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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008JYI

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 対処すべき課題 (2016年5月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1) 当社グループの現状の認識について
国内農業を取り巻く環境は、人口減少と少子高齢化による食料消費の低迷や農業従事者の高齢化等の構造的問題、日本農業に大きな影響を及ぼすと想定されるTPP(環太平洋経済連携協定)、農協改革など、大きな変革や不透明感が増している状況であります。一方、強い農業を目指す動きが強まっております。農業従事者が高齢化する反面、高齢者の離農が加速する中で農地が担い手に集まり規模拡大が進んでいることに加え、法人経営が増加し大規模化などによるコスト低減や農業の6次産業化、農産物の輸出増加など大きな変化の過程にあるものと思われます。
また、世界的には、爆発的な人口増加による食料需要の増大にもかかわらず、異常気象の多発や砂漠化の進行などにより、生産面においては不安定な状況が散見される一方、新興国の所得水準向上が食生活の多様化や品質の良い食品を好む傾向につながっております。

(2) 当面の対処すべき課題の内容
国内農業の関係では、食料消費の低迷などの要因から益々厳しくなる農業環境への対応に加え、農業経営の大規模化、6次産業化等の変化にどのように対応するかが課題のひとつと考えます。
また、世界的な課題である人口増加よる食料需要の増大に対し、安定して収量性の高い品種の開発や、新興国の所得水準向上よる食生活の多様化や品質の良い食品を好む傾向に対しては、高品質な食料生産に資する品種開発も当社グループが対処すべき課題であります。

(3) 対処方針
このような国内農業関係や世界的な課題に対し、当社グループは経営の基本方針である「ハイテクと国際化」や、農業関連の総合企業として、またグリーン事業のトータルプランナーとして、農業及び園芸の発展に寄与することを念頭に上記の課題に対処しております。

(4) 具体的な取組状況等
国内農業の関係では、ハイテクを駆使して新商品・新技術の研究開発を行っております。高い市場性・耐病虫性・高収量性などの特性を備えた野菜・牧草種子の品種開発、花き種苗の関係では、花色や花型、草姿などが優れ、生産性の高い花き品種の開発を進めてまいりました。
安心・安全で、かつ効率の高い野菜生産と農作業の効率化・省力化を両立させる温室・養液栽培プラントを、種苗会社という栽培ソフト面の強みを生かして供給し、加えて、施肥作業を軽減し農業経験が浅くノウハウに乏しい生産者にも使いやすい被覆肥料を提供しております。
また、農薬や農業資材の販売においても、高いコスト競争力やタイムリーで的確な商品情報を当社の販売先に提供することが、引いては農家の低コスト・高品質な農産物生産につながっております。
農業経営の大規模化や6次産業化等により、ユーザーのニーズは高度化しておりますが、種苗、農薬、農業資材等がいずれも高い競争力を有する当社グループは、それらに対しワンストップかつ的確に対応することができる総合力を保持しており、厳しい状況のなか競争力強化が求められる国内農業生産に貢献しております。
国際化の関係では、上記の開発で得られた野菜種子等の品種を、好適な気象条件などを備えた採種地を世界的に求めることで、高品質・安定的かつ低コストでの種子生産を志向し、得られた種子を日本国内のみならず海外まで販売し、グローバルに展開しております。
これまでに培った品種開発力を生かし、高品質・高収量の農産物生産を実現する野菜・牧草種子を今後も開発し海外にも販売していくことで、世界的な課題である人口増加による食料需要の増大や高品質な野菜等への需要に対応してまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1008JYI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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