シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100COFI

有価証券報告書抜粋 アライドテレシスホールディングス株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済は、米国の政策動向や北朝鮮問題等の地政学的リスクへの懸念による先行き不透明感が高まる中、欧米及び日本、中国で総じて緩やかな回復基調が続きました。さらに、米ドル/円の為替相場は、年間を通して概ね安定的に推移しました。
このような経済状況の下、当社グループは、産学連携や企業間連携による新製品・新技術の開発の強化やサー
ビスビジネスの拡充を図り、エンドユーザーへのダイレクトタッチによるソリューション営業や販売パートナー
の新規開拓を通して業績回復に取り組んでまいりました。具体的には、戦略的製品として、産学連携による自律
型無線LAN ソリューション「AWC (Autonomous Wave Control)」や、スイッチ製品のフラグシップブランド
SwitchBladeの最新機種「SwitchBlade x908 GEN2」等のリリースを行いました。一方で、ネットワーク管理機能
「AMF(Allied Telesis Management Framework)」の年間ライセンス販売を推進したほか、AMF・AWC管理機能の
クラウドサービスを開始し、IT運用支援サービス「Net.Monitor」と組み合わせたITシステムの安定運用支援サー
ビスを開始する等、ストック型ビジネスに取り組みました。
このような中、OpenFlow対応スイッチ製品が米国や日本における最先端の研究機関から高い評価を受け、さらに、SDNソリューション「SES (Secure Enterprise SDN)」は、スペインのITカンファレンスで最優秀賞を受賞することができました。また、統合監視ソリューション「Envigilant」がドイツのMECコングレスで最優秀賞を受賞したほか、産業用スイッチがイギリスのIT情報誌でハードウェア部門の最優秀製品賞を受賞する等、改めて技術力の
高さをアピールすることができました。
当連結会計年度の業績は、前連結会計年度に好調となった米国での売上が減少したものの、日本で売上が増加し、加えて、アジアやヨーロッパでの販売が回復した結果、売上高は292億6百万円(前連結会計年度比0.3%減)とほぼ横ばいとなりました。
利益面では、xシリーズ・スイッチ製品群や高付加価値サービス等の高収益製品の販売が好調となったこと等に
より、売上総利益率が上昇しました。さらに、人件費や地代家賃・賃借料等の削減効果から、営業利益は11億40百
万円(前連結会計年度比99.1%増)と大幅に増加しました。また、当連結会計期間は前連結会計期間に対し為替
変動の影響が小さく、為替差損は1億14百万円(前連結会計年度は7億92百万円の為替差損)に収まったこと
等から、経常利益は8億48百万円(前連結会計年度は4億30百万円の損失)と改善しました。加えて、特別利益
として、受取保険金3億74百万円等の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は、11億31百万円(前連結
会計年度比916.4%増)となり、大幅な増益となりました。

当連結会計年度における当社グループの所在地別セグメント売上高の概要は以下のとおりです。
■日本
日本では、営業体制の強化によりダイレクトタッチによるソリューション営業を推し進めるほか、販売パート
ナーの新規開拓を強化してまいりました。顧客市場別では、3大ターゲット市場である医療、文教、公共市場で
売上が伸長し、特に医療機関向けの受注が増加しました。一方、製品別では、主力製品であるxシリーズ・スイ
ッチ製品群や産業用スイッチの販売が好調となったほか、ネットワーク構築や保守等のサービス売上が伸長しま
した。この結果、日本での売上高は157億93百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。
■米州
米州では、米国で中央・地方政府や軍関連施設等の公共機関の売上が好調となりました。製品別では、特にxシ
リーズ・スイッチ製品群やネットワークインターフェースカード及びSFPモジュールの出荷が増加しました。一方
で、前連結会計年度に好調であったパートナー企業向けの大型出荷が完了したこと、さらには、景気低迷が続く中
南米における投資需要の低下から売上が減少しました。この結果、米州全体での売上高は、63億92百万円(前連
結会計年度比8.8%減)となりました。
■EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)
EMEAでは、ロシアを始めとした東ヨーロッパや前連結会計年度に好調であったフランスでの売上が大きく減少
しましたが、営業強化策等の実施により、イギリスやドイツで販売が持ち直しました。この結果、EMEA全体での
売上高は、44億36百万円(前連結会計年度比3.7%増)となりました。

■アジア・オセアニア
アジア・オセアニアでは、インフラ投資需要が高いインドで鉄道や大学のネットワーク化案件等、公共市場で
好調に推移し、加えて、タイでは高速道路や鉄道等の公共交通機関向けに売上が増加しました。この結果、アジ
ア・オセアニア全体での売上高は25億83百万円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ5億7百万円増加となる46億71百
万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、以下のとお
りであります。

当連結会計年度の営業活動による収入は16億46百万円となり、前連結会計年度に比べ12億39百万円の収入増
加となりました。これは主に、仕入債務が13億84百万円減少した一方で、売上債権の減少が14億90百万円、税
金等調整前当期純利益が10億77百万円拡大したことによるものです。

当連結会計年度の投資活動による支出は3億41百万円となり、前連結会計年度に比べ1億44百万円の支出増
加となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入が1億76百万円減少したことによるものです。

当連結会計年度の財務活動による支出は6億33百万円となり、前連結会計年度に比べ5億18百万円の支出増
加となりました。これは主に、長期借入による収入が3億70百万円増加、長期借入金の返済による支出が3億
31百万円減少した一方で、短期借入金の純増額が12億25百万円減少したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01867] S100COFI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。