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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G3P1

有価証券報告書抜粋 オカダアイヨン株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。
国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。
当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。
なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は172,562千円であります。

(1) TOPシリーズ油圧ブレーカ
当社グループの油圧ブレーカは、市場ニーズに応え小型のTOP-11より、超大型のNEWモデルTOP-1000J、新型のTOP-Vシリーズ、超低騒音のSシリーズなど27機種を展開し、お客様の様々なニーズに対応しております。2017年度からは、世界統一モデルの20tクラスのTOP-205Jを販売開始し国内外で好評を得ております。今年度は更に、30t・40t・100tクラスの開発に着手し早期の市場投入を目指します。国内市場におきましては、ブレーカは増加傾向にあり、又、世界規模では油圧ブレーカの市場規模は拡大傾向にあります。当社グループと致しましても「MADE IN JAPAN」の油圧ブレーカで世界統一モデルTOP-Jシリーズを順次開発し、全世界に投入してまいります。

(2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター
多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、超小型機種TS-W250から超大型機種TS-W2200Vまでの13機種を、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジしシリーズ拡幅を進めてまいりました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。さらに昨年度は開口幅のアップと各部品の強化を施したより使い易くより強靭な構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、先行発売したWD1200Vにつきましても市場より高い評価を頂いております。
また、鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。今年度は切断能力とメンテナンス性能を向上させたTS-WBシリーズへ順次モデルチェンジを進めております。同時に国内外最大級の200~300tショベル用の超大型切断機TS-WB1150CVの開発も順調に進み年内完成予定となっております。
クロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターシリーズも従来のTS-W650XCV・TS-W900XCVに現在開発中の大型新機種のTS-W1400XCVも加わり作業効率向上に寄与いたします。鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRC-1000V・TSRC-1300Vもシリーズ化拡大の要望に応え100tショベルに取り付け可能なTSRC-1700Vを発売いたしました。

(3) サイレントTS-Sカッター
鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに3t~5tのショベルに装着可能なTS-S250Cを開発し、これにより3t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化商品となりました。更にユーザー要望のアーム先端をオプションで改造対応しております。

(4) サイレントコワリクン
再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズは、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れた電磁式マグネット付コワリクン12tクラスとマグネット付シリーズのマグネット部を耐摩耗性にしたBシリーズを開発するとともに、海外向けに35tクラスの旋回式コワリクンORC380の商品化をおこないました。更に、30tクラスの大型マグネット付コワリクンと海外独自仕様のボルト交換式破砕歯の開発いたしました。


(5) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式
当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式を採用し、作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたASGシリーズ(旋回式摑み機)のグラップルASG60RDF、130RDFを開発後、20tクラスのASG210RDFの開発をいたしました。今後、ミニショベル用のASG30RDFの開発を進め、シリーズ化をいたします。更に、㈱南星機械の技術を応用し、更なる操作性に優れた電磁比例切換えも開発してまいります。

(6) アイヨンカプラー
油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメントを交換するときには重い取付けピンを抜き差しするため、危険を伴う作業で多くの時間が必要でした。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、30~200tショベル用のアイヨンカプラーSEシリーズ4機種に加え、20tショベル用の新機種SE200も昨年度より市場導入し高い評価を頂いております。さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。

(7) 散水装置
解体現場やプラントで粉塵を抑えるために開発した散水装置ASK-300(散水小僧)は、1台の送信機での遠隔操作で、複数台の同機械ノズルの上下、左右が自動で稼動し散水が出来、安全性と省人化に寄与する商品として好評を得ております。今後は更に「自動首振り」「自動追尾」機能を追加するよう開発を進めております。

(8) 室内解体機
室内解体の分野では人力に頼るベビークラッシャーやハンドブレーカが解体の主体ですが、将来的に労働力不足による機械化需要が期待されます。当社は将来を見据え得意分野のアタッチメントを含めたミニショベルとのコンプリート商品として試作機を開発し、環境展にて参考出展しました。お客様の反響も大きく今後テストを重ね商品化に向けて開発を進めてまいります。

(9) 林業用グラップル
A45系(12t~15tショベル用)とA25系(7t~10tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものをシリーズ化してきましたが、A20系(4t~5tショベル用)も同様の性能へモデルチェンジし、シリーズ化いたしました。さらに旋回力をアップした減速機付きもラインアップに加えました。

(10) タワーヤーダ
林野庁の委託事業で開発したタワーヤーダは、ウィンチ部とタワー部がそれぞれアタッチメントとして搭載可能ですが、ウィンチ部は操作性アップの為の改良を進めており、来年度の商品化を目指しております。タワー部は自走式搬器で集材する現場の元柱として使用することができ、主索ウィンチ及びガイライン用ウィンチを内蔵し、架設時間の短縮が図れるので、タワー部単独でも商品化を進めており、今回、一号機を販売いたしました。

(11) プロセッサハーベスタ
7tショベル用はすでに発売しておりますが、新たに15tショベル用としてNPH-48を開発しました。従来からの高速送材を継承し、枝払い径を48cmとしましたので、十分に大径木化へのニーズに応えることができると考えております。

(12) 地引ウィンチ
15tショベル用の従来の製品は、直引力がドラムの素巻時に最大3tでしたが、顧客の要望により、直引力がドラムの素巻時に最大で4.6tとなるNSW-46を開発しました。最大の特徴は、ドラムの素巻時と満巻時とで直引力の低下割合が少なく、満巻時でも最大3tの直引力があり、ショベルの近くに木材を引き寄せた時にも力を発揮することができます。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01696] S100G3P1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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