点では、船井電機のHPでは、「当社に関する一部報道につきまして(https://www2.funai.co.jp/jp/news/detail.php?pk=1728010459)」で、
「
なお、当社が国内においてヤマダホールディングスグループで展開させて頂いております「FUNAIブランド」製品に関する
販売・アフターサービス等につきましては、本報道等とは関係なく、今後も責任を持って継続させて頂きますので、ここにお知らせ致します。
また、昨日(2024年10月3日)に公表させて頂きました通り、当社においては、新たな経営体制がスタートしこれより経営計画を策定していく段階であり、
経営計画についてはなるべく早いタイミングで公表させて頂きますので改めてお知らせ致します。
」
という表示もありました。
凡例
株式会社秀和システムホールディングスが船井電機の株式等の公開買付(TOB)を行い、2021年5月10日に成立。その後、船井電機は上場廃止になっています。
上場廃止前の2021年3月期までの財務諸表を見てみます。
ざっくりと財務諸表を見ると、売上高の減少は激しいのが見て取れますし、営業利益がほぼゼロかマイナスの状態で、悪い状態は確かです。ただ、買掛債務に対して現預金は十分ありますし、2021年時点では、すぐには破産するような状況にはないようにも見受けられます。
多く出ている記事では「売上高の減少は、北米で成功したテレビで、中国などの海外の攻勢によりシェアがとれなくなったから。また、その後復活できなかったのは、テレビの次が見つからなかったから」という分析しているところが多いようです。
上場廃止になっているだけに、2022年以降、有価証券報告書が閲覧できず、財務諸表は追えませんので、よくわかりませんが、
2021年の3月時点で、売上高750億円の規模の会社が、わずか3年半で破産というような報道を見ると、怖いですね。