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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029FN

有価証券報告書抜粋 アズワン株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(当社グループの報告セグメントは一つのため、セグメント別の記載をしておりません)

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、円安の進行による企業収益の改善期待や株高による資産効果等から個人消費が持ち直し、夏場以降、景気回復への期待が一段と高まりました。一方で、電気料金や原材料価格の上昇、不透明な海外情勢、消費税増税後の消費マインド減退への懸念などから先行き楽観できない状況が続きました。

このような環境のもと、当社グループとしましては、各種カタログの発刊によるマーケットの拡大、各種サービスの拡充等積極的な営業活動に注力いたしました。
営業面では、専門カタログとして、2013年4月に老人保健施設や特別養護老人ホームなどの開設や改築をされる事業者様向けに「ナビス介護施設カタログ」(以下、「介護施設カタログ」という)を新規発刊いたしました。また、同年6月に2年ぶりに食品検査・衛生管理向けカタログ(以下、「サニーフーズ」という)、同年11月に3年ぶりにライフサイエンス研究向けカタログ(以下、「バイオラボ」という)を、品揃え新たに発刊いたしました。
総合カタログとしては、病院・介護部門の主力カタログである「ナビス看護・医療用品総合カタログ」(以下、「ナビス総合カタログ」という)を2013年11月に更新いたしました。
更に、100%子会社として亜速旺(上海)商貿有限公司を設立している中国では、2013年5月に中文総合カタログ第4号となる「亜速旺実験用機器・耗材目録6000号」を発刊いたしました。
「介護施設カタログ」につきましては、社会的に介護施設の増設が急務とされているなか、大幅に開設案件への関与を増加させることができました。
「サニーフーズ」につきましては、食品の偽装表示の問題が社会問題化するなど、食に対する安心安全の声が高まるなか、食品検査に関するトータルコーディネート力を認めていただき、食品検査室を一括してプランニングさせていただく事例が増えました。
「バイオラボ」につきましては、国の第4期科学技術基本計画において「ライフイノベーションの推進」が優先課題に挙げられているなか、ライフサイエンス研究向けカタログとして、試薬等取扱いメーカーの幅を広げ、必要なものを一つのカタログでワンストップで揃えられる体制を強化しました。その結果、関連する分析機器やオリジナル消耗品の取扱いは前期比30%以上の伸びを示しました。
「ナビス総合カタログ」につきましては、中央材料室・手術室向け等の品揃えを強化した結果、滅菌管理用の衛生材料等が貢献し、新たな市場を切り拓くことができました。
中国事業につきましては、中国における営業品目を拡大させ、カタログの発刊に合わせ、中国地場ディーラー約550社と提携し、新たにディーラー販売方式を一部採用しました。ディーラー販売は育成中の段階ですが、中国における売上高は、まだ小規模ながら50%弱の伸びを示すことができました。

サービス面では、修理サービスの納期短縮や商品情報の充実、試薬等を保管するための冷凍冷蔵設備の拡充、WEBやEDI等を利用した自動受注比率の向上を図るなど、お客様の利便性の向上、業務の効率化を推進しました。

販売費及び一般管理費につきましては、前期比62百万円増の93億82百万円となりました。これは、人件費が2億40百万円増加した一方、カタログ費用を中心とした広告宣伝費が1億25百万円減少したこと等によるものです。

この結果、当連結会計年度の連結売上高は511億92百万円(前期比6.4%増)、営業利益は59億19百万円(同11.7%増)、経常利益は59億28百万円(同12.7%増)、当期純利益は35億87百万円(同11.7%増)となりました。


(部門別の状況)
①研究・産業機器部門
研究・産業機器部門のうち、研究向けである科学機器分野は、ライフサイエンス関連の分析機器や中国子会社である亜速旺(上海)商貿有限公司の売上伸張、景気回復に伴うものと思われる民間需要の拡大が牽引し、売上高は297億55百万円(前期比7.7%増)となりました。
一方、製造現場を対象とする産業機器分野は、年初はスマートフォン、タブレット関連等の一部を除き国内製造業の景況感に力強さは見られませんでしたが、年後半は自動車電装部品や家電業界まで景況感が好転してくるにつれて需要が増え、売上高は98億49百万円(同4.3%増)となりました。この結果、同部門の売上高は396億4百万円(同6.8%増)となりました。

②病院・介護部門
病院・介護部門につきましては、介護施設カタログ及びナビス総合カタログを発刊し、品揃えの強化を図るとともに、新商品の販促活動を展開しました。2013年11月のナビス総合カタログ発刊後は介護施設や診療所の開設等の本格化が寄与し、特に第4四半期単独の売上高は前年同期比16.3%増加しました。ナビス総合カタログについては、従来の2年ごとの発刊のペースであれば2014年3月発刊のところを、11月に前倒し発刊したことで年度末需要に新商品で対応することができました。この結果、同部門の売上高は115億87百万円(前期比4.8%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ27億81百万円増加し、97億46百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、52億68百万円の資金収入で前連結会計年度に比べ収入が20億24百万円増加いたしました。これは、主として前連結会計年度に比べ法人税等の支払額が7億58百万円減少したこと、税金等調整前当期純利益が6億50百万円増加したこと及び未払消費税等の増減額が4億17百万円増加したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、11億41百万円の資金収入で前連結会計年度に比べ収入が5億61百万円減少いたしました。これは、主として投資有価証券の償還による収入が15億円あった一方、投資有価証券の取得による支出が19億64百万円増加したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、37億28百万円の資金支出で、前連結会計年度に比べ支出が20億32百万円増加いたしました。これは、主として長期借入金の返済による支出が20億円増加したこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02835] S10029FN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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