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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANA5

有価証券報告書抜粋 キッコーマン株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、本項に記載の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2017年6月27日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①業績概況
当連結会計年度の当社グループの業績は、国内においては、しょうゆ、飲料が堅調に推移したものの、食品、酒類が前期を下回ったため、全体としてほぼ前年並みとなりました。利益面では、しょうゆ、飲料等の増収による増益効果や原材料等の下落の影響などにより、増益となりました。海外においては、現地通貨ベースでは、しょうゆは北米、欧州、アジア・オセアニアともに売上を伸ばし、食料品卸売事業も好調に推移しましたが、円高による為替換算の影響を受け減収減益となりました。この結果、売上高は前期に比べ6,198百万円減収の402,174百万円(前期比98.5%)、営業利益は前期に比べ244百万円増益の32,842百万円(前期比100.7%)、経常利益は前期に比べ1,007百万円増益の32,037百万円(前期比103.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ3,845百万円増益の23,810百万円(前期比119.3%)となりました。
②売上高
当連結会計年度の当社グループの売上高は、前期に比べ6,198百万円減収の402,174百万円(前期比98.5%)となりました。
a.国内 食料品製造・販売事業
しょうゆ部門は、家庭用分野では「いつでも新鮮」シリーズが順調に拡大を続けており、部門全体で数量・金額ともに前期を上回りました。一方、食品部門は、たれ類は主力商品である「わが家は焼肉屋さん」が堅調に推移し、またデルモンテ調味料は、高付加価値商品を中心に主力のトマトケチャップが伸張し、前期を上回りましたが、つゆ類は、主力の「本つゆ」のリニューアルに伴う価格体系変更による売上減の影響、「うちのごはん」は、そうざいの素市場の低迷の影響もあり、前期を下回りました。この結果、部門全体として前期の売上を下回りました。飲料部門では豆乳飲料は、健康志向の高まりを背景に、特定保険用食品の商品が伸張し、また飲用だけでなくレシピ本を活用し料理用として訴求する等、市場拡大につながる販促活動を実施し、前期の売上を上回りました。デルモンテ飲料は、野菜ジュースが前期の売上を下回ったものの、主力となるトマトジュースや、ギフト、果汁飲料はキャンペーン等の販促活動により売上を伸ばし、デルモンテ飲料全体としては前期の売上を上回りました。この結果、部門全体として前期の売上を上回りました。酒類部門では本みりんは、「米麹こだわり仕込み本みりん」、料理酒は、「国産米こだわり仕込み料理の清酒」等の高付加価値商品は順調に推移しましたが、ギフトや加工・業務用が振るわず、本みりん全体して前期を下回りました。国産ワインは、伊勢志摩サミットに採用された「甲州酵母の泡」等の日本ワインが引き続き順調に推移しましたが、1.8L等の業務用大型容器が前年を下回り前期並みとなりました。輸入ワインは、低価格帯の商品が振るわず前期を下回りました。この結果、部門全体として前期の売上を下回りました。この結果、前期に比べ361百万円減収の167,337百万円(前期比99.8%)となりました。
b.国内 その他事業
臨床診断薬や衛生検査薬、運送事業が前期を上回り、部門全体として前期の売上を上回りました。この結果、前期に比べ384百万円増収の21,035百万円(前期比101.9%)となりました。
c.海外 食料品製造・販売事業
しょうゆ部門は北米市場では、家庭用、加工・業務用分野ともに順調に推移し、現地通貨ベースでは前期の売上を上回りました。欧州市場においては、重点市場である、ドイツ、フランス等などで堅調に売上を伸ばし、現地通貨ベースでは前期の売上を上回りました。アジア・オセアニア市場は、マレーシア等で売上を伸ばし、また、中国の製造・販売会社の実績も第4四半期より加わり、現地通貨ベースでは前期を大きく上回りました。この結果、部門全体では為替換算の影響により、前期の売上を下回ったものの、現地通貨ベースでは前期の売上を上回りました。
デルモンテ部門は、天候不順の影響によりフィリピン産パイナップル缶詰の供給が不足し、主要市場である香港、中国をはじめとする全市場に影響し、前期の売上を下回りました。その他食料品部門は、一般店舗ルート、医師ルート向けの売上が好調に推移したことから、現地通貨ベースでは前期の売上を上回りました。この結果、前期に比べ3,077百万円減収の81,783百万円(前期比96.4%)となりましたが、現地通貨ベースでは増収となりました。
d.海外 食料品卸売事業
