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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051NF

有価証券報告書抜粋 アステリア株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における売上高は1,451,462千円(前年同期比2.4%減)営業利益は70,254千円(前年同期比66.0%減)、経常利益は35,218千円(前年同期比81.2%減)、当期純損失は75,872千円(前年同期は当期純利益70,087千円)となりました。

1.1 背景となる経済環境
当連結会計年度における国内経済は、昨今の円安により輸出型製造業を中心に業績が上向いていますが、2014年4月に実施された消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減からの持ち直しのテンポが遅く低迷が持続しています。そのような中、当社グループが属するIT(情報技術)産業においては、一部の産業において新規システム開発、保守・運用などに対するIT投資意欲改善の傾向がみられました。また、クラウド(※)や、スマートデバイス(※)といった新たな領域では投資を進める企業も引き続き増加しつつあります。

1.2 当社グループの取り組み
このような国内経済状況の中、当社グループは、国内のみならず国外市場での大きな成長を目指しています。日本国内においては、当連結会計年度を通じて主力製品「ASTERIA」において売上をさらに伸ばすことに尽力しつつ、当社グループが得意とするクラウド技術、スマートデバイス技術を製品化した「Handbook」において積極的な営業・マーケティング活動を進めました。国外においては、これまでに中国杭州市と中国香港特別行政区に研究開発子会社、中国上海市と米国カリフォルニア州に販売子会社及びシンガポールに販売・研究開発子会社を有しております。

その結果、当連結会計年度における、売上区分別の経営成績の分析は以下の通りです。
ライセンス売上高前年同期前年同期比
605,032千円690,755千円87.6%
定性的情報
ライセンス売上は、当社ソフトウェアの半永久的使用権の対価です。そのため、季節変動や、企業のIT投資の状況の影響を受け易く売上が安定しないという特徴があります。
当会計年度においては、Amazon Redshiftとの連携機能(専用アダプタ)や、サイボウズ株式会社様のWebデータベースサービス、kintoneと接続する高機能アダプタの発売を開始し、また2015年3月にはクラウドサービスへの対応強化、既存機能の使い勝手を向上させた、最新パージョン4.9を販売いたしました。ユーザのニーズに応え様々なシーンで「ASTERIA」を活用いただける機会を広げ、累計導入数は4,926社に達しました。
株式会社テクノ・システム・リサーチ様の調査の結果、国内EAI/ESB(※)製品のマーケットシェアで「ASTERIA」が市場シェア47.0%を達成し、8年連続第1位を獲得しました。
このような活動にもかかわらず、ライセンス売上高は、前年同期比で87.6%と前年を下回り、昨年同期の好調と対照的な結果となりました。その主な要因は、「ASTERIA MDMOne」の売上減少であり、「ASTERIA WARP」の営業活動に注力した影響です。
サポート売上高前年同期前年同期比
653,738千円617,213千円105.9%
定性的情報
サポート売上は、既存のお客様から製品のサポート(技術支援、製品の更新など)を行う対価をいただく売上です。そのため、季節変動を受けにくいという特徴があります。当社では、売上の着実な伸張のために、「保守割」サービスを引き続き提供するなど、サポート契約をいただいているお客様の顧客満足度向上を図っています。
このような活動の結果、サポート売上高は前年同期比で105.9%と着実に成長し、過去最高の売上高となりました。


サービス売上高前年同期前年同期比
192,691千円179,890千円107.1%
定性的情報
サービス売上は、「ネットサービス」、「役務サービス」、「サブスクリプションサービス」の3つのサービスで構成されています。
「ネットサービス」は、スマートデバイス向け情報配信・共有サービス「Handbook」を中心とするインターネットを介してソフトウェアを提供するサービスです。
「Handbook」は、スマートデバイス向けの情報配信・共有サービスで、主に企業や教育機関で活用されています。
当連結会計年度においては、製品の継続的な機能・性能の向上だけでなく、販売促進面でも、パートナー制度をリニューアルし、新たに3つの流通・販売モデルに体系化することで、幅広いお客様に「Handbook」をお届けするチャネルを拡充いたしました。
全国的に「Handbook」の販売チャネル強化を行うためパートナー制度枠の拡大、及び「Handbook」の利用環境の促進を目的として新たにX社の参加を得て、タブレット導入から活用までを支援していく体制をスタートしています。
また、「Handbook」のお客様活用事例としては、東京工業大学でアクティブラーニングへの活用事例を公開いたしました。
このような活動の結果、「Handbook」の累計契約件数は816件となりました。
「Handbook」のSaaS(※)サービス売上高は前年同期比118.9%となり、ネットサービス全体の売上高も前年同期比で118.3%と伸張しました。
「役務サービス」は、当社がコンサルティング役務を提供するもので、そのほとんどが当社製品の導入コンサルティングです。このようなサービスのニーズは可能な限りパートナーに移譲する方針ではありますが、高度な技術が求められる場合などに限って実施しているもので、前年同期比では35.4%と減少しました。
「サブスクリプションサービス」は「ASTERIA WARP」をクラウド使用に対応させた月額使用料型で提供する2014年度12月に開始したサービスです。月額売上単価は240千円とまだ売上は僅少ですが、中期的に売上の安定化を図る大きな柱に成長させるよう努力しております。
これらの活動の結果、サービス売上高は前年同期比107.1%と伸張しました。
合 計売上高前年同期前年同期比
1,451,462千円1,487,859千円97.6%

(2)財政状態に関する分析
①資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の資産合計につきましては、3,464,300千円(前連結会計年度末は2,514,693千円)となりまし
た。主な資産の増減は、ソフトウェア37,204千円及びのれん50,280千円の減少に対し、現金及び預金952,234千円の増加であります。
負債につきましては、774,626千円(前連結会計年度末は557,874千円)となりました。主な負債の増減は、未払
法人税等32,336千円及び未払金19,535千円の減少に対し、短期借入金100,000千円及び長期借入金133,336千円の
増加になります。
純資産につきましては、2,689,673千円(前連結会計年度末は1,956,818千円)となりました。主な純資産の増減
は、資本金402,616千円及び資本剰余金402,616千円の増加であります。

②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より452,234千円
増加し、2,025,351千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は13,140千円となりました。主に法人税等の支払額151,158千円の減少要因に対し
税金等調整前当期純利益54,132千円及び減価償却費113,077千円の増加要因によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は587,941千円となりました。これは主に定期預金の預け入れ500,000千円の支出
によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は981,540千円となりました。これは主に株式の発行による収入789,141千円及び
短期借入金100,000千円並びに長期借入金200,000千円の借入れによる収入によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05699] S10051NF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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