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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008JYI

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年5月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況」「1.連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。

(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末の資産につきましては、431億86百万円で前年同期比9億1百万円(2.0%)減となりました。
前期は期末日が金融機関休業日に該当したことにより、期末日満期手形が未決済となったことや、一昨年の大雪に伴う雪害復旧需要から期末にかけ大幅に売上が伸長したことにより、受取手形及び売掛金が通常より多額に計上されたことに加え、同じく雪害復旧需要に伴い温室工事の受注が増加したものの未完成で期末を迎えたものが多く発生したことで、たな卸資産が多額に計上されるなどの事象がありました。今期末は前述のような特殊要因がなく、通常ベースであったことから受取手形及び売掛金やたな卸資産が減少し、利益計上に伴い現金及び預金が増加したものの、資産合計金額は減少いたしました。
負債につきましては、269億88百万円で前年同期比16億55百万円(5.8%)減となりました。受取手形及び売掛金と同様、期末日満期手形が未決済となったことで、前期末に支払手形及び買掛金が通常より多額に計上された反動などが原因であります。
純資産につきましては、161億98百万円で前年同期比7億54百万円(4.9%)増となりました。これは主に利益剰余金が利益計上により増加したことによるものであります。

(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「1.業績等の概要」の「(2)キャッシュ・フロー」の項目をご参照ください。

(4) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は580億99百万円で前年同期比6億81百万円(1.2%)減、売上総利益は91億48百万円で前年同期比93百万円(1.0%)増となりました。販売費及び一般管理費70億4百万円を差引いた営業利益は、21億44百万円で前年同期比1百万円(0.1%)増となりました。
売上高につきましては、種苗事業でのキャベツ等野菜種子の販売増や、農材事業において、農薬の販売が消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動から常態に回復したことなどによる増収があったものの、施設材事業において、2014年2月の大雪により前期に発生した農業用ハウスの復旧需要が当期の第2四半期までに収束したことなどから減収となりました。
売上総利益については、施設材事業の減収に伴う利益減を、増収となった農材事業の利益増や、利益率の高い種苗事業が好調に推移したことによりカバーし前年同期より増加いたしました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年同期比92百万円(1.3%)増となりました。手数料や倉庫代、減価償却費の増加などによるものであります。
営業外損益につきましては前年同期と比べ大きな変動はなく、営業外収益が営業外費用を若干上回り、経常利益22億81百万円で前年同期比7百万円(0.3%)増となりました。
特別損益につきましては、多額の発生はありません。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、14億65百万円で前年同期比98百万円(7.2%)増となりました。

なお、セグメント別の分析については、「1.業績等の概要」の「(1)業績」の項目をご参照ください。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.対処すべき課題」「4.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(6) 経営戦略の現状と見通し
「ハイテクと国際化」を経営の基本方針とし、先進的な育種技術を駆使した新品種の開発や、生産・販売両面にわたる世界レベルでの事業展開、さらには、農業関連の総合企業及びグリーン事業のトータルプランナーとして農業及び園芸の発展に資することを通じ、社業の発展を図ることを重要な経営戦略と位置づけております。
ハイテク分野では、野菜・牧草・花きの各種子等において自社オリジナル品種の開発を行い、また、高品質・高付加価値の農産物生産と農作業の効率化・省力化を両立させる養液栽培プラントの研究などを行ってまいりました。
国際化の分野では、上記の品種開発で得られた野菜種子等の輸出に加え、生産面では、気象環境等が種子生産に適切で、またコストダウンが図れる採種地を求め生産委託先を海外に広げるなど、国際的な展開を進めております。
その成果として、種苗事業では、野菜種子関係で枝豆が国内トップシェアを確保し、キャベツ・タマネギなどが輸出・国内ともに販売が増加し、また、牧草種子においては飼料用トウモロコシやイタリアンライグラスを中心とする飼料作物種子が、栄養繁殖性野菜においてはサツマイモやヤマノイモ等のウイルスフリー苗及び種イモが、国内販売で着実な成果をあげてまいりました。特に近年では、しっとりとしたなめらかな肉質と甘さが特長の “シルクスィート”サツマイモ苗が市場や消費者の評価が高く、当社のブランド力向上に貢献しております。花き事業では、トルコギキョウやスターチス・シヌアータ種苗などが営利栽培者向けに徐々に普及し、加えて、施設材事業で、当社が開発した養液栽培プラントが、シンガポールにおいて狭い面積で効率的な野菜生産に貢献すべく実証試験を実施するなど、当該事業でも海外展開を模索しております。農材事業では、施肥作業を軽減するとともに環境負荷の少ないオリジナル被覆肥料の普及に力を入れております。
また、農業関連の総合企業及びグリーン事業のトータルプランナーとして、積極的な国内販売を行ってまいりました。農材事業や施設材事業で、農薬や農業資材を高い価格競争力と需要家のニーズに応える営業体制を確保することなどで供給し、日本の農業の発展に貢献し、また花き事業では園芸愛好家や家庭菜園需要に応え、業容の拡大と業績の向上を図っており、既に国内トップクラスの実績を確保しております。その成果として、2014年2月に関東地区を襲った大雪による農業用ハウスの倒壊被害に対する復旧事業に貢献するとともに業績の向上要因となりました。
今後も上記の経営戦略を継続することにより、これまで同様、農業及び園芸の発展に貢献するとともに、社業の発展が実現できるものと考えております。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1008JYI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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