シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008JYI

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 業績等の概要 (2016年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や高水準にある企業収益など、底堅い状況がみられるものの、中国をはじめとするアジア新興国や資源国経済の下振れがわが国景気の下押し要因となり、また、景気冷え込みを懸念し消費税率の引上げが先送りされるなど、不透明感が高まっております。
また、国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、熊本地震により農業関係も多くの被害を受け、また、TPP(環太平洋経済連携協定)の影響が懸念されるなど、国内農業を取り巻く環境は厳しさを増しております。
こうしたなか当社グループの業績は、施設材事業の業績が前期を下回ったことから、売上高580億99百万円で前年同期比6億81百万円(1.2%)の減収となったものの、利益面では、上記落込みを種苗事業や農材事業が順調に推移したことなどでカバーし、営業利益21億44百万円で前年同期比1百万円(0.1%)増、経常利益22億81百万円で前年同期比7百万円(0.3%)増と微増となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税率引下げの影響などから14億65百万円で前年同期比98百万円(7.2%)増と増益となり、過去最高益となりました

セグメントの業績は次のとおりであります。

種苗事業
種苗事業においては、牧草関係ではトウモロコシ、エン麦、イタリアンライグラス等の飼料用作物種子の販売が伸長したものの、引続き緑化工事用種子の販売が低迷しており売上高は微減となりました。野菜種苗関係では、輸出、国内販売とも売上高は増加いたしました。輸出では、主に需要が旺盛な東南アジア向けキャベツ、種子生産作柄が改善したタマネギが伸長し、国内販売では枝豆に加え、新品種が定着したカボチャ、レタス、シルクスイートサツマイモ苗の売上高が増加いたしました。全体として売上高72億74百万円で前年同期比2.2%増となり、利益面においても、販売費及び一般管理費の増加があったものの、野菜種子売上増による採算性の向上などから、セグメント利益10億70百万円で前年同期比11.9%増となりました。

花き事業
花き事業においては、家庭園芸肥料や資材が需要の低迷や価格競争の激化により売上減となったものの、家庭用除草剤の積極的な営業活動による伸長、また、オリジナル野菜苗の販売が好調に推移したことにより、売上高100億18百万円で前年同期比1.2%増となり、セグメント利益2億14百万円で前年同期比6.6%増となりました。

農材事業
農材事業においては、消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動により農薬の販売が大きく低迷した前期の状況と比べ、今期は常態に回復したことや、オリジナル被覆肥料ベストマッチの販売が大きく伸長したこと、また、得意先のニーズをとらえた営業展開により、売上高254億76百万円で前年同期比5.9%増となり、セグメント利益9億3百万円で前年同期比27.9%増となりました。

施設材事業
施設材事業においては、2014年2月の関東地区の大雪で被害を受けた農業用ハウスの復旧事業に、前期に引続き取り組んでまいりました。しかしながら、当該事業は第2四半期までにほぼ収束したことにより減収となり、売上高149億82百万円で前年同期比13.6%減となり、セグメント利益8億10百万円で前年同期比26.4%減となりました。

造園事業
売上高3億47百万円で前年同期比4.1%の減収となり、セグメント利益3百万円の損失(前年同期は、5百万円の利益)となりました。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して15億26百万円増加し、38億91百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、23億42百万円(前年同期比84.7%増)となりました。
これは主に、仕入債務が14億80百万円減少したことや、法人税等を8億95百万円支払うなどで資金を使用したものの、税金等調整前当期純利益を22億70百万円計上及び売上債権が19億78百万円、たな卸資産が1億92百万円減少したことなどにより資金を獲得したことや、減価償却費を2億22百万円計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億8百万円(前年同期比3.5%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出2億18百万円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億7百万円(前年同期比12.7%減)となりました。
これは主に、配当金の支払及び短期借入金の返済などによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1008JYI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。