「どん、どん、どん。どんき、どんきほーてー♪」の安売りの殿堂・ドンキホーテの財務諸表を見てみる [著者ID: 10]
ネットでこの50インチの4Kテレビが5万円台という話を見たとき、「これ、安っ!」って思いました。
思いますよねー?
もともとは、「比較的高い家電をドンキホーテで買うのはなあ」という消極的な考えでしたが、さすがに、これだけ安いと思わず飛びつきそうになりました。
そして、実際、たくさんの人が飛びついた模様。
そして、報道の通り、今は、残念、買えないのねー・・・。
これだけの安売りをしていて、きちんと営業利益を出すドンキホーテ。
ちょっとすごくない!?
売り場面積や商品アイテム数の割には、店員少ないのとかがポイントなのでしょうか?
どんぶり会計じゃないと、あまり、こういう比較をすることはないと思いますが、三越伊勢丹ホールディングスと比べてみましょう。
まず、売上高営業利益率。直近で比べると、三越伊勢丹の1.9%に対し、ドンキは5.7%。3倍です。
販管費は、ドンキホーテが約20%で、三越伊勢丹は26%くらいで、6ポイントの差があります。
ドンキは三越伊勢丹に比べて、総資産に占める棚卸資産の割合が高いですね。
大量仕入れをすることで、売上原価が下がるような買い付けの仕方をしているんでしょうか?
ドンキは、有形固定資産が増えてます。
店舗を積極的に増やしているのでしょうか?
などなど、想像を色々しながら、有価証券報告書を見ていくと、楽しいですね。
ちなみに、ドン・キホーテが掲げる中長期戦略はこちら。
『当社グループは、肥沃なナイトマーケットを背景にした時間消費型小売業「ドン・キホーテ」によるオンリーワン戦略の推進、ファミリー向けディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ」「New MEGAドン・キホーテ」による客層拡大の加速、プライベートブランド商品の強化、複合商業施設からの要請に応じて比較的低コストでテナント出店を行う「ソリューション出店」の推進及び新業態の開発などにより、持続可能な成長を実現して企業価値を創造・拡大するとともに、ユニークなディスカウントストア業態として、小売業最強のビジネスモデルを確立していく所存であります。』
「肥沃なナイトマーケット」って、何だかそそられますね笑。
【参考リンク】
ドンキの「ジェネリックREGZA」4K 安くて売れすぎ、予約生産販売を中止 (JCASTニュース)
50インチのテレビのスペック (ドンキホーテのホームページ)