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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X7H

有価証券報告書抜粋 エバラ食品工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(1)業績
当連結会計年度(2015年4月1日~2016年3月31日)におけるわが国経済は、各種政策等を背景に企業収益や雇用情勢は改善傾向にあり、個人消費も持ち直しに向かうことが期待されております。食品業界におきましては、超高齢化、世帯人数の減少、有職主婦の増大、人口減、社会の成熟化に伴うニーズの多様化という大きな社会変化が進むなか、食に対するニーズも多様化が進展しております。
当社グループは、創立60周年を迎える2019年3月期までの期間を見据え、長期的な経営ビジョン「Evolution
60」を策定しております。基本とする戦略方針を「エバラブランドの価値向上」と「ニッチ&トップポジションの確立」と定め、“たれ”の進化とコミュニケーションの進化を経営の軸とし、国内市場での安定的収益と海外市場での成長基盤の確保を目指しております。2016年3月期におきましては、前年度に市場定着を図った『プチッと鍋』に代表されるポーション調味料のさらなる拡充等、社会変化に対応する「新たな価値」の拡大を図ることで、国内市場における収益基盤を強化してまいりました。また、海外市場においても引き続き事業展開を推進してまいりました。
当連結会計年度における当社グループの売上高は、507億8百万円(前期比2.3%増)となりました。その主な要因としては、『プチッと鍋』が大きく売上を伸ばしたことが挙げられます。鍋物調味料の最盛期である第3四半期に全国的に気温が高い日が続き、『すき焼のたれ』や『キムチ鍋の素』等の既存商品が苦戦を強いられましたが、1人から家族まで、さまざまなシーンで手軽に楽しめる『プチッと鍋』は、気温影響にもかかわらず、計画どおり大きく伸長しました。社会の変化に適合した提供価値を持つ『プチッと鍋』に代表されるポーション調味料は、お客様の支持を得て着実に拡大し、新商品の『プチッとステーキ』等、鍋物調味料にとどまらず価値を拡大させております。また、既存主力商品の底上げを図るべく新価値提案によるプロモーションを強化したことで、『焼肉のたれ』や『黄金の味』、『おろしのたれ』が前期を上回る売上推移となり、持分法適用会社から販売機能を移管したチルド商品も増収の要因となりました。利益面につきましては、前期に発生した本社移転費用がなくなったことに加え、継続的に取り組んでいるコスト削減活動により販管費率が前期を下回る水準となったこともあり、営業利益は17億54百万円(前期比6.3%増)、経常利益は18億6百万円(前期比3.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した本社移転に伴う特別損失がなくなったこと及び法人税等調整額が減少したことにより、10億30百万円(前期比30.2%増)となりました。
事業におけるセグメントの概況は、以下のとおりであります。


① 家庭用商品
家庭用商品は、前期売上高を上回りました。
肉まわり調味料群につきましては、肉消費を喚起するイベント等を展開した『焼肉のたれ』や『黄金の味』が堅調な売上推移となり、『おろしのたれ』も父の日のプロモーションが奏功して好調な売上となりました。主力商品の強化が奏功したことに加え、新商品『プチッとステーキ』の貢献もあり、肉まわり調味料群の売上高は171億3百万円(前期比0.3%増)となりました。
鍋物調味料群につきましては、第3四半期の気温影響により『すき焼のたれ』や『キムチ鍋の素』等が苦戦するなか、ラインナップを強化した『プチッと鍋』が大きく売上を伸ばしたものの、鍋物調味料群全体をカバーするには至らず、売上高は117億22百万円(前期比0.3%減)となりました。
野菜まわり調味料群につきましては、『浅漬けの素』はほぼ前期と同水準を維持しましたが、他の商品が伸び悩んだことで、売上高は44億43百万円(前期比1.4%減)となりました。
その他群につきましては、『横濱舶来亭カレーフレーク』が引き続き好調に売上を伸ばしたことに加え、持分法適用会社から販売機能を移管したチルド商品の売上もあり、売上高は25億52百万円(前期比80.0%増)となりました。
これらの結果、家庭用商品全体の売上高は358億21百万円(前期比3.1%増)となりました。

② 業務用商品
業務用商品は前期売上高を上回りました。
国内の外食産業がコスト増や客足が伸び悩む等の厳しい環境が続いたなか、スープ群が前期実績を下回ったものの、特注品の受注によりその他群が前期実績を上回り、肉まわり調味料群も海外売上の貢献もあり前期実績を上回った結果、業務用商品全体の売上高は87億48百万円(前期比1.7%増)となりました。

以上の結果、食品事業の売上高は445億69百万円(前期比2.8%増)となりました。


その他事業は前期売上高を下回りました。
人材派遣事業が事業拡大に伴い売上を伸ばした一方で、物流事業が厳しい事業環境のなか新規顧客の獲得に努めたものの前期実績を下回り、広告宣伝事業も受注減により前期実績を下回りました。
以上の結果、その他事業の売上高は61億38百万円(前期比1.6%減)となりました。

売上高の内訳は以下のとおりとなります。
事業名称及び製品群名前連結会計年度
売上高実績
当連結会計年度
売上高実績
対前期比
食品事業百万円
43,336
百万円
44,569
%
2.8
家庭用商品34,73835,821 3.1
肉まわり調味料群17,05617,103 0.3
鍋物調味料群11,75611,722△0.3
野菜まわり調味料群4,5074,443△1.4
その他群1,4182,55280.0
業務用商品8,5988,748 1.7
肉まわり調味料群2,5972,675 3.0
スープ群3,4723,396△2.2
その他群2,5282,675 5.8
その他事業(広告宣伝事業、物流事業、人材派遣事業)6,2386,138△1.6
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2億96百万円増加して105億89百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、13億10百万円(前年同期は21億5百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益において18億1百万円獲得し、退職給付に係る負債の増加額62百万円による増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6億61百万円(前年同期は2億48百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出8億37百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3億34百万円(前年同期は21億61百万円の獲得)となりました。これは配当金の支払額3億34百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00514] S1007X7H)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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