有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002251
エムスリー株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)
(1) 業績
医療従事者専門サイト「m3.com」の医師会員は約25万人となっており、「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
既存サービスについては、顧客への各サービスの一層の浸透により、順調に推移しました。製薬会社向けのマーケティング支援サービスは、国内主要製薬会社のほぼ全社が既にご利用されている基本的な「提携企業」サービス、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」サービス、会員医師に対してメールで直接アプローチする「m3MT」サービスと、意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。
また、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、ITを活用した大規模臨床研究支援サービスを提供するメビックス株式会社、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援する株式会社イスモ(e-SMO)、治験業務の支援を行う株式会社MICメディカル(以下「MICメディカル」という)を通じて治験支援関連サービスを提供しています。2014年2月には治験業務の支援を行う株式会社メディサイエンスプラニング(以下「メディサイエンスプラニング」という)を連結子会社としました。
さらに、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(http://www.AskDoctors.jp/)、診療所の経営をサポートする「m3.com 開業・経営」等の新規サービスの拡充も進めています。
医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスを提供するエムスリーキャリア株式会社(以下「エムスリーキャリア」という)、クリニックの診療予約サービスを提供するアイチケット株式会社、医療用医薬品に関する広告代理店であるリノ・メディカル株式会社(以下「リノ・メディカル」という)、電子カルテ等の開発・販売・サポートを手掛ける株式会社シィ・エム・エス(以下「シィ・エム・エス」という)においてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの展開が順調に進んでいます。業務提携の活用もあり、米国において60万人以上の医師にリーチできる体制となりました。また、英国では約20万人の医師会員を擁する医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」を運営するDoctors.net.uk Limited(以下「DNUK」という)において、製薬会社向けサービスの展開を進めています。さらに、2013年11月には中国での事業を開始しました。中国において運営する医療従事者向けウェブサイトに登録する医師会員数は約82万人となっています。
加えて、日本、米国、欧州、中国及び韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計250万人を超えており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。
当連結会計年度の業績は、以下のとおりです。
(当期の業績) (単位:百万円)
(セグメントの業績) (単位:百万円)
① 医療ポータル
医療関連会社マーケティング支援分野の売上高は、10,972百万円(前年同期比14.2%増)となりました。第3四半期以降、製薬会社の利用拡大が加速した結果、「MR君」サービスの売上高が前年同期比14%増となったこと等により、好調に推移しました。
調査分野の売上高は、2,310百万円(前年同期比48.9%増)と拡大しました。受託調査、企画調査ともに好調に推移しました。
その他分野の売上高は、6,742百万円(前年同期比33.4%増)となりました。エムスリーキャリアにおける医師、薬剤師向け人材紹介事業及びAskDoctors等のコンシューマ向けサービスが拡大しました。
これらの結果、医療ポータルセグメントの売上高は、20,024百万円(前年同期比23.5%増)となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費の総額は、エムスリーグループ業容拡大に伴う人件費増加等の要因を中心に、9,053百万円(前年同期比27.4%増)となりました。
以上の結果、医療ポータルのセグメント利益は11,033百万円(前年同期比20.1%増)となりました。
② エビデンスソリューション
前連結会計年度より新たに連結子会社となったMICメディカルの業績が好調に推移しました。また、新たに連結子会社となったメディサイエンスプラニングが連結業績に加わったこともあり、売上高は6,871百万円(前年同期比60.4%増)、セグメント利益は956百万円(前年同期比84.8%増)となりました。
③ 海外
M3 USA CorporationにM3 Global Research Limited及びDNUKを加えた米英においては、調査サービスと製薬会社向けマーケティング支援サービスの拡大等に加え、為替変動のプラスの影響(1,062百万円)により、売上高は6,302百万円(前年同期比58.3%増)となり、利益は業容の拡大に伴う利益率の改善と経営の効率化を推進してきたことから増益となりました。中国、韓国を含めた海外セグメントの売上高は6,621百万円(前年同期比62.7%増)、セグメント利益は912百万円(前年同期比677.5%増)となりました。
④ 診療プラットフォーム
シィ・エム・エスの事業が順調に推移し、売上高は2,911百万円、セグメント利益は279百万円となりました。
⑤ その他
リノ・メディカル等のグループ会社各社の業績が順調に推移したこと及び持分法投資利益の増加等により、売上高は1,043百万円(前年同期比31.2%増)、セグメント利益は131百万円(前年同期比50.9%増)となりました。
