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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100571W

有価証券報告書抜粋 イワブチ株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、日本銀行の大規模金融緩和により円安・株高が進み、企業収益や雇用情勢改善などデフレ脱却に向けて緩やかな回復基調で推移しました。一方海外では、米国に続いて欧州経済にも回復の兆しが見られるものの、中国をはじめとする新興国の経済成長鈍化や政情不安など先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループの大口需要家であります電力会社では、原子力発電停止に伴う代替発電燃料費の増加による電気料金の値上げ、設備投資抑制、競争入札制度拡大など厳しい状況となりました。
また、情報通信・電話関連において、NTTではスマートフォンやタブレット端末の普及により光ケーブル敷設工事は、減少傾向にあります。
このような状況のなか、当社グループの生産部門では、国内において工程集約によるコスト削減を推進し、また中国の海陽イワブチにおいても、設備効率化等を図り価格競争力のある製品の生産に取り組みました。
一方、営業部門では、NTT・電力会社向け新製品の市場投入をはじめ電気通信事業者による光伝送路工事、コンクリート柱の建替関連製品、街路灯・防犯灯LED化関連製品の拡販など積極的な営業を展開しました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は10,155百万円と前連結会計年度に比べ554百万円、5.2%の減収となりました。また、経常利益は1,139百万円と前連結会計年度に比べ143百万円、11.2%の減益となり、当期純利益は752百万円と前連結会計年度に比べ63百万円、9.2%の増益となりました。

需要分野別の業績
セグメントに代わる需要分野別の業績は、次のとおりであります。
① 交通信号・標識・学校体育施設関連
学校体育施設関連は、全国的に堅調に推移しました。しかしながら、交通信号・標識関連は、警察庁による補正予算が執行されず、低調に推移しました。その結果、売上高は1,370百万円と前連結会計年度に比べ218百万円、13.8%の減収となりました。

② ブロードバンド・防災無線関連
防災無線関連は、全国的に物件が立ち上がり好調に推移しました。しかしながら、ブロードバンド関連は、関東および東海エリアにおいて大型物件工事などがあったものの、全国的には小規模な補改修工事が中心となり、低調に推移しました。その結果、売上高は1,095百万円と前連結会計年度に比べ74百万円、6.4%の減収となりました。

③ 情報通信・電話関連
情報通信関連は、設備投資抑制の影響により移動体アンテナ設置工事が低調に推移しました。また、電気通信事業者による光伝送路工事も補改修工事が中心となり低調に推移しました。電話関連は、NTTの関東・北海道エリアを中心とする老朽化したコンクリート柱の建替工事が一段落し、低調に推移しました。その結果、売上高は2,592百万円と前連結会計年度に比べ355百万円、12.1%の減収となりました。

④ 配電線路関連
配電線路関連は、原子力発電停止に伴う火力発電用燃料費の増加が影響し、設備投資の抑制が進んだ結果、低調に推移しました。その結果、売上高は3,011百万円とほぼ前連結会計年度並みとなりました。

⑤ その他
民間設備投資は、政府の積極的な経済政策の影響もあり全国的にLED照明関連の工事が好調に推移しました。また、鉄道関連もJR向け足場取付工事が東海エリアを中心に好調に推移しました。その結果、売上高は2,085百万円と前連結会計年度に比べ144百万円、7.5%の増収となりました。


(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」)は、下記のとおり、営業活動により資金が増加したことから、資金残高は前連結会計年度末より601百万円増加(前連結会計年度は804百万円の増加)し、当連結会計年度末には3,157百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、998百万円のプラス(前連結会計年度は1,723百万円のプラス)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益の計上1,161百万円、減価償却費の計上390百万円及び売上債権の減少222百万円による資金の増加と、たな卸資産の増加269百万円及び法人税等の支払い445百万円による資金の減少によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、133百万円のマイナス(前連結会計年度は321百万円のマイナス)となりました。
これは、主に有形固定資産の売却74百万円及び貸付金の回収41百万円による資金の増加と有形固定資産の取得241百万円による資金の減少によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、279百万円のマイナス(前連結会計年度は603百万円のマイナス)となりました。
これは、主に長期借入金の返済129百万円及び配当金の支払い165百万円による資金の減少によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01439] S100571W)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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