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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AHM7

有価証券報告書抜粋 アキレス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


(1) 経営成績

① 当連結会計年度の業績
当連結会計年度は、売上高86,937百万円となり前連結会計年度比1.6%の減となりました。当連結会計年度における経済情勢は、国内では雇用と所得環境の改善は続きましたが、将来の不透明感により個人消費支出の回復が進まないことから消費者物価は横ばいで推移し、また企業の設備投資も低調となりました。海外では米国経済が好調を維持し、中国をはじめとするアジア新興国や資源国の景気に持ち直しの動きも見られましたが、英国の欧州連合からの離脱決定や米国大統領選挙の結果などによる先行き不透明感の高まりは、世界中の経済に大きなインパクトを与えることとなりました。これらの影響もあり為替相場は不安定な状況が続き、原油をはじめとする原材料価格も上昇へ転じるなど不確実な事業環境が継続しました。
このような事業環境のもと、当社グループは企業価値の増大を目指して、お客様が求める商品・ブランド力のある商品創りに注力してまいりました。具体的には省エネルギー関連製品、環境対応製品、生活関連製品など成長分野とインフラ整備関連分野、およびグローバル化へと積極的な事業展開を推進するとともに徹底したコストダウンに取り組んだ結果、売上総利益率は前連結会計年度比1.2%好転し、売上総利益も前連結会計年度から793百万円増加して18,193百万円(前連結会計年度比4.6%増)となりました。
販売費及び一般管理費については、前連結会計年度から123百万円増加し(前連結会計年度比0.8%増)、これにより営業利益は前連結会計年度から669百万円増加の2,535百万円(前連結会計年度比35.9%増)となりました。
営業外損益については、前連結会計年度比59百万円減の469百万円の収益となり、経常利益は前連結会計年度から609百万円増加し3,004百万円(前連結会計年度比25.5%増)となりました。
特別損益については、特別利益として固定資産売却益513百万円の計上と、特別損失として固定資産除却損314百万円、減損損失182百万円、特別退職金178百万円の計上等により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度から1,133百万円減少し2,920百万円(前連結会計年度比28.0%減)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度から569百万円減少し1,974百万円(前連結会計年度比22.4%減)となりました。

② セグメントの概況
(イ) シューズ事業
ジュニアスポーツシューズブランド「瞬足」は、「SYUNSOKU V8」を新たに投入し拡販に注力しましたが、海外ブランドの台頭などにより前年売上を下回りました。一方、「ソルボセイン」搭載のコンフォートシューズ「アキレス・ソルボ」は、主軸の婦人向け製品を全国の有名百貨店へ拡販し、前年売上を上回りましたが、シューズ事業全体では前年売上を下回りました。
当事業の連結業績は売上高17,740百万円(前連結会計年度比8.7%減)、セグメント利益(営業利益)は△1,277百万円(前連結会計年度は△730百万円)となりました。

(ロ) プラスチック事業
車輌内装用資材は、中国マーケットは伸び悩みましたが、国内・北米向けは採用車種の増産により伸長し、全体では前年並みの売上となりました。
フイルムの国内事業は、内需関連が電材用で好調に推移し、前年売上を上回りました。輸出は、産業用および欧州向け窓用が好調に推移し、前年売上を上回りました。北米事業は、医療用は好調でしたが、文具用・産業用・グラフィック用が低迷し、前年売上を下回りました。農業分野は、生分解用が好調に推移し、前年売上を上回りました。
建装資材の床材・壁材は、大型物件での受注獲得や、新柄投入拡大の成果により、前年売上を上回りました。
引布商品は、内需向けのエアーテントおよび引布原反が好調に推移し、前年売上を上回りました。
当事業の連結業績は売上高39,631百万円(前連結会計年度比1.5%増)、セグメント利益(営業利益)は3,532百万円(前連結会計年度比38.3%増)となりました。


(ハ) 産業資材事業
ウレタンは、寝具・雑貨・車輌用など主力商品が好調に推移し、前年売上を上回りました。
断熱資材は、住宅市場の回復、畜産市場の好調を受けボード製品、パネル製品は前年売上を上回りましたが、システム製品、スチレン製品は市場の低迷により苦戦し、全体では前年売上を下回りました。
工業資材は、国内では製造業の国内回帰を受けて、静電気対策品の回復と新規分野の開拓が進みましたが、海外は中国・東南アジア市場で減少し、前年売上を下回りました。
当事業の連結業績は売上高29,565百万円(前連結会計年度比1.1%減)、セグメント利益(営業利益)は2,527百万円(前連結会計年度比18.7%増)となりました。

(2) 財政状態

① 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は79,720百万円となり、前連結会計年度末比1,712百万円の増加となりました。
流動資産については、主要項目である売上債権、たな卸資産の当連結会計年度末の金額はそれぞれ27,762百万円、11,928百万円となりました。売上債権は前連結会計年度末より191百万円減少し、たな卸資産は前連結会計年度末より763百万円減少しました。また、現金及び預金については、前連結会計年度末比1,993百万円増加の9,951百万円となりました。
固定資産については、有形固定資産は当連結会計年度末18,415百万円で、前連結会計年度末比22百万円増加となりました。無形固定資産は前連結会計年度末比104百万円減少の434百万円となりました。投資その他の資産は前連結会計年度末比907百万円増加の9,508百万円となりました。
負債については、当連結会計年度末の負債合計は34,883百万円となり、前連結会計年度末比416百万円増加となりました。支払手形及び買掛金については当連結会計年度末13,631百万円で前連結会計年度末比957百万円減少となりました。未払金は当連結会計年度末2,743百万円で前連結会計年度末比1,132百万円減少となりました。借入金は当連結会計年度末5,233百万円となり、前連結会計年度末比81百万円減少となりました。その他流動負債は当連結会計年度末4,734百万円で前連結会計年度末比304百万円増加となりました。退職給付に係る負債は当連結会計年度末4,830百万円で前連結会計年度末比243百万円減少しております。
純資産については、当連結会計年度末44,837百万円となり前連結会計年度末より1,296百万円増加となりました。これは主に利益剰余金が1,242百万円、退職給付に係る調整累計額が1,054百万円増加しましたが、自己株式の取得により1,072百万円減少したことによるものであります。

②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは6,296百万円(前連結会計年度比3,412百万円収入増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,920百万円、減価償却費2,605百万円、仕入債務の増加額1,239百万円等の増加要因と、法人税等の支払額567百万円等の減少要因によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは2,271百万円の支出(前連結会計年度比1,420百万円支出増)となりました。これは主に固定資産の取得による支出3,111百万円と、固定資産の売却による収入824百万円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,884百万円の支出(前連結会計年度比801百万円支出増)となりました。これは主に自己株式の取得による支出1,072百万円と、配当金の支払額732百万円によるものであります。
これらのキャッシュ・フローの状況により、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、9,949百万円(前連結会計年度末比1,993百万円増加)となりました。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01096] S100AHM7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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