シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002XG4

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 研究開発活動 (2014年5月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

研究開発に関しては、オリジナリティーを重視し、高付加価値のある新規商品の開発に全力で取り組んでいます。種苗事業では「野菜類及び飼料作物類」と「サツマイモなどの栄養繁殖性野菜類」の品種開発、花き事業では「花き類」の品種開発、また施設材事業では「自然光型養液栽培プラント及び閉鎖型植物工場」の開発を行っています。これらの研究部門が連携をとりながら、新たな農業システムを構築すべく研究開発活動を行っています。当連結会計年度の研究開発費の総額は、580,656千円です。
当連結会計年度におけるセグメント別の開発状況は次の通りであります。

(1)種苗事業
くにさだ育種農場では、野菜類及び飼料作物の品種開発を行っており、野菜8品種・飼料作物3品種を新発売としました。果実光沢が強く酸味と甘みのバランスが良いミニトマト“プレミアムルビー”、一株でたくさん収穫できるミニカボチャ“パンプキッズ”、極晩抽性で肌品質に優れた春どりダイコン“桜日和”、耐病性と品質に優れたキュウリ“秀林”、端境期の5月どり用寒玉キャベツ“新緑”、玉揃いに優れた冬どり用キャベツ“かんなみ”、今まで以上の耐倒伏性があり、耐病性・収量性に優れる飼料用トウモロコシ“KD671”“NS118スーパー”、耐病性と耐寒・耐雪性に優れる中晩生イタリアンライグラス“スーパーマックス”等が、各地域で評価が高く今後の増加が見込めます。
今後も新規性のある品種の開発を、国内のみならず市場規模の大きいアジア等に向け積極的に行っていきます。
波志江研究所では、バイオテクノロジー技術を利用してイモ類などの栄養繁殖性野菜の品種改良とウイルスフリー化を行っています。サツマイモでは、民間会社で初めての交雑品種“シルクスイート”が、しっとりなめらかな肉質と甘味の強さで市場や消費者に高く評価され販売拡大しています。さらに乾燥イモ適性のある新品種“HE404
”も開発し今後の販売が期待されます。定番品種の“ベニアズマ”“なると金時”については更なるシェアアップに向けて優良新系統を選抜し産地導入を図っています。ヤマノイモでは、高い品質評価を受けている“ネバリスター”が栽培面積増加に伴い販売も拡大しています。また、新たに開発した2品種は、産地試験の段階に入りました。今までにない特性、食味を持っているため今後の展開が期待されます。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、440,239千円です。

(2)花き事業
花き育種研究室では、営利生産者向けの切花品種の育種と導入開発を行っています。
トルコギキョウでは栽培が難しいとされる暑い時期を経過する作型において、“コレゾライトピンク”が極めて高い評価を得ており、売上を伸ばしております。また、暖地の冬季出荷作型に向く“グラナスライトピンク”や市場の評価が高い“エグゼラベンダー”や“フィリアラベンダー”も順調に推移しており、さらに栽培が容易で花持ちが良いピンク系八重の新品種“クリスハート”も評価されつつあります。スターチス・シヌアータでは暖地向け品種の“インペリアルラベンダー”や“パープルポイント”に加え、高寒冷地向け品種の“ノアール”も主産地である北海道で普及しつつあります。カーネーションでは自社育成のスプレー品種が着実に売上を伸ばしており、またカスミソウでは新品種の“スターマイン”の評価が高く、福島県などで作付が増えています。さらに、デルフィニウムやハボタン、ブルースターにおいても新品種の開発に目途が立ち、産地試作の段階に進んできていますので、今後が期待されます。ホームユース向けのJガーデン品目についても、国内外からの導入を積極的に行っており、品揃えの充実を図っています。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、56,913千円です。

(3)施設材事業
開発部では、野菜の生産効率、安全、安心を追求し、自然光型養液栽培プラント及び閉鎖型植物工場において、種苗会社という栽培ソフト面の強みを生かしたプラント開発を行っています。具体的には、栽培面積が増加しているマルチリーフレタスの生産性向上、“カネコ・スプレーポニック”におけるトマト収量アップ及びキュウリの周年栽培確立です。閉鎖型植物工場では機能性野菜の栽培に重点を置き野菜の差別化を図っています。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、83,503千円です。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1002XG4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。