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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056KY

有価証券報告書抜粋 オイシックス・ラ・大地株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和により、円安・株高が進行し、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で消費税率引き上げ等の影響により、個人消費の回復は足踏み状態が続いており、先行きは不透明なものとなっております。
当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界を巡る動きとしては、原子力発電所事故に伴う食品の放射能汚染問題のほか、中国産食品の安全性の問題や異物混入問題などがクローズアップされており、食の安心・安全に関する消費者の意識は引き続き高い状況にあります。
EC業界を巡る動きとしては、大手EC事業者や大手流通企業が、引き続きネット・スーパー事業強化に取り組む中で、一部ではネット・スーパー事業からの撤退を決める事業者も出るなど、競争環境に変化が見られます。
このような環境を背景に、当社では成長市場である食品EC市場におけるOisixブランドの確立や、高付加価値食品分野における独自性・競争優位性の確立に取り組んでまいりました。
具体的には、SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)・SEM(Search Engine Marketing 検索エンジンマーケティング)の強化やFacebook等のSNSを活用した顧客開拓、お客様の嗜好や属性に合わせたWebページ作成による顧客転換率の向上を図るほか、イベント等を通じた対面での勧誘を強化することにより、主力サービスである定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」への集客に引き続き注力いたしました。
また、高付加価値ブランド食品の取り扱い拡大や、単品定期購買サービスの強化等により、購入単価の向上に取り組むほか、スマートフォン対応の強化など、お客様により便利にお買い物していただくためのサービス改善にも注力いたしました。
併せて、海老名配送センターを中心に業務効率・コスト効率の改善を図るなど収益基盤強化に努めるとともに、2014年5月より、企業の福利厚生需要をターゲットに、当社が取り扱う良質な野菜を使ったサラダをオフィスにお届けするサラダデリバリーサービスを開始するなど、新規サービスの育成にも取り組んでまいりました。
一方で、主力であるEC事業においては、定期購入会員数が目標値を上回ったことで、顧客獲得に要するプロモーションコストが当初計画を超過したことから、利益の圧迫要因となりました。
また、2014年1月にオープンした直営店舗「Oisix CRAZY for VEGGY アトレ吉祥寺店」を中心とした店舗事業においては、マスメディアへの露出による広報的な効果は高かったものの、安定的な売上の確保に苦慮したことに加え、主力商材である惣菜類の原価率が高止まりしたこと等により、当初計画と実績に乖離が発生いたしました。
これを受けて、同店舗に関しては想定した収益性を確保することが困難との判断に至ったため、同店舗の固定資産に係る減損損失113,369千円を特別損失に計上することといたしました。
これらの結果、当事業年度の業績は売上高18,060,465千円(前期比13.5%増)、営業利益648,733千円(前期比12.4%減)、経常利益668,712千円(前期比13.8%減)、当期純利益は347,327千円(前期比20.5%減)となりました。

販売経路(事業区分)別の概況は、次のとおりであります。

[EC事業]
インターネットを通じて食品・食材の直販を行うEC事業においては、より多くの新規顧客を獲得するために販売促進費を積極的に投下した結果、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前事業年度末(2014年3月末)の82,081人から、当事業年度末(2015年3月末)には96,718人へと増加し、期初に目標とした95,000人を上回る結果となりました。
また、お客様の購入単価向上のための取り組みとして開始した高付加価値ブランド食品を当社サイトにて取り扱うサービス「Oiチカgourmet」は、2015年3月末現在、全80ブランドに拡大いたしました。
このほか、2013年7月より開始した、ワーキング・マザーなど忙しい女性の方向けに、安心・安全な献立が20分で完成する時短献立キット「KitOisix」を毎週お届けする定期宅配コース「KitOisix献立コース」の会員が、当事業年度末(2015年3月末)には18,000人を超え、累計販売数は900,000キットを突破しております。
これらの結果、当事業年度におけるEC事業の売上高は16,599,537千円となり、前期に比べ15.1%の増加となりました。

[その他事業]
その他事業においては、2013年11月より開始した「三越伊勢丹エムアイデリ」の物流サービス等の受託を契機に、当社が保有するアセット・ノウハウを活用し、他社に対し、食品を主な取り扱い商材として三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の物流機能等を提供する事業を、「オイシックスフルフィルメントサービス(略称:オイフル)」として本格的に展開しており、新規クライアントの開拓に注力いたしました。
また、店舗事業においては、他社が運営する実店舗型スーパーにOisix専用コーナーを設ける「Shop in Shop」の取り組みが順調に拡大しており、2015年3月末現在、16店舗で展開しております。
一方で、2014年1月にオープンした直営店舗「Oisix CRAZY for VEGGY アトレ吉祥寺店」においては、当初計画と実績に乖離が発生したため減損損失を計上いたしましたが、店舗運営は従前と同様に継続し、イベント開催などを通じた集客力強化や、品揃えの見直し、惣菜類の製造効率改善などを推進することにより、収益性の改善に努めております。
これらの結果、当事業年度におけるその他事業の売上高は1,460,927千円となり、前期に比べ1.7%減少いたしました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローについては、営業活動による515,694千円の増加、投資活動による290,037千円の減少、財務活動による54,213千円の増加、現金及び現金同等物に係る換算差額625千円の発生等により、現金及び現金同等物(以下「資金」)は280,495千円増加し、期末残高は2,659,402千円(前期比11.8%増)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動の結果得られた資金は、515,694千円(前期比27.6%減)となりました。
これは主に、税引前当期純利益555,342千円、減価償却費164,980千円、減損損失113,369円、のれん償却額24,472千円、仕入債務の増加額138,745千円、未払金の増加額161,648千円、未払消費税等の増加額72,538千円などによる収入及び非現金支出費用・損失と、売上債権の増加額279,261千円、未収入金の増加額45,821千円、たな卸資産の増加額39,076千円、法人税等の支払額342,133千円などの支出によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動の結果使用した資金は、290,037千円(前期比25.3%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出51,319千円、無形固定資産の取得による支出178,824千円、関連会社である株式会社ごちまるの株式取得による支出48,000千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動の結果得られた資金は、54,213千円(前期比43.4%減)となりました。
これは主に、新株予約権の権利行使に伴う株式の発行による収入55,246千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27260] S10056KY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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