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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056CK

有価証券報告書抜粋 オークマ株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済は、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。米国経済は堅調に推移し、欧州経済は地政学的なリスク等の影響を受けながらも、持ち直しの動きが続きました。中国経済は、景気が緩やかに減速する中、安定成長に向かいました。
わが国の経済は、消費税率引き上げ後の落ち込みから持ち直し、次第に回復へと向かいました。
工作機械の需要動向につきましては、北米市場は堅調に推移し、自動車及び航空機関連を中心に幅広い分野で旺盛な需要が見られました。欧州市場は緩やかな回復基調で進みましたが、設備投資に対し慎重な姿勢が見られました。中国市場では、高水準で推移していた電気・精密分野からの需要が落ち着く一方、自動車関連や一般機械における需要は緩やかな回復が続きました。国内市場では、円高の修正により企業収益の改善が進み、老朽化設備に対する更新意欲が高まる中、政府の投資促進策の後押しもあり、工作機械市場は好調に推移いたしました。
この様な状況の下、当グループは「グローバル70」の指針を掲げ、グローバル販売戦略、プレミアム・プロダクト戦略、グローバル・コスト戦略を推進し、受注・売上、収益の拡大を図ってまいりました。
グローバル販売戦略におきましては、新興国市場では、「第12回中国国際工作機械・工具展(CIMES 2014)」、「第16回ソウル国際工作機械展覧会(SIMTOS 2014)」を始めとするアジア各国の展示会への出展などを通じて、オークマブランドの浸透を図ってまいりました。また技術者が一貫して顧客をサポートする営業活動により顧客開拓を進めてまいりました。先進国市場では、米国で開催された国際見本市「IMTS2014」、東京で開催された「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2014)」などにおいて、強みとする高付加価値マシン、独自の知能化技術を強力にアピールし、自動車、航空機等、ハイテク産業からの受注拡大を図ってまいりました。
プレミアム・プロダクト戦略におきましては、生産プロセスを効率化する豊富なアプリケーションを備え、また操作性も一段と高めた新型CNC装置OSP suiteや、大型部品の高能率加工と省スペースを両立させた5軸立形制御マシニングセンタMU-8000Vなどを開発し、高精度・高効率生産を実現する製品群を充実させてまいりました。
新型CNC装置OSP suiteは「2014年十大新製品賞 モノづくり賞」(日刊工業新聞社主催)を受賞し、門形マシニングセンタMCR-Cは「第44回機械工業デザイン賞」(日刊工業新聞社主催)を受賞いたしました。また5軸立形制御マシニングセンタMU-6300Vがドイツにおいて「MM Award」(Maschinen Markt社)を受賞いたしました。更に、加工能率と精度の向上をもたらす知能化技術の開発に対し、「2014年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞 開発部門)」を受賞いたしました。
グローバル・コスト戦略におきましては、部品加工・組立作業の負荷シミュレーションに基づく高精度な生産計画と、部品設計から加工まで一貫した独自のデジタルマニュファクチャリングの仕組みにより、本社新工場(ドリームサイト1)における、多品種少量の高効率生産とリードタイム短縮を一段と強化してまいりました。また台湾の生産拠点(大同大隈股份有限公司)では、自動化対応工作機械の技術・生産の強化、生産機種の拡充を図ってまいりました。
このように「グローバル70」の戦略を確実に実行してまいりました結果、当期の連結受注高は1,750億20百万円(前期比17.4%増)、連結売上高は1,662億30百万円(前期比23.7%増)、連結営業利益は145億26百万円(前期比55.5%増)、連結経常利益は136億71百万円(前期比43.7%増)、連結当期純利益は115億35百万円(前期比45.1%増)となりました。

次に、セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 日本
国内経済が次第に回復へと向かう中、円高修正による企業収益の改善が進み、老朽化設備に対する更新意欲の高まりが見られました。こうした中、政府の投資促進策の後押しもあり、自動車関連、一般機械向けを中心に、工作機械の需要は好調に推移いたしました。
その結果、売上高は1,363億15百万円(前連結会計年度比21.7%増)となりました。
利益面では、本社新工場(ドリームサイト1)を核として、多品種少量生産における生産効率向上に努め、営業利益は99億56百万円(前連結会計年度比63.2%増)となりました。

② 米州
米国経済が堅調に推移する中、自動車及び航空機関連を中心に、幅広い分野で、旺盛な需要が見られました。
その結果、売上高は477億88百万円(前連結会計年度比29.2%増)、営業利益は16億14百万円(前連結会計年度比29.6%増)となりました。

③ 欧州
地政学的リスク等の影響を受けながらも、欧州経済は持ち直しの動きが続きました。工作機械需要は、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、設備投資に対して慎重な姿勢が見られました。
その結果、売上高は243億58百万円(前連結会計年度比27.0%増)、営業利益は10億26百万円(前連結会計年度比65.5倍)となりました。

④ アジア・パシフィック
中国経済は、景気が緩やかに減速する中、安定成長に向かいました。中国市場では、高水準で推移していた電気・精密分野からの需要が落ち着く一方で、自動車関連や一般機械における需要は緩やかな回復が続きました。一方、アセアン市場の需要は弱い動きが続きました。
その結果、売上高は189億33百万円(前連結会計年度比2.4%減)、営業利益は15億47百万円(前連結会計年度比10.4%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前年同期と比較して122億61百万円増加し、397億86百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、241億18百万円の収入となりました(前年同期は141億1百万円の収入)。主な資金の増加項目としては、税金等調整前当期純利益142億28百万円、減価償却費60億50百万円、及び仕入債務の増加41億78百万円などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、38億97百万円の支出となりました(前年同期は75億61百万円の支出)。主な資金の減少項目としては、有形固定資産の取得による支出18億65百万円、及び無形固定資産の取得による支出15億16百万円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、88億70百万円の支出となりました(前年同期は73億75百万円の支出)。主な資金の減少項目は、自己株式の取得による支出30億10百万円、長期借入金の返済による支出21億2百万円、配当金の支払額17億99百万円、及び短期借入金の純減額13億84百万円などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01481] S10056CK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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