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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BFO

有価証券報告書抜粋 オンキヨーホームエンターテイメント株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループにおける研究開発活動は、各事業部門と開発技術部が一体となって「魅力ある商品に結びつく要素技術の開発」を目指して進めています。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は2,571百万円となりました。

(1)基礎研究
当社の成長シナリオを更に進めるため今期も『VALUE CREATION』をスローガンに常に新しい価値提案を行うべく開発を進めています。
デジタル化が進む中で、小型、軽量、省エネがテーマとしてあげられますが、こうしたものを小型システムの要素技術と位置づけ、当社らしい音の良い高効率ビットストリームアンプ、スイッチング電源、小型/薄型/軽量スピーカーの開発に注力しています。
もう一つの流れがネットワークへの対応となります。スマートフォンの普及や通信の高速化により、アプリの開発やネットコンテンツへの柔軟な対応にも力を注いでいます。
特に音楽配信では、ネットワーク技術をベースに、スマートフォンOSに最適化した再生アプリの開発、DSD、FLACなどの高音質再生技術、ハイレゾDSP処理技術、ヘッドホン製品やAV機器とのネットワーク連携など、ホームオーディオだけでなくアウトドア環境も含めた製品開発に注力しています。
また、スピーカーメーカーとしての音の解析、新振動板への取り組み、長年蓄積したスピーカー関連技術を流用したさまざまな関連製品の開発も引き続きおこなっています。

(2)AV事業に関する研究開発活動
AVレシーバー
映像フォーマットやネットワークオーディオは年々進化しており、4K(Ultra HD)映像やハイレゾ音源といった高品位なコンテンツは今後さらに拡大していくことが予想されます。
AVレシーバーTX-NR838は、DSD5.6MHzのネットワーク再生、4K/60pの次世代映像伝送を実現する最新のHDMI規格への準拠、4Kコンテンツへの対応が推奨されている著作権保護技術HDCP2.2といった先進機能を搭載しました。また、ハイクオリティなコンテンツをより細部まで鮮やかに再現するため、アンプの地力を飛躍的に向上させる「3段インバーテッドダーリントン回路」や特許回路技術の「VLSC」などの基幹技術、スピーカーを力強くドライブするため強力な電源回路「H.C.P.S」や、フロントパネルに制振性に優れたアルミ素材を使用するなど、長年ピュアオーディオで培ってきた技術力やノウハウをAVレシーバーにも取り入れ、スペックだけに捉われることなく、実再生時に音声信号に対していかに忠実にスピーカーをドライブするかに重点を置いて、体感時のリアルなクオリティを高めることに注力しました。今後も高い再生能力と機能性をあわせ持つ製品提案だけではなく、再生される音を通じてアーティストの方々やコンテンツ制作者の想いや情熱までも伝わるような製品をお届けするべく、「Emotion. Delivered.」というコンセプトのもと製品開発を継続してまいります。

サウンドバー/ベース(LSシリーズ)
アナログ放送から地上デジタル放送への移行、ブルーレイなどの普及、テレビの薄型化、そして4Kテレビの登場とテレビを取り囲む環境は急速な変化を遂げています。その中で、テレビの画質だけではなく音質にも高いクオリティを求められる方が増えています。当社は、常に変化し続けるテレビまわりの環境にフィットするシアターシステム製品を提案し続け、市場でも多くの支持をいただいてまいりました。
LSシリーズでは、テレビの下に設置するベースタイプのLS-T10、バーシステムとサブウーファーがセットになったLS-B50、バーシステムのみのLS-B40の3ラインナップを用意しております。高度なDSP処理により立体的な音場を形成する独自の音場技術「AuraSphere(オーラ・スフィア)」を採用し、部屋一面に広がる立体的なサウンドは、コンテンツを選ばず映画・音楽等どのようなコンテンツでもその効果をお楽しみいただけます。さらに「Movie」「Music」「News」の3つのサウンドモードを搭載し、コンテンツによって快適なサウンド環境をお選びいただけます。また、LSシリーズでは手軽に使用していただけるよう接続・操作性の簡易性も追求いたしました。
さらに、Bluetooth機能も搭載していますので、スマートフォンやタブレット端末などに入った音楽をワイヤレスで再生いただくことも可能です。LSシリーズはテレビや映画の視聴はもちろん、テレビが消えている間にも音楽を聴くなどリビングでの時間をお楽しみいただける製品です。リビング環境になじむスタイリッシュでシンプルな意匠で、置き場所を選びません。

