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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DHM9

有価証券報告書抜粋 ウシオ電機株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

当社グループは、産業用光源の開発・製造を中核として光学系技術をはじめ、エレクトロニクスやメカトロニクスなど、光を利用・応用していく上で不可欠なさまざまな周辺技術の開発を推し進め、光のユニット化、光の装置・システム化へと事業を展開しております。新市場・新技術の動向を常に把握し、戦略的な研究開発活動を行うと共に、各研究開発部門が相互に連携・連動しながら数々の新しい光源及び光の関連装置やソリューションを生み出す体制となっております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は106億7千5百万円であり、光源事業及び装置事業を中心に行っております。なお、各セグメントの研究開発費はセグメント間の取引を含んでおります。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりであります。

(光源事業)
・業界最高出力の近赤外線領域LEDの開発
子会社であるウシオオプトセミコンダクター株式会社は、業界最高出力の近赤外線領域LEDの開発に成功し、量産を開始しました。これまでこの波長領域は高出力のLEDが無い事から、複数のLEDチップを配列する方法しか無く、装置の大型化や高コストが問題となり用途が限られていました。本製品を用いることで、液体、固体、気体の含有物質の分析装置や、医療分野においては血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターや血糖値測定装置など、幅広い用途に利用可能となり、産業の発展に寄与すると考えています。
光源事業に係る研究開発費は47億2千1百万円であります。

(装置事業)
(1)高精細直描式(注1)露光装置(注2)の開発
子会社である株式会社アドテックエンジニアリングは、高精細直描式露光装置を開発しました。接触式の露光装置に比べて補正機能に優れ、マスク(注3)を必要としないため、ランニングコストの削減が可能となります。また、細線パターンを安定的かつ高速に露光することができるため、生産性の向上に寄与します。プリント基板のより細線化が求められる次世代スマートフォン製造プロセスへの採用拡大を目指していきます。

注1)高出力レーザーを用いて直接回路パターンを形成する方式
注2)半導体や液晶などの微細な回路パターンを紫外線で形成する装置
注3)電子部品の回路パターン等を対象物に転写する際の原版

(2)小型で高効率のシネマ用レーザープロジェクターの開発
子会社であるCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.は、赤・緑・青のレーザーから白色光を作り出す「純粋なレーザー」を使った小型で高効率のシネマ用レーザープロジェクターを開発しました。レーザー素子はランプと比較して体積が小さいため、モジュールの小型化が可能な一方、高度な光学設計を必要とします。また、温度、湿度、波長、安全性など、より高度に管理する必要があります。長年培ってきた高度な光学設計とアルゴリズム設計により開発されたLOS(レーザーオプティカル・サブシステム)技術(注4)は、プロジェクターの小型化、消費エネルギーの削減、ランニングコストの削減を可能とし、今後、シネマ分野以外へも普及・拡大が期待できます。

注4)赤・緑・青レーザー素子を最適配置し、効率よく集光することで、白色光を出力する技術

装置事業に係る研究開発費は59億4百万円であります。

(その他事業)
その他事業に係る研究開発費は4千9百万円であります。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01929] S100DHM9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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