おー、引っ越し屋さんって、こんなに成長するんだ。凄い!

というのが、まず、財務諸表を見て感じたところ。

どんぶり会計で分析してある2011年からの財務諸表だけしか見ていないが、9年連続で売上増。
営業利益も伸び続けており、2019年3月期の売上高営業利益率は、11.5%。

固定資産が多いのは、CMでうたっていた「自社便」ということで、車両を大量保有しているからだろうか。

営業利益率が高いのは、自社便を保有しつつ、資産の回転率が高いからなのだろう。

勉強することで、資産の回転率を維持。

一方で、高い営業利益率を出すために、勉強はするのだが、利益を出すための、ちょうどよい値引きの頃合いもわかっている。

有形固定資産も年々増え続けているところを見ると、どれくらいのペースで資産を増やしていけばよいかというノウハウも持っている。

これは、偶然では成しえない、経営がベースにあるとみた。

サカイ引越センター。
これもまた、詳しく有報を見たくなる企業である。


■ 以下は、2019年3月期 サカイ引越センター 有価証券報告書より抜粋

第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】
当社グループでは、拠点展開及び既存拠点の充実のための土地、建物及び車両運搬具を中心に2,315百万円の設備投資を実施しました。

主な投資をセグメント別に記載すると、引越事業では東京都八王子市に支社寮開設に伴う事業所用地等の購入に664百万円、神奈川県川崎市に宮前支社の新築工事に238百万円、東京都国立市に国立支社の新築工事に218百万円、リサイクル事業では和歌山県和歌山市にジェイランド店舗の新築工事に318百万円設備投資しました。また、この他、営業体制充実のための事業用車両等の購入に376百万円を投資しました。


2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社