さらに、営業外収益として、為替差益185百万円、投資有価証券売却益125百万円を計上しました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は36,887百万円(前年同期比41.8%増)、営業利益は12,324百万円(前年同期比32.6%増)、経常利益は12,865百万円(前年同期比33.7%増)、当期純利益は8,318百万円(前年同期比48.6%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金および現金同等物の残高は、前連結会計年度末残高より6,274百万円増加し、17,988百万円になりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、8,647百万円の収入(前年同期比2,836百万円の収入増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益13,641百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額4,466百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、604百万円の収入(前年同期比2,819百万円の収入増)となりました。株式交換によるメディサイエンスプラニングの連結子会社化等に伴う連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入1,530百万円、投資有価証券の取得による支出491百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出1,905百万円、長期貸付金の返済による支出705百万円等により、3,111百万円の支出(前年同期比1,444百万円の支出増)となりました。
医療従事者専門サイト「m3.com」の医師会員は約25万人となっており、「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
既存サービスについては、顧客への各サービスの一層の浸透により、順調に推移しました。製薬会社向けのマーケティング支援サービスは、国内主要製薬会社のほぼ全社が既にご利用されている基本的な「提携企業」サービス、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」サービス、会員医師に対してメールで直接アプローチする「m3MT」サービスと、意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。
また、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、ITを活用した大規模臨床研究支援サービスを提供するメビックス株式会社、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援する株式会社イスモ(e-SMO)、治験業務の支援を行う株式会社MICメディカル(以下「MICメディカル」という)を通じて治験支援関連サービスを提供しています。2014年2月には治験業務の支援を行う株式会社メディサイエンスプラニング(以下「メディサイエンスプラニング」という)を連結子会社としました。
さらに、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(http://www.AskDoctors.jp/)、診療所の経営をサポートする「m3.com 開業・経営」等の新規サービスの拡充も進めています。
医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスを提供するエムスリーキャリア株式会社(以下「エムスリーキャリア」という)、クリニックの診療予約サービスを提供するアイチケット株式会社、医療用医薬品に関する広告代理店であるリノ・メディカル株式会社(以下「リノ・メディカル」という)、電子カルテ等の開発・販売・サポートを手掛ける株式会社シィ・エム・エス(以下「シィ・エム・エス」という)においてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの展開が順調に進んでいます。業務提携の活用もあり、米国において60万人以上の医師にリーチできる体制となりました。また、英国では約20万人の医師会員を擁する医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」を運営するDoctors.net.uk Limited(以下「DNUK」という)において、製薬会社向けサービスの展開を進めています。さらに、2013年11月には中国での事業を開始しました。中国において運営する医療従事者向けウェブサイトに登録する医師会員数は約82万人となっています。
加えて、日本、米国、欧州、中国及び韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計250万人を超えており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。
当連結会計年度の業績は、以下のとおりです。
(当期の業績) (単位:百万円)
前連結会計年度 (自 2012年4月1日 至 2013年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2013年4月1日 至 2014年3月31日) | 比較増減 | ||
売上高 | 26,007 | 36,887 | +10,879 | +41.8% |
営業利益 | 9,294 | 12,324 | +3,030 | +32.6% |
経常利益 | 9,625 | 12,865 | +3,240 | +33.7% |
当期純利益 | 5,598 | 8,318 | +2,719 | +48.6% |
(セグメントの業績) (単位:百万円)
前連結会計年度 (自 2012年4月1日 至 2013年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2013年4月1日 至 2014年3月31日) | 比較増減 | |||