オールインワンコンポ(ロングセラーFRシリーズ)
FRシリーズは、上級オーディオ譲りの高品位なサウンドとシンプルで使いやすい操作性、そして将来まで永く安心してお使いいただける拡張性をコンセプトにした本格オールインワンコンポの先駆けとして、1998年に誕生しました。CDやUSBといったメディアから、iPhoneをはじめとするスマートフォンやPCに至るまで、音楽再生のスタイルが時代に合わせて常に変化を遂げる中、デビュー以来FRシリーズは世代を超えて高い評価をいただいてまいりました。
そのコンセプトはそのままに、多彩な機能を備えてより魅力的なモデルへと進化した新しいFRシリーズ
X-NFR7は、スマートフォンやタブレット端末内の音楽をワイヤレスで楽しめるBluetooth機能を搭載しています。簡単な設定ですぐにはじめられるワイヤレス再生を活用すれば、高品位なサウンドをより快適なスタイルでお楽しみいただけます。また、SDカードの録音/再生機能もあらたに搭載しました。本体部にSDカードを挿入するだけで、CDと同じ操作感覚で音楽を楽しむことが可能です。さらに汎用性の高いUSBメモリーの録音/再生機能や、USBケーブルでお手持ちのPCと接続すればPC内の音楽も高品位に再生できる、PC IN端子(USB TypeB)も装備するなど、充実の機能でさまざまな音楽再生スタイルに対応します。あらゆる音楽データをハイクオリティに再生するため、ディスクリート構成のアンプ回路や巧みな振動コントロール技術など、ピュアオーディオ譲りの設計手法も随所に取り入れました。

音楽再生アプリ
iOS専用の音楽再生アプリONKYO HF PLAYERは、無料版でiTunesの楽曲再生、イコライザー機能が利用可能。さらに有料版のHDプレーヤーパックをご購入いただきますと、iPhone等の端末でFLAC、WAV、DSDなどのハイレゾ音源の再生を可能にする画期的なアプリです。
「音の入口から出口まで」、ハイレゾ音源などのコンテンツから製品などのハードまで一貫して当社の音をお楽しみいただけるような内容や、ヘッドホンその他周辺機器等、モバイル再生環境ならではの新しい音楽の楽しみ方も随時提案してまいります。

(3)OEM事業に関する研究開発活動
ノートPC、タブレットPCに搭載するスピーカーは小型薄型化が要求される一方で、AVコンテンツの再生のための高音質化や、会議用途を想定した音声品質が要求されています。音質面では、"Sound by ONKYO"のブランドのもと当社がスピーカー/筐体を含めた音質設計・調整を行う製品を徐々に増やすことで、市場での認知度が高まっています。また、音声品質を規定する規格への適合にも、スピーカー供給メーカーの立場を超えて協力を行っています。
車載用途スピーカーは、燃費向上の市場要求の中で軽量化・薄型化が求められており、各構成要素の再設計・最適化を進めた成果として、軽量スピーカーの提案を行っています。

低硬度エッジ二色成型振動板
硬度が極めて低いエッジ素材を樹脂振動板と一体成型した新しい振動板部品を開発、これを採用したスピーカーのラインナップ拡充を図っています。低域再生帯域を拡大することができ、PC、車載等、各用途への提案を行っています。そのうちの1製品がタブレットPC向けポータブルスピーカー製品に採用されました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24562] S1002BFO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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