シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026YZ

有価証券報告書抜粋 イーグル工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、グローバルに展開される回転装置の軸封部品のソリューションプロバイダーとしての責務を果たすべく、主に、トライボロジー・材料技術・流体力学をはじめとするシール技術に必要な専門分野に特化した研究開発活動を行っております。
特に、近年の環境負荷低減の社会的背景を踏まえ、各マーケット分野に対し適合する、低漏れ・低トルク技術開発に重点を置いております。
なお当社グループの研究開発活動は当社技術本部が主体となり、当社グループの各技術部門・生産部門・営業部門との連携のもとに、各セグメントで推進しております。
研究スタッフは86名でこれは総従業員数の1.7%にあたり、当連結会計年度の研究開発費は1,163百万円です。
当連結会計期間における各部門別の研究開発状況は次のとおりです。

(1) 自動車・建設機械業界向け事業
エンジン冷却水循環ポンプ用メカニカルシールについては、表面テクスチャー技術により密封性能を維持しながら大幅に摩擦力を低減させる、あるいは弊社のコア技術である金属ベローズを使用して長寿命・高温高負荷に対応する、というような次世代メカニカルシールの開発を行っています。
電動ウォーターポンプ用途として、耐摩耗性に優れたカーボン軸受を開発し、量産を開始しました。更に、摩擦力を大幅に低減させたカーボン軸受の開発に着手しています。
メカトロニクス製品については、金属ベローズを使用した各種制御用電磁弁、FCV車に使用される水素ガス制御弁、各種制御機器に使用される金属ベローズ応用製品等など、先端技術に適用される各種製品の開発を行っています。
研究部門においては、各種タイプのシールに適したシール摺動材の研究開発に取り組んでおります。
自動車・建設機械業界向け事業に係る研究開発費は862百万円であります。
(2) 一般産業機械業界向け事業
工業用メカニカルシールについては、東南アジアでの新規大規模石油精製コンビナート向けに、米国石油協会のメカニカルシール規格(API682)に対応した高負荷メカニカルシール、ベローズシールとシール液サプライシステムを開発し、コンビナート全体の包括契約を受注致しました。
ダイヤフラムカップリングでは、海外の石油精製、石油化学コンビナートに使用されているコンプレッサ向けのほか、シェールガス関連のコンプレッサでも採用されました。
一般産業機械業界向け事業に係る研究開発費は195百万円であります。
(3) 舶用業界向け事業
油潤滑船用の船尾管シールについては、環境対応性を向上させる手段として注目されている生分解性油に関して、様々な油種に適合するシール材の量産化に向けた活動に取組んでいます。
また、水潤滑船用の製品については、泥水用の船尾管シールの開発を終え現在拡販中で、大型船用の船尾管シールについても開発に取組んでおります。
舶用業界向け事業に係る研究開発費は67百万円であります。
(4) 航空宇宙・光工学業界向け事業
航空宇宙関連製品の開発としては、航空機エンジンでは2次空気流れのシールにおいて、量産に向けての試作開発を昨年に続いて行いました。また、ギアボックスシール用に低トルクシールの研究も行っています。ロケットエンジン用シールでは継続して重要部位のシールの開発を行っており、シールの動特性把握など固有技術獲得にも挑戦しました。
航空宇宙・光工学業界向け事業に係る研究開発費は38百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01414] S10026YZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。