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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077LE

有価証券報告書抜粋 アース製薬株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

〈当連結会計年度の業績全般の概況〉

当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益が改善傾向にあり、個人消費も総じてみれば底堅く推移するなど緩やかな回復基調が続きましたが、中国をはじめとするアジア地域の景気下振れリスクや中東の地政学リスクなどを背景に、先行きには不透明感が残る状況でありました。
このような経済状況のなか、当社グループは「ベストクオリティで世界と共生」の基本理念のもと、「お客様目線」に立ち“お客様の満足感・信頼感を高める”経営を行い、成長力と収益力を高めるため、お客様のニーズに沿った製品・サービスの開発・提供、園芸用品の展開強化、海外販売の拡充に向けた体制の整備、コスト低減活動について重点的に取り組みました。さらには、白元アース㈱の早期黒字化に向けた課題の解決に取り組みました。
当連結会計年度における売上高は、主力の殺虫剤が不振でしたが、白元アース㈱の売上が年間を通じて計上されたこと(前連結会計年度は9月から12月までの4ヵ月分を計上)もあり、1,597億39百万円(前期比9.5%増)となりました。一方、利益については、売上構成比の変化や廃棄関連費用などの増加により粗利率が低下したことに加え、販売促進費を中心に販管費が増加したことも影響し、営業利益40億16百万円(前期比17.1%減)、経常利益42億60百万円(前期比29.2%減)、当期純利益11億65百万円(前期比31.7%減)となりました。

(参考) 白元アース㈱の当事業年度(1月~12月)の業績(単位:百万円)
売上高営業利益経常利益当期純利益
14,430△1,043△1,044△980


セグメントの業績の概要は次のとおりであります。

[家庭用品事業]

家庭用品事業におきましては、新製品の発売や製品のリニューアルを行うとともに、主力の殺虫剤においては早期展開を実施しました。また、各カテゴリーの市場の活性化を図るため、販売促進費や広告宣伝費を積極的に投入しました。
これらの取り組みに加え、白元アース㈱の売上が年間を通じて計上されたこと(前連結会計年度は9月から12月までの4ヵ月分を計上)で、当連結会計年度における当事業の売上高は1,450億10百万円(前期比8.9%増)となりました。
一方で、売上構成比の変化や廃棄関連費用などの増加により粗利率が低下したことや、マーケティング費用の増加などが影響し、セグメント利益(営業利益)は21億73百万円(前期比43.4%減)となりました。

(家庭用品事業の業績)(単位:百万円)
前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率
殺虫剤部門53,17452,673△500△0.9%
日用品部門72,22484,01011,78516.3%
口腔衛生用品33,69035,6962,0056.0%
入浴剤19,36721,3752,00710.4%
その他日用品19,16626,9387,77140.5%
ペット用品・その他部門7,7268,3266007.8%
売 上 高 合 計133,125145,01011,8848.9%
セグメント利益(営業利益)3,8412,173△1,667△43.4%

(注)売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれており、金額は前連結会計年度では6,245百万円、当連結会計年度では6,082百万円です。

部門別の主な売上高の状況は次のとおりであります。

殺虫剤部門

殺虫剤部門においては、当社を含む大手4社が販売した吊り下げ虫よけの商品パッケージに関する措置命令の影響で、同カテゴリーの市場が縮小しました。また、消化の最盛期である夏場の天候不順や、前期8月に国内で感染が確認されたデング熱に対する特需の反動が影響し、市場は前期を大きく下回りました。当社も若干の影響を受けましたが、当社の市場シェア(自社推計)は56.9%(前期比2.9ポイント増)と拡大しました。
このような市場の状況もあり、液体蚊とり『アースノーマット』や吊り下げ虫よけ『バポナ虫よけネットW』の売上が前期を下回ったことが影響し、ゴキブリ用殺虫剤、不快害虫用殺虫剤、園芸用品は売上を伸ばしたものの、当部門の売上高は526億73百万円(前期比0.9%減)となりました。

日用品部門
口腔衛生用品分野においては、洗口液『モンダミン』が大容量タイプを中心に売上を伸ばしたことに加え、新製品『モンダミン プレミアムケア』の寄与により堅調に推移しました。また、知覚過敏予防ハミガキ『シュミテクト』が大幅な売上増となったことで、売上高は356億96百万円(前期比6.0%増)となりました。
入浴剤分野においては、『きき湯』が前期を下回りましたが、『バスロマン』が売上を伸ばし、秋に発売した発泡入浴剤の新製品『温泡』の売上が上乗せされました。また、『HERSバスラボ』など白元アース㈱の製品が年間を通じて計上されたことで、売上高は213億75百万円(前期比10.4%増)となりました。
その他日用品分野においては、衣類用防虫剤『ミセスロイド』やマスク『快適ガードプロ』など白元アース㈱製品の売上が年間を通じて計上されたことで、売上高は269億38百万円(前期比40.5%増)となりました。
以上の結果、当部門の売上高は840億10百万円(前期比16.3%増)となりました。

ペット用品・その他部門
ペット用品分野においては、ペット用殺虫剤が前期を下回ったものの、ペット用シャンプー及びペット用アクセサリー用品が好調であり、前期とほぼ同等の売上高となりました。また、その他分野の売上高が前期を上回ったことにより、当部門の売上高は83億26百万円(前期比7.8%増)となりました。

[総合環境衛生事業]

総合環境衛生事業におきましては、主要な顧客層である食品関連工場、医薬品・化粧品関連工場、包材関連工場が、原料やエネルギーコスト高、工場の統廃合などを背景にコスト削減への動きを強くする一方で、昨今の食品の異物混入事件や事故の発生により「安全・安心」に対する意識はさらに高まり、当事業が提供する高品質の衛生管理サービスへのニーズが高まる状況でありました。
このような状況のなか、引き続き技術開発力の強化を図り、差別化された品質保証サービスの開発に努めるとともに、お客様のニーズに速やかに対応できる社内体制やネットワークシステムの構築、人材の育成などに努め、契約の維持・拡大を図りました。
以上の結果、当連結会計年度における当事業の売上高は209億14百万円(前期比9.3%増)、セグメント利益(営業利益)は15億47百万円(前期比1.2%増)となりました。

(総合環境衛生事業の業績)(単位:百万円)
前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率
売 上 高19,12920,9141,7849.3%
セグメント利益(営業利益)1,5291,547171.2%

(注)売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれており、金額は前連結会計年度では150百万円、当連結会計年度では101百万円です。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて
10億34百万円減少し、113億91百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は37億91百万円(前期は63億80百万円の増加)となりました。この主な内容は、税金等調整前当期純利益43億6百万円(前期は55億67百万円)、減価償却費19億99百万円(前期は14億88百万円)、たな卸資産の増加11億16百万円(前期は26億27百万円の増加)、法人税等の支払額21億54百万円(前期は34億1百万円)であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は59億69百万円(前期は104億22百万円の減少)となりました。この主な内容は、有形固定資産の取得による支出50億66百万円(前期は25億89百万円)、関係会社株式の取得による支出9億22百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は11億80百万円(前期は34億89百万円の増加)となりました。この主な内容は、短期借入金の増加額19億2百万円(前期は9億10百万円)、長期借入金による増加18億84百万円(前期は49億78百万円)、配当金の支払額22億21百万円(前期は21億20百万円)であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01015] S10077LE)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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