シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004EUC

有価証券報告書抜粋 キリンホールディングス株式会社 研究開発活動 (2014年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループでは、発酵・バイオの先進技術やモノづくり・品質へのこだわりと、お客様のニーズを商品・サービスに反映させるリサーチ・マーケティング力をあわせた技術力の強化を図り、「食と健康」の領域で独自の価値と最上の品質を追求しています。当社グループの研究開発活動は、キリン㈱R&D本部内の5研究所および各事業会社の研究所にて行っています。研究開発スタッフは、グループ全体で1,927名です。
2014年度の主な研究開発成果として、飲料技術研究所では緑茶中のカフェインを選択的に吸着除去する「カフェインクリア製法」(特許出願中)を駆使し、世界で初めて(※)カフェインゼロの緑茶を実現し、「キリン やさしさ生茶 カフェインゼロ」を発売しました。また本技術の開発者が、新しい食品の開発に貢献する独創的な研究に贈られる「2014年度 食創会 第19回安藤百福賞 優秀賞」を受賞しました。
また、パッケージング技術研究所は、麒麟麦酒㈱、日本山村硝子株式会社と共同で、環境に配慮したパッケージ開発の一環として、重量を約2割軽量化し、国内最軽量となる380gのビール中びん(リターナブル)を、2014年11月下旬より九州でテスト展開を開始しました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、571億円です。セグメントごとの状況は、次のとおりです。
※ ペットボトル緑茶史上初(100ml当たりカフェイン含有量0.001g未満のPET容器詰め緑茶飲料、2014年2月
SVPジャパン調べ)

(日本綜合飲料事業)

国内酒類事業では、主力の「キリン一番搾り生ビール」を2013年12月よりリニューアルし、素材のおいしさを引き出す「一番搾り製法」をさらに進化させました。仕込み・発酵条件を最適化することで、「飲みやすさ」「麦のうまさ」を同時に改善したほか、華やかな香りを生み出すホップの使用比率を約1割増やすことで、豊かな香りを実現しました。
6月には、ギフト専用商品として「一番搾り プレミアム」を発売しました。秋田県大雄産の第一等品ホップ「かいこがね」を贅沢に使用するとともに、ホップを発酵中に漬け込むひと手間かけた製法を採用するなど、極上の一番搾り麦汁のみを使用することで、“麦の澄みきったうまみと、華やかな香り”を実現しました。12月には、「一番搾り スタウト」をリニューアルしました。低発酵で熟成させることで黒ビールらしいコクを高めたほか、麦汁煮沸工程の後半にホップを投入する「レイトホッピング製法」を採用することで華やかな香りに仕上げました。
「グランドキリン」ブランドでは、革新的で日本人の口に合うラインアップを通じてビールのおいしさや楽しさを提案し、好評をいただいています。当社開発陣の数々のチャレンジにより、2014年は7月に「ブラウニー」、8月に「マイルドリッチ」、9月に「ホップフルーティー」、12月に「ビタースウィート」を限定発売しました。
「のどごし」ブランドでは、「キリン のどごし<生>」を1月よりリニューアルし、特許技術「ブラウニング製法」をさらに進化させることで、過去最高ののどごしを実現しました。また、「キリン のどごし〈生〉 ICE」を6月に限定発売しました。ドイツ・ハラタウ産のヘルスブルッカーホップを使用することで、のどの冷涼感(※1)を高めるとともに、氷点下(マイナス2℃~0℃)で氷点貯蔵するアイス製法(※2)を採用して爽快ですっきりとした味わいに仕上げました。11月には、「キリン 冬のどごし〈華やぐコク〉」を限定発売しました。カラメル麦芽を使用することで、冬らしい深みのある色合いの液色に仕上げるとともに、レイトホッピング製法により、華やぐコクと香りを実現しました。

※1 ヘルスブルッカーホップに多く含まれるβユーデスモールは冷涼感を感じさせる効果があり、冷涼感に関与する成分(βユーデスモール)の含有量を調節した冷涼感に優れた飲料、および冷涼感をさらに高める技術について特許出願済み。
※2 通常の「キリン のどごし〈生〉」よりも低温で貯蔵。

9月には、「淡麗プラチナダブル」を発売しました。「淡麗ダブル」で使用していた世界初の当社独自の特許技術「プリン体カット製法」(※3)をさらに進化させ、プリン体99%カットからプリン体0.00%への低減を実現することで、「プリン体0.00×糖質0」でありながら、淡麗シリーズならではの本格的なうまさを味わえる機能性発泡酒として展開しました。
11月には、「キリン フレビア レモン&ホップ」を発売しました。20代、30代の男女をメインターゲットに、“ホップのさわやかな香りをレモンが引き立てる、フレーバービアスタイルの発泡酒”をコンセプトに開発した、醸造とブレンド技術を融合させた新しい発泡酒として展開しました。

