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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10076M6

有価証券報告書抜粋 オエノンホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績や雇用情勢に改善の動きが見られ緩やかな景気回復基調にあるものの、中国経済の減速などの景気下振れリスクの懸念等もあり、先行きが不透明な状況で推移いたしました。
酒類業界におきましても、消費の二極化・複層化が進む中、企業間の販売競争が激化しており、原材料価格の高騰や物流コストの大幅な上昇により、厳しい経営環境となっております。
このような環境において、当社グループはグループ企業理念の下、発酵技術等を核とする「バイオテクノロジー」をベースとした事業を展開してまいりました。その中で、お客様に「安心」・「安全」をお届けすることを第一に考え、普遍の概念である「顧客志向」と「収益志向」を追求しております。さらに「将来価値の共創」を通じて、経営品質の向上、ひいてはグループ企業価値の最大化を図ることを経営の基本として事業活動に取り組んでまいりました。

これらの結果、当連結会計年度の売上高は、82,325百万円(前期比2.2%減)となりました。利益面では、物流コストが上昇したものの、エネルギーコストの低減やマーケティング費用の減少などにより、営業利益は1,619百万円(前期比22.4%増)、経常利益は1,422百万円(前期比10.2%増)となりました。また、当期純利益は237百万円(前期比293.3%増)となりました。なお、2015年3月をもってバイオエタノールの生産は終了しております。

(2) セグメント別の概況

セグメント別の概況は以下のとおりであります。


酒類事業については、消費者の嗜好の変化や多様化に対応すべく商品の拡充と販売促進活動を行いましたが、市場の停滞や販売競争の激化の影響により、酒類事業合計の売上高は73,424百万円(前期比2.3%減)となりました。利益面につきましては、売上高の減少や物流コストの上昇があったものの、エネルギーコストの低減やマーケティング費用の減少などにより、営業利益は342百万円(前期は240百万円の営業損失)となりました。
和酒部門のうち焼酎においては、本格焼酎の「博多の華」シリーズ、「黒海渡(くろかいと)」、甲類乙類混和焼酎の「すごむぎ」「すごいも」が前年に引続き好調に推移したものの、甲類乙類混和焼酎の「麦盛り」シリーズの減少が影響し、焼酎の売上高は減少しております。乙類焼酎では秋田県の名産“きりたんぽ”で仕込んだ「きりたんぽ焼酎」を数量限定販売し、地域の魅力を発信するとともに個性的な焼酎を好まれるお客様のニーズにもお応えしております。また、甲類焼酎では北海道売上No.1焼酎「ビッグマン」シリーズの「ビッグマン 20%」を北海道限定でデザインを一新し、より一層地元北海道色を強くした焼酎としてリニューアルしております。
チューハイ、カクテル等の低アルコール飲料においては、国産素材にこだわったチューハイ「NIPPON PREMIUM」シリーズが好調に推移いたしました。
清酒においては、しっかりとした味わいながらもお手頃な価格で楽しめる「蔵人の譽(ほまれ)」シリーズが好調に推移いたしました。また、山梨県産の辛口清酒「甲斐の酒 超辛口」や3,000mlサイズの「富久娘 辛口パック」等を新発売いたしました。しかしながら、競争激化による減少が続いております。
洋酒部門においては、「鍛高譚(たんたかたん)のあっさり梅酒」パウチ入りや「透明な鍛高譚の梅酒」、「グランブルー シークヮーサー」を新発売いたしましたが、前年を僅かに下回る売上高となりました。
その他の部門については、飲食店の売上高が増加しております。



加工用澱粉事業については、シリアル食品用コーングリッツが減少したものの、ビール用コーングリッツ等が増加したことにより、売上高は4,091百万円(前期比0.8%増)となりました。しかしながら、売上原価の増加により34百万円の営業損失(前期は40百万円の営業利益)となりました。
なお、当セグメントにおいては、2015年10月7日付「当社連結子会社における不適切な会計処理について」でご報告いたしましたとおり、当連結会計年度において、当該不適切な会計処理による影響額(前期に係る影響額は90百万円)を売上原価で一括して処理しております。


酵素医薬品事業については、酵素における乳糖分解酵素(ラクターゼ)が乳製品の甘味やなめらかさを向上させる効果も評価され好調に推移いたしました。しかしながら、原薬、診断薬が減少したため、売上高は3,972百万円(前期比1.7%減)、営業利益は1,040百万円(前期比29.2%減)となりました。


不動産事業については、賃貸借契約の減少があったため、売上高は347百万円(前期比19.7%減)となり、営業利益は239百万円(前期比6.7%減)となりました。


バイオエタノール事業については、売上高は467百万円(前期比4.8%増)、営業利益は22百万円(前期は214百万円の営業損失)となりました。
なお、2015年3月をもってバイオエタノールの生産は終了しております。

(3) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は1,662百万円となり、前連結会計年度末と比較して69百万円の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける資金の増加額は、3,991百万円(前期比1,654百万円増)となりました。これは主に減価償却費1,805百万円、売上債権の減少額1,376百万円、たな卸資産の減少額1,050百万円等を計上したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、地方自治体からの補助金による収入293百万円等があったものの、固定資産の取得による支出2,052百万円等がありましたので、1,900百万円(前期比994百万円減)の資金減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加額3,200百万円があったものの、長期借入金の返済による支出4,880百万円、配当金の支払額440百万円等がありましたので、2,160百万円(前期比559百万円減)の資金減少となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00397] S10076M6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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