北米では、アジア系マーケットにとどまらず、ローカルマーケットへのさらなる浸透を進め、現地通貨ベースでは売上を伸ばしました。また、欧州、アジア・オセアニアでは引き続き市場が拡大し、各地域で売上が順調に推移したことにより、現地通貨ベースでは前期の売上を上回りました。この結果、前期に比べ2,885百万円減収の156,868百万円(前期比98.2%)となりましたが、現地通貨ベースでは増収となりました。
③営業利益
当連結会計年度の当社グループの営業利益は、前期に比べ244百万円増益の32,842百万円(前期比100.7%)となりました。
a.国内 食料品製造・販売事業
しょうゆ、デルモンテ調味料、飲料の増収による増益効果や原材料等の下落などの影響により増益となりました。この結果、国内 食料品製造・販売事業の営業利益は、前期に比べ1,769百万円増益の8,306百万円(前期比127.1%)となりました。
b.国内 その他事業
臨床診断薬や衛生検査薬、運送事業の増収による増収効果があったものの、一般管理費の増加等の影響により、国内 その他事業の営業利益は、前期に比べ71百万円減益の1,443百万円(前期比95.3%)となりました。
c.海外 食料品製造・販売事業
しょうゆ部門は、北米、欧州、アジア・オセアニアの各市場において堅調に推移しました。デルモンテ部門は、現地通貨ベースで前年並みとなり、その他食品部門は前期を上回りました。この結果、海外 食料品製造・販売事業の営業利益は、前期に比べ191百万円減益の16,251百万円(前期比98.8%)となりましたが、現地通貨ベースでは増益となりました。
d.海外 食料品卸売事業
アジア・オセアニア市場で販売費の増加に伴う影響があったものの、北米、欧州市場において堅調に推移しました。この結果、海外 食料品卸売事業の営業利益は、前期に比べ26百万円減益の7,648百万円(前期比99.7%)となりましたが、現地通貨ベースでは増益となりました。
④経常利益
当連結会計年度の営業外損益は、その他営業外費用の減少等により前期に比べ763百万円の増益要因となりました。この結果、当連結会計年度の経常利益は、前期に比べ1,007百万円増益の32,037百万円(前期比103.2%)となりました。
⑤親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、当期に投資有価証券売却益等を計上したことにより、前期に比べ191百万円の増加となりました。特別損失は、当期にのれん償却額等を計上したことにより、前期に比べ4,372百万円の増加となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は、前期に比べ3,173百万円減益の27,079百万円(前期比89.5%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ3,845百万円増益の23,810百万円(前期比119.3%)となりました。また、1株当たり当期純利益は、前期に比べ20.61円増加の123.28円となりました。
(3)当連結会計年度末の財政状態の分析
①資産
当連結会計年度末における流動資産は、前期末に比べ20,663百万円増加しております。これは主に、現金及び預金、その他の流動資産が増加したことによるものであります。固定資産は、前期末に比べ25,086百万円減少しました。これは主に、投資有価証券が減少したことによるものであります。この結果、当連結会計年度末の総資産は、前期末に比べ4,422百万円減少の361,248百万円となりました。
②負債
当連結会計年度末における流動負債は、前期末に比べ5,692百万円減少しております。これは主に、短期借入金が減少したことによるものであります。固定負債は、前期末に比べ17,491百万円減少しました。これは主に、社債が減少したことによるものであります。この結果、負債の部は、前期末に比べ23,183百万円減少の116,811百万円となりました。
③純資産
当連結会計年度末における純資産の部は、主に利益剰余金が増加しました。この結果、純資産の部は244,437百万円となり、自己資本比率は、前期に比べ5.2%増加の66.4%となり、1株当たり純資産額は、前期末に比べ82.66円増加の1,242.71円となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性の分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前期末に比べ9,055百万円増加し、当連結会計年度末には44,205百万円となりました。
詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00435] S100ANA5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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