※3 特許番号:第3730935号。発泡酒中に含まれるプリン体を効果的に除去する。

RTDでは、中核である「氷結®」ブランドにおいて、ストロングシリーズを2013年12月からリニューアルし、アルコール度数を9%にするとともに、果汁感や飲みごたえを高めました。また、スパウトパウチ型の新容器を採用した新しいスタイルを提案する「キリン 氷結®アイススムージー シチリア産レモン/ライチ」を7月に限定発売しました。
6月には、“ビター”“ほろにがい”という新しい味覚軸に着目した新ブランド「キリンチューハイ ビターズ」を発売しました。皮やハーブから抽出したビターリキュールを使用することで、食事とともに楽しめるほろにがい味わいに仕上げ、ビターチューハイという新たなカテゴリーを創造しました。

メルシャン㈱では、「商品開発研究所」が、各工場や関連部署と連携しながら、主にワインの商品開発を行なっています。また、“良いワインは良いブドウから”という思想のもと、ブドウの栽培管理まで踏み込むことで、ブドウの香味特徴や健康成分を最大限に引き出している点が特徴です。一方で、商品開発以外に、基礎的な研究成果も積極的に情報発信しています。「日本ブドウ・ワイン学会」 2014 年大会では、日本固有のブドウ品種(甲州やマスカット・ベーリーA)に関する一連の研究成果を報告しました。そのなかで、「甲州ブドウにおける栽培管理の違いが甲州ワインのフェノール成分に及ぼす影響」という演題名で発表した栽培環境因子(光や温度)とブドウ成分との関連性に関する研究内容が「ポスター発表賞」を受賞しました。
山梨県勝沼市に位置するワイナリー「シャトー・メルシャン」は、日本におけるワイン造りの先駆者として長年培った経験を活かして高品質なワインを生産しています。2014 年においては、レベルの高い国際ワインコンクールの一つである「チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン(仏・ボルドー)」にて金賞を受賞、国内では、国産ワインコンクールで金賞6個(過去最多)を受賞するなど、シャトー・メルシャンの“日本ワイン”が国内外で高い評価を受けています。
神奈川県の「藤沢工場」は、お客様がお求めやすいリーズナブルなテーブル・ワインを提供しています。2014 年は、8年連続カテゴリー No.1となった「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」やポリフェノール含量の高い健康ワイン「ボンルージュ」などの主力商品の品質向上やリニューアルに努めて参りました。また、輸入ワインで業界最低価格帯でありながら味も満足いただけるチリワイン「ラデラ・ヴェルデ」をペットボトルで導入するなど、お客様にとっての“お手軽”“お気軽”といったニーズにも応えています。
焼酎や梅酒に関しても、品質にこだわった商品提案を実施しています。2014 年においては、本格的な梅酒である「梅まっこい」がモンド・セレクションで金賞を受賞しました。また、本格焼酎「八代不知火蔵 むぎ焼酎 白水」と「八代不知火蔵 麦焼酎 どぎゃん」は熊本国税局の酒類鑑評会で優等賞を受賞しました。さらに、2年間の研究開発の結果、和柑橘様の香りがのった新規芋焼酎(浅黄うさぎ)を市場に導入しました。本研究成果は、「日本醸造学会」2014年大会で発表しています。
今後も、“素材の香味特徴を最大限に引き出す”技術を中核に据えて、オリジナリティに溢れ、そして、お客様にとって魅力ある商品開発を推進して参ります。

国内飲料事業では、キリンビバレッジ㈱が中心となり原料の選定から最終商品までの開発を一貫して行っております。
紅茶カテゴリー全体が前年比94%(推計)とマイナス成長となるなかで、紅茶飲料のトップブランドである「午後の紅茶」は、話題のコンテンツとタイアップしたデザインラベルや、店頭施策を年間通じて展開し缶・ペットボトル容器で過去最高の出荷を記録しました。発売4年目となる「午後の紅茶おいしい無糖」は、食事に合う無糖紅茶として市場のポジション獲得に一歩前進し、前年比103%と、好調に推移しました。
コーヒーカテゴリー「ファイア」では、ブランドの柱である「ファイア挽きたて微糖」が堅調に推移しました。また、手軽にドリップコーヒーを楽しめる環境が広がり、コーヒー市場は伸長しています。コーヒーに対する嗜好の本格化が進むなかで、「ファイアダブルマウンテン」は、豆本来の特長を味わっていただけるコーヒーとして発売し、缶コーヒーの新味覚ゾーンとして、話題となりました。
また、「世界一おいしい飲み物をつくる会社になる」というキリンビバレッジの新ビジョンを具現化するブランドとして発売した「別格」は、キリンの品質本位を極限まで追い求め、素材からケタ違いなハイグレードラインアップを展開しました。低価格化が進む飲料市場において、高価値・高価格市場を創造する商品として、お客様からのご支持をいただいています。

