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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APZ2

有価証券報告書抜粋 アニコム ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実性の高まりがあるなか、日銀による金融緩和政策の継続や政府の景気対策等の効果もあって、個人消費の回復には力強さが欠けるものの、雇用・所得環境の改善や輸出、生産の持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな景気回復基調で推移しました。
このようななか、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下、「アニコム損保」)では、重点施策と位置付けている「ペット保険の健全な成長」に向け精力的な営業活動に注力しており、保有契約数は635,670件(前連結会計年度末から49,708件の増加・同8.5%増)と、順調に増加しております。2016年11月には保険の引受動物を8種類追加(合計13動物種)し、これらの契約件数も順調に伸ばしております。また、E/I損害率 注1)は58.9%となり、引き続き改善が進みました(前年同期比で1.2pt改善)。一方、既経過保険料ベース事業費率 注2)は、規模の経済効果に加え経費管理の徹底、システムを中心とした業務改善等を行っているものの、本社移転及び予防に向けた投資等により32.1%と前年同期比で1.0pt上昇いたしました。この結果、両者を合算したコンバインド・レシオ(既経過保険料ベース)は前年同期比で0.2pt改善し91.0%となり、成長に向けた投資継続フェーズにおいても、利益構造の改善が進みました。
もうひとつの重点施策である「予防による新たな価値提供」に関しては、「どうぶつと飼い主の健康寿命延伸」を目指し、これまで当社グループに蓄積された保険金請求データやカルテデータ等を科学的・疫学的に分析することで、どうぶつの疾病に関する予後改善、再発防止、未然防止に役立つ施策を展開すべく、グループ全体で多角的な研究と新規事業開発を積極的に行ってきました。あわせて、設備投資の強化と専門的な人材を幅広く獲得することで、体制整備が着実に進みました。
以上の結果、当社グループにおける連結成績は次のとおりとなりました。
保険引受収益28,068百万円(前連結会計年度比10.6%増)、資産運用収益504百万円(同26.8%減)などを合計した経常収益は28,978百万円(同9.3%増)となりました。一方、保険引受費用18,967百万円(同9.0%増)、営業費及び一般管理費7,273百万円(同8.6%増)などを合計した経常費用は26,606百万円(同9.1%増)となりました。その結果、経常利益は2,372百万円(同11.4%増)となりました。また、「どうぶつと飼い主の健康寿命延伸」に向けたイベントとして取り組んでおりましたアニコパーク西新宿が終了したことを含め、減損損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,558百万円(同11.4%増)となりました。

注1)E/I損害率:発生ベースでの損害率。
(正味支払保険金+支払備金増減額+損害調査費)÷既経過保険料 にて算出。
注2)既経過保険料ベース事業費率:発生ベースの保険料(既経過保険料)に対する発生ベースの事業費率
損保事業費÷既経過保険料にて算出

各セグメントの業績は下記のとおりであります。

損害保険事業
アニコム損害保険株式会社では、2016年度の重点施策として、損害率のコントロール強化を図る一方、新規契約獲得力の強化を推進いたしました。この結果、ペットショップ代理店チャネルを中心に、保有契約件数の増加により正味収入保険料が増加し、経常収益は28,587百万円(前連結会計年度比9.6%増)となりました。その一方で保険引受費用についても増加したことから、経常費用は25,738百万円(同9.4%増)となり、経常利益は2,848百万円(同11.5%増)となりました。

保険事業以外の事業
① 動物病院支援事業
動物病院向けカルテ管理システムの開発・販売・保守を手掛けるアニコム パフェ株式会社においては、従来のカルテ管理システム(商品名:アニコムレセプター)の後継・最新版として開発・販売を続けているクラウド型カルテ管理システム(商品名:アニレセF)を展開しております。その結果、当事業の経常収益は171百万円(前連結会計年度比15.1%増)となりました。




② 保険代理店事業
アニコム フロンティア株式会社において、保険代理店として、企業が保有する物件(工場・ビル・支店・営業所等)の契約獲得や動物病院・ペットショップの経営者への営業活動に注力しており、当事業の経常収益は14百万円(前連結会計年度比3.3%減)となりました。

③ 小動物先進医療臨床・研究事業
アニコム先進医療研究所株式会社において、主に犬猫の臨床事業および研究事業を行っており、当事業の経常収益は124百万円(前連結会計年度比30.9%減)となりました。

④ コーポレート・ベンチャー・キャピタル事業
アニコム キャピタル株式会社において、アニコムグループにシナジーのある企業および研究を中心にコーポレート・ベンチャー・キャピタル事業を行っておりますが、投資先の上場等により資金回収を行う事業モデルであることから、当事業による経常収益は計上されておりません。

⑤ その他事業
アニコム パフェ株式会社において、ペット関連の専門学校に対するオリジナル講座の提供や、ペットを失った悲しみ(ペットロス)を支えるWEBサイト「アニコム メモリアル」の運営等に取組むほか、ペットショップでペットを迎えた飼育者からの、ペットの健康に関する電話相談を24時間365日サポートする「anicom24」のサービス等、新規事業分野の拡充による新たな収益源確保を図ってまいりました。その結果、当事業の経常収益は80百万円(前連結会計年度比7.8%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より7,385百万円増加し、13,492百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、保有契約の順調な増加や利益構造の改善が進んだ結果、税金等調整前当期純利益を2,169百万円計上したほか、責任準備金が923百万円増加したこと等により、前連結会計年度に比べ1,271百万円増加し、3,231百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,233百万円の収入となりました。主に有価証券をはじめとしたアニコム損保の資産運用投資および回収によるものであり、前連結会計年度は2,489百万円の収入でした。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当等により79百万円の支出となり、前連結会計年度に比べると169百万円の減少となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24073] S100APZ2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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