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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L1Y8 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 カンロ株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社は、「糖を基盤とした事業を通じて人々の健やかな生活に貢献する」という使命のもと、「糖を科学する技術」をコア・コンピタンスとし「素材を活かす技術」及び「機能を発揮させる技術」の構築に取組んでまいりました。また、フードロスやCO2の削減、脱プラスチック等サステナブルな社会の実現へ向けた研究開発も積極的に実施しております。
様々な分野の研究開発を実施するにあたり、基礎研究と応用研究の2つの領域ごとに研究テーマを設定することで、研究開発の質的向上及び効率化を目指しております。

(1) 基礎研究領域における取組み
「機能を発揮させる技術」について、大学や企業の研究機関との共同研究など、オープンイノベーションを積極的に推進してまいりました。中でも企業との共同研究によりガラクトオリゴ糖の機能を活かした、キャンディ業界初の整腸作用を表示できる特定保健用食品を発売いたしました。また、大学との共同研究においてはハーブエキスの病原菌に対する殺菌力の確認試験や虫歯・歯周病予防など、口腔衛生に関連する研究開発を継続しております。さらに、医学系大学との共同研究により新型コロナウイルスの不活性化研究を行いました。概要として、柿渋を含む飴を舐めた際の唾液を採取し試験管の中で新型コロナウイルスと反応させた結果、ウイルスの感染性を99.9%以上失わせることに成功いたしました。

(2) 応用研究領域における取組み
「素材を活かす技術」については、カンロが長年培ってきたキャンディの配合技術や製法技術をさらに深耕することにより、植物性たんぱく質である大豆をサクサクとした食感と芳醇な香りで味わえる新しいキャンディを実現しました。また、当社主力ブランドのカンロ飴にこだわりの塩や素材の旨味を最大限活かした「塩カンロ飴」を開発しました。
一方、グミの研究開発においては、デジタル技術を駆使した形状設計により動物や海の生き物を可愛く表現し、親子がグミで楽しくコミュニケーションしてもらえる新ブランド「あそぼん!グミ」を完成させました。また、グミに空気を閉じ込める技術を開発し、ふわふわした食感で口溶けに優れたマシュマロが完成し、「マロッシュ」という製品にてテスト販売を行い、2021年には本格発売を予定しています。
他にも当社の主力ブランドであるピュレグミについて、グミ充填技術の応用により小さなお子様でも食べやすい小さめのハート型リング形状を実現するとともに甘味と酸味の調和した「ピュレリング」を発売しました。

(3) サステナブルに関する取組み
「持続可能な開発目標(SDGs)」を基本とした全社的な活動を行っている中で、研究部門ではフードロス削減を目的とした賞味期限延長への取組みを継続しており、一部の製品について原料選定や配合検討により賞味期限の延長を可能としました。また、パッケージについては、リサイクル可能な材質の選定や紙を使用した包材による機械適正の確認、保存性等の品質確認を実施し、環境に配慮した商品展開のための準備を行いました。
なお、当事業年度における研究開発費の総額は、629百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00378] S100L1Y8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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