当事業に係る研究開発費は、92億円です。

(オセアニア綜合飲料事業)

オセアニア綜合飲料事業では、LION PTY LTDで、爽快感のあるユニークな大人向けの炭酸飲料「ホプト」を、キリンビバレッジ社と共同で開発し、ニュージーランドで発売しました。健康によいナチュラルな商品が売り上げを伸ばしているニュージーランドの清涼飲料市場において、ホップ抽出物と天然香料を使用した糖分50%カットの「ホプト」は当初の予想を上回る好調な販売となっています。
当事業に係る研究開発費は、2億円です。

(海外その他綜合飲料事業)

海外その他綜合飲料事業では、Brasil Kirin Holding S.A.で、ブラジルにおける健康志向の高まりを背景とした日本食の浸透を受け、「一番搾り製法」を使ったオールモルトビール「KIRIN Ichiban」の現地製造を開始しました。国内フラッグシップブランドのブラジルへの展開により、160万人の日系人コミュニティを擁するブラジルのお客様からの支持を得て、初年度は計画を上回る規模となりました。
当事業に係る研究開発費は、4億円です。

(医薬・バイオケミカル事業)

(1) 医薬事業
協和発酵キリン㈱では、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使し、腎、がん、免疫・アレルギー、中枢神経の各カテゴリーを研究開発の中心に据え、資源を効率的に投入することにより、新たな医療価値の創造と創薬の更なるスピードアップを目指しております。
特に、グローバル戦略製品である抗CCR4ヒト化抗体KW-0761(日本製品名「ポテリジオ」)については、製品価値の最大化に向けて、固形がんを対象とした腫瘍免疫療法に関する開発提携契約を複数社と締結しました。
なお、海外を中心とする後期開発が進展し、研究開発費は前連結会計年度に比べ増加しました。
当連結会計年度における主な後期開発品の開発状況は次のとおりであります。

腎カテゴリー
(国内)
・ カルシウム受容体作動薬「レグパラ」の副甲状腺癌に伴う高カルシウム血症、副甲状腺摘出術不能又は再発の原発性副甲状腺機能亢進症に伴う高カルシウム血症の効能・効果追加の承認を2月に取得しました。
・ 「レグパラ」の12.5mg製剤の承認申請を3月に行いました。
・ カルシウム受容体作動薬KHK7580の二次性副甲状腺機能亢進症を対象とした後期第Ⅱ相臨床試験を8月に開始しました。
・ 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病を対象としたRTA 402の開発方針を7月に決定し、今後、新たな第Ⅱ相臨床試験を開始することとしました。
(海外)
・ 中国においてカルシウム受容体作動薬Cinacalcet Hydrochloride(日本製品名「レグパラ」)の承認を6月に取得しました。
・ 中国において持続型赤血球造血刺激因子製剤KRN321(日本製品名「ネスプ」)の透析施行中の腎性貧血を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
がんカテゴリー
(国内)
・ 持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」のがん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制に対する承認を9月に取得し、11月に発売しました。
・ 抗CCR4ヒト化抗体「ポテリジオ」の再発又は難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫及び皮膚T細胞性リンパ腫の効能・効果追加の承認を3月に取得しました。また、化学療法未治療のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫の効能・効果及び用法・用量追加の承認申請を2月に一旦取り下げましたが、6月に再度申請を行い、12月に承認を取得しました。
・ 持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」の骨髄異形成症候群に伴う貧血を対象とした承認申請を3月に行い、12月に承認を取得しました。
・ ソラフェニブ治療歴を有するc-Met高発現の切除不能肝細胞癌を対象としたARQ 197の第Ⅲ相臨床試験を2月に開始しました。
(海外)
・ 抗CCR4ヒト化抗体KW-0761(国内製品名「ポテリジオ」)は、皮膚T細胞性リンパ腫を対象とした第Ⅲ相臨床試験を米国及び欧州において、末梢性T細胞リンパ腫を対象とした第Ⅱ相臨床試験を欧州において、成人T細胞白血病リンパ腫を対象とした第Ⅱ相臨床試験を米国及び欧州等において、それぞれ実施中です。なお、欧米で実施している皮膚T細胞性リンパ腫を対象とした第Ⅲ相臨床試験の実施国として4月に日本を追加しました。
免疫・アレルギーカテゴリー
(国内)
・ 抗IL-5受容体ヒト化抗体KHK4563は、喘息を対象とした第Ⅲ相臨床試験を、ライセンス導出先であるアストラゼネカ社が実施中の国際共同試験計画の一環として、日本及び韓国において4月に開始しました。
・ 抗IL-17受容体完全ヒト抗体KHK4827の乾癬を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
中枢神経カテゴリー
(国内)
・ 抗てんかん剤「トピナ」の新剤形(細粒剤)追加の承認を1月に取得し、5月に発売しました。
(海外)
・ 米国及び欧州等において、KW-6002(日本製品名「ノウリアスト」)のパーキンソン病を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
その他
(国内)
・ 遺伝子組換えアンチトロンビン製剤KW-3357の先天性アンチトロンビンⅢ欠乏に基づく血栓形成傾向及びアンチトロンビンⅢ低下を伴う汎発性血管内凝固症候群の効能・効果の承認申請を7月に行いました。
(海外)
・ 欧米において抗線維芽細胞増殖因子23完全ヒト抗体KRN23の小児X染色体遺伝性低リン血症性くる病を対象とした第Ⅱ相臨床試験を7月に開始しました。