医療 ポータル | セグメント売上高 | 16,215 | 20,024 | +3,809 | +23.5% |
セグメント利益 | 9,189 | 11,033 | +1,844 | +20.1% | |
エビデンス ソリューション | セグメント売上高 | 4,283 | 6,871 | +2,587 | +60.4% |
セグメント利益 | 517 | 956 | +438 | +84.8% | |
海外 | セグメント売上高 | 4,069 | 6,621 | +2,552 | +62.7% |
セグメント利益 | 117 | 912 | +795 | +677.5% | |
診療プラット フォーム | セグメント売上高 | 979 | 2,911 | +1,932 | +197.2% |
セグメント利益 | 63 | 279 | +215 | +339.3% | |
その他 | セグメント売上高 | 795 | 1,043 | +247 | +31.2% |
セグメント利益 | 87 | 131 | +44 | +50.9% | |
消去又は全社 | セグメント売上高 | (335) | (585) | - | - |
セグメント利益 | (349) | (446) | - | - | |
合計 | 売上高 | 26,007 | 36,887 | +10,879 | +41.8% |
経常利益 | 9,625 | 12,865 | +3,240 | +33.7% |
① 医療ポータル
医療関連会社マーケティング支援分野の売上高は、10,972百万円(前年同期比14.2%増)となりました。第3四半期以降、製薬会社の利用拡大が加速した結果、「MR君」サービスの売上高が前年同期比14%増となったこと等により、好調に推移しました。
調査分野の売上高は、2,310百万円(前年同期比48.9%増)と拡大しました。受託調査、企画調査ともに好調に推移しました。
その他分野の売上高は、6,742百万円(前年同期比33.4%増)となりました。エムスリーキャリアにおける医師、薬剤師向け人材紹介事業及びAskDoctors等のコンシューマ向けサービスが拡大しました。
これらの結果、医療ポータルセグメントの売上高は、20,024百万円(前年同期比23.5%増)となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費の総額は、エムスリーグループ業容拡大に伴う人件費増加等の要因を中心に、9,053百万円(前年同期比27.4%増)となりました。
以上の結果、医療ポータルのセグメント利益は11,033百万円(前年同期比20.1%増)となりました。
② エビデンスソリューション
前連結会計年度より新たに連結子会社となったMICメディカルの業績が好調に推移しました。また、新たに連結子会社となったメディサイエンスプラニングが連結業績に加わったこともあり、売上高は6,871百万円(前年同期比60.4%増)、セグメント利益は956百万円(前年同期比84.8%増)となりました。
③ 海外
M3 USA CorporationにM3 Global Research Limited及びDNUKを加えた米英においては、調査サービスと製薬会社向けマーケティング支援サービスの拡大等に加え、為替変動のプラスの影響(1,062百万円)により、売上高は6,302百万円(前年同期比58.3%増)となり、利益は業容の拡大に伴う利益率の改善と経営の効率化を推進してきたことから増益となりました。中国、韓国を含めた海外セグメントの売上高は6,621百万円(前年同期比62.7%増)、セグメント利益は912百万円(前年同期比677.5%増)となりました。
④ 診療プラットフォーム
シィ・エム・エスの事業が順調に推移し、売上高は2,911百万円、セグメント利益は279百万円となりました。
⑤ その他
リノ・メディカル等のグループ会社各社の業績が順調に推移したこと及び持分法投資利益の増加等により、売上高は1,043百万円(前年同期比31.2%増)、セグメント利益は131百万円(前年同期比50.9%増)となりました。
さらに、営業外収益として、為替差益185百万円、投資有価証券売却益125百万円を計上しました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は36,887百万円(前年同期比41.8%増)、営業利益は12,324百万円(前年同期比32.6%増)、経常利益は12,865百万円(前年同期比33.7%増)、当期純利益は8,318百万円(前年同期比48.6%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金および現金同等物の残高は、前連結会計年度末残高より6,274百万円増加し、17,988百万円になりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、8,647百万円の収入(前年同期比2,836百万円の収入増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益13,641百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額4,466百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、604百万円の収入(前年同期比2,819百万円の収入増)となりました。株式交換によるメディサイエンスプラニングの連結子会社化等に伴う連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入1,530百万円、投資有価証券の取得による支出491百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出1,905百万円、長期貸付金の返済による支出705百万円等により、3,111百万円の支出(前年同期比1,444百万円の支出増)となりました。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05425] S1002251)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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