アルメタックス株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)

(1) 業績

当期のわが国経済は、デフレ脱却を目指す政府日銀による経済金融政策の実施、それに伴う円安効果による輸出産業を中心とした需要回復に対応するための設備投資の増加、並びに消費税の引上げを控えた耐久消費財を中心とした駆込み需要等により、景気は回復基調で推移いたしました。
また、国内住宅建材市場も景気の回復並びに住宅取得に対する支援策の実施等を受け、新設住宅の需要増等により着工戸数が増加したことに伴い前期に比べ好調に推移いたしました。
そのような状況のなか、当社では2013年4月に導入した防火用大型試験炉を用いた試験研究を行い、下半期には個別防火戸認定試験に合格した防火用サッシを中心とした新製品の上梓を積極的に行いました。
住宅建材市場の活況並びに新製品の市場投入効果もあり、当社の経営成績は、主力製品である新設戸建住宅用建材及びリフォーム用住宅建材の受注は計画を上回る状況で推移いたしました。
その結果、売上高については、114億5千5百万円(前年同期比12.1%増)となりました。
利益面につきましても、営業利益で5億7千7百万円(前年同期比14.5%増)、経常利益で6億2千2百万円(前年同期比15.3%増)、当期純利益は3億7千7百万円(前年同期比24.5%増)となり、前期に比べ増収増益となりました。
次期におきましては、消費税の駆込み需要の反動が一部懸念されますが、新製品の開発を積極的に行うこと等により事業のさらなる強化を図るとともに、引続き購入資材の見直しや管理部門を含めた総コストの削減を進めてまいります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「現金」という)は、15億3千3百万円となり、前期に比し1億2千3百万円の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、主に税引前当期純利益が1億3千4百万円増加したこと、売上債権の増加額の減少により回収が3億5千8百万円増加したことにより、4億5千3百万円増加いたしました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、主に有形固定資産の取得による支出が1億9千1百万円増加したこと、投資有価証券の売却による収入が6千4百万円増加したことにより、1億2千万円減少いたしました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、主に自己株式の取得による支出が1億8千8百万円減少したことにより、1億8千4百万円増加いたしました。