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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001IQZ

有価証券報告書抜粋 キリンホールディングス株式会社 対処すべき課題 (2013年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


キリングループは、KV2021の実現に向けた最初のステージである「キリングループ2013年-2015年中期経営計画」の初年度として、日本綜合飲料事業の再成長、海外綜合飲料事業の自律成長に取り組んできました。国内では、清涼飲料等において成果が現れましたが、ビール類の主力ブランドの販売数量が前年を下回るなど、ブランドの強化・育成等の課題に引き続き取り組む必要があります。また、キリングループが事業基盤を置く海外各国においては、マクロ経済の影響を受け、市場の成長鈍化や低価格競争の進行、原料価格の急激な高騰等、事業環境は厳しさを増してきており、自律成長に向けた環境変化への対応が大きな課題となっています。
2014年は、「キリングループ2013年―2015年中期経営計画」の2年目として、引き続きキリングループの「ブランドを基軸とした経営」を展開するとともに、新たに生じた環境変化にも適切に対処し、目標の達成を目指します。日本綜合飲料事業においては、キリン㈱の下、戦略的な資源配分を更に強力に推し進めることにより、強い商品ブランド育成やイノベーションによる新価値創造に継続して注力するとともに、コスト競争力強化に向けた取り組みも推進することで成果を創出し、着実に再成長軌道に乗せていきます。海外綜合飲料事業においては、オセアニア、ブラジルをはじめとして、各地域統括会社が市場環境に応じた自律的かつスピーディな経営を推進することにより、成果を創出し、グループ全体の成長を牽引します。また、特に日本綜合飲料事業グループを中心として、CSV※の具体的な活動を実行するとともに、ステークホルダーとの対話により企業ブランド価値を向上させ、商品ブランド強化との好循環を生み出します。

※CSV:Creating Shared Valueの略で、「社会課題への取り組みによる社会的価値の創造」と、「企業の競争力の向上」を両立させる考え方を意味しています。


設立2年目となるキリン㈱の下、「選択と集中」を更に進め、「ブランドを基軸とした経営」の考え方に基づいた戦略的資源配分により強い商品ブランドの育成、お客様にとっての新しい価値の創造、企業ブランド価値向上を実現します。キリン㈱への新卒採用一本化や多様性推進の取り組みなどにより組織力も高め、事業を持続的な成長軌道に乗せるとともに、消費増税といった環境変化にも適切に対応していきます。
キリンビール㈱では、「キリン一番搾り生ビール」を中心に、強化すべきブランドを明確にし、効率化により創出した経営資源を重点的に配分するとともに、お客様とのコミュニケーションを質・量ともに高めることにより、強い商品ブランドの育成を図ります。また、新たな商品やサービスの提供、CSV活動の展開を通じて、「お客様にとっての新しい価値の創造」を実現します。
メルシャン㈱では、旗艦ブランド「シャトー・メルシャン」の強化、商品ブランド育成を通じて、企業ブランド価値を高めます。また、ペットボトル商品の拡充や新商品の開発・導入、販売促進活動等により、ワイン市場の拡大・成長を図ります。国産ワイン原料の価格上昇といった環境変化にも、引き続きコスト削減により対応します。
キリンビバレッジ㈱では、マーケティング投資の一層の選択と集中により、商品ブランド価値を徹底的に高めます。中長期的視点に立って「キリン 午後の紅茶」に続く柱となるブランドの育成を図るとともに、成長性の高い健康機能性領域での新たな価値提案、新商品開発にも引き続き取り組み、市場において競争優位な地位を獲得します。

各地域統括会社が、それぞれの市場環境に応じた自律的かつスピーディな経営を推進することにより、成果を創出し、グループ全体の成長を牽引します。キリンホールディングス㈱はグローバル本社として事業・地域を超えた戦略的資源配分と、機能共有によるシナジー創出を促進していきます。
オセアニアのライオン社では、厳しい市場環境が続く中で収益性向上に努めます。酒類事業では、基盤ブランドの更なる強化を図るとともに、成長カテゴリーで市場における存在感を一層高めることを目指し、同時に、継続的なコスト削減にも取り組むことにより、安定的に利益を創出します。飲料事業では、高付加価値商品の販売を強化するとともに、原料価格上昇等の影響を最小化するべく、継続的に進めてきた生産拠点の最適化に加えて更なるコスト削減策と長期的視点での事業構造改革を実行し、収益性の向上を図ります。
ブラジルキリン社では、ビールと飲料双方の市場においてより存在感を高めると同時に、バリューチェーン全体で引き続き効率化を進めることにより、更なる売上の拡大と収益性の向上を目指します。ビール事業では強いブランドポートフォリオを構築するとともに、基盤ブランドを強化し、引き続きブラジル全土における顧客接点拡大に取り組みます。飲料事業では、基盤ブランドに加え、イノベーションによる高付加価値商品の販売強化を図ります。
東南アジアでは、キリンホールディングスシンガポール社の下、ベトナム、タイを中心とする各国市場における飲料・酒類事業の基盤強化及び機会探索により、事業の成長を図ります。

協和発酵キリン㈱が展開する医薬事業では、「カテゴリー戦略による国内競争力の更なる強化」、「グローバル・スペシャリティファーマを目指した欧米/アジアでの事業基盤拡充」を重要ポイントとして取り組みます。国内では、腎、がん、免疫・アレルギー、中枢神経の4つのカテゴリーを中核に、研究開発から製造・販売まで一貫した各機能の連携を強化し、創薬力に磨きをかけ、新薬の着実な上市、専門性の高い営業体制により、売上最大化、医療現場での信頼獲得をめざします。海外では、プロストラカン社の活用を軸に、地域別・国別の事業戦略に従い、グローバル展開を進めます。
協和発酵バイオ㈱が展開するバイオケミカル事業では、グローバルな事業基盤を一層整備することで世界的なアミノ酸類の需要増に積極的に対応するとともに、生産拠点の再編・整備を通じてコスト競争力を更に高め、「収益基盤の強化」を進めます。

小岩井乳業㈱では、拡大する発酵乳市場において、主力商品「小岩井 生乳100%ヨーグルト」に資源を重点的に配分することにより、顧客接点拡大と販売促進を積極的に推進し、売上増を目指します。また、為替変動や原材料価格高騰などの環境変化に対しては、継続して生産・物流コストの削減に取り組みます。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00395] S1001IQZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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