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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054P0

有価証券報告書抜粋 エンカレッジ・テクノロジ株式会社 対処すべき課題 (2015年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当社は、「システムリスクとヒューマンリスクの管理ソリューションの提供企業」として、システム運用管理操作の統制強化とシステム統制をテーマとした製品開発を進めてまいりました。製品開発コンセプト「ESS SmartIT Operation(略称SIO)」のもとに、既存製品との連携強化・統合化、クラウド化にむけた新製品の開発によるお客様への新たな価値の提供を通じて、更なる業容の拡大による持続的な成長と企業価値の向上を最重要課題として認識しております。
このため、次の事項を経営の最重点課題として取り組んでおります。
① 市場のニーズの変化を的確に捉えた迅速な製品開発と営業戦略
経営理念である「お客様の視点で新たな価値を創造する」ために、製品開発コンセプト「ESS SmartIT Operation」に基づくシステム運用管理の合理化・効率化をテーマとして、引き続き既存製品の機能拡張・改良と連携強化さらに統合化に取り組んでおります。
主力製品である「ESS REC」は、システム証跡管理ツール市場において高い市場占有率を有しておりますが、市場認知度の高まりとともに新たな競合製品の出現もあり、競争優位を維持するための拡張・改良を進めるとともに、中期製品ロードマップとして「ESS REC」ファミリー製品等の統合を図ってまいります。また、「SIO」の製品群につきましても、企業の情報漏洩事故や内部統制強化にむけた取り組みに対応して、システムに対してオールマイティの権限を有する特権ID管理者の統制などシステム運用管理のより広範な市場である特権ID管理市場において一定の地位を確立することが課題であります。このため主要顧客である金融業界の金融庁検査マニュアルのセキュリティ強化の改訂にそって従来以上の深耕策を進めるほか、マイナンバー制度の施行に対応した製品開発と営業施策に取り組み、「ESS REC」納入顧客に対して「ESS REC」との製品連携を活かした横展開(クロスセル)と新規顧客開拓を図ってまいります。クラウドサービスにつきましては、「ESS AdminGate(EAG)」をリリースし、ニーズに対応した機能拡張・改良によりクラウド事業者、データセンタ事業者との協業拡大を図ってまいります。
② 保守サポートサービス契約更新率の維持向上
当社の主要な収益の柱である保守サポートサービスにつきましては、当社製品を安定的かつ有効にご使用いただけるよう、要員の技術レベルの向上やサポートのためのマニュアルである「サポートベストプラクティス」に基づいてインシデント(使用上の障害)発生時の窓口対応の迅速化と問題解決までの時間短縮に取り組んでおります。引き続き研究開発部門をはじめとする社内関係部門との連携強化はもとより顧客プロファイルの充実や、内部統制・外部監査への証跡記録データの利用・活用方法を積極的にPRすることにより保守契約の更新率の維持向上に努めてまいります。
③ 組織的経営の強化と優秀な人材採用
当社にとって成長の源泉は人材の活用にあります。大卒定期採用による継続的な人材確保とともに、業容の拡大に伴って即戦力としての中途採用を積極的に行っておりますが、優秀なIT技術者の獲得は困難さを増しております。また、組織的経営を推進するためのマネジメント層の拡大とマネジメント能力向上には、若手人材の登用と育成が不可欠であります。当社は、引き続き積極的な採用活動を展開するとともに、階層別教育とIT技術者資格の取得による技術の見える化及び福利厚生施策の充実等による社員満足度の向上・定着化を図って組織の中核を担う人材の育成に努めてまいります。
④ リスク管理の強化
当社は、持続的な成長と企業価値の向上をめざして中期計画に基づいた研究開発を主体とする積極的な投資を行うにあたり、中長期的な業績や潜在的リスクを検証するなど内部統制やリスク管理体制を適切に整備しております。一方、当社は企業におけるシステムリスクとヒューマンリスクの低減を標榜しておりますが、自らにおきましても製品開発に伴う技術情報の漏洩や保守サポートサービス並びにコンサルティングサービス業務における顧客情報の漏洩リスクが存在しております。このため、社員への情報管理教育の徹底とモラル向上を図ることによってリスク管理の強化を図ってまいります。オペレーショナルリスクとしましては、システム要件の高度化・大規模化に伴うプロジェクト管理体制の強化が課題となります。高度で複雑なシステム構成や顧客要件については、見積段階からのフィージビリティスタディ(実現可能性調査)と実行段階における契約管理、作業進捗管理、品質管理などプロジェクト管理が不可欠であり、必要な体制の構築と管理技術の向上を図ってまいります。会社組織や外部内部環境の変化に対応してISO9001の定める規格に基づいて、その品質目標達成に向けて社内規程、業務フローの点検と見直しを進め、リスク管理と危機管理の両面からあらゆる想定のもとにその対応策を具体的に策定して行くことが重要と認識しております。大災害時のハザードリスクへの対処としましては、目標とする事業継続レベルを設定するとともに、社員の帰宅困難時に際しての飲料・食料、緊急時対策用品を備蓄し、定期的な点検と見直しを行っております。


生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30085] S10054P0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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