(2) バイオケミカル事業
・ 主力製品である各種アミノ酸・核酸関連物質などの省資源・高効率の発酵生産プロセスの開発に引き続き注力する一方、高い技術力を活かし、ジペプチド・オリゴ糖などの素材の製法開発や市場開拓にも積極的に取り組んでおります。
・ 発酵技術と有機合成技術の組み合わせにより、高付加価値の医薬品原薬・中間体についての新製法の開発を進めております。
・ ヘルスケア領域では、国内外の大学・研究機関との共同研究を通して得られた機能性や安全性データに基づき、アミノ酸等発酵生産物の栄養生理機能探索や用途開発を行っております。また、利用しやすい味や剤形のための製剤開発にも取り組んでおります。

当事業に係る研究開発費は477億円です。

(その他事業)

小岩井乳業㈱技術開発センターでは、小岩井ブランドならではの大地の恵みを大切にしたおいしさに加え、会社ビジョンでもある「お客様の事を一番に考える会社」として、お客様の「おいしい」「うれしい」の期待に応えるため、キリングループと協働した最新の技術も活用し、製品の開発及び包装容器の改善、乳製品の基礎研究に取り組んでおります。
当期成果として、キリン㈱と共同研究を行っている“まもるチカラの乳酸菌”「プラズマ乳酸菌」については、2012年の「小岩井 カラダへの贈りもの プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」上市以降、販売を順調に伸ばしているとともに、小岩井とゆかりのある岩手県雫石町の小中学校を対象とした児童生徒の健康づくりをサポートすることを目的として、2-3月に本商品を無償提供する取り組みを行いました。また、この乳酸菌を活用し「毎日安心して召し上がれるおいしい低脂肪タイプ」をコンセプトとして、9月に「小岩井 プラズマ乳酸菌ヨーグルト~KW乳酸菌プラス」(後発酵ヨーグルト)および宅配専用で「小岩井 Ca家族~プラズマ乳酸菌プラス~」(乳飲料)を上市し、ご好評いただいております。近年、お客様の食品に対する「安心・安全」ニーズが高まる中で、「素材」にこだわりを持った商品を発売いたしました。「小岩井 素材のおいしさヨーグルト(香料・安定剤不使用)」(発酵乳)については、乳の自然な味わいを活かすため、香料・安定剤を使用せず小岩井工場産生クリームをベースとした乳製品と乳酸菌の力だけで作り上げ、また、素材の特性を活かした、三温糖・オリゴ糖を使用したこだわりの商品設計を行い、「小岩井 カフェオレ」(乳飲料)については、生乳を75%使用し、乳のコクに負けないアラビカ種のコーヒーと合わせ、香料不使用ならではの奥深い味わいを実現し、2商品とも大変ご好評をいただいております。
乳飲料においては、「小岩井 コーヒー」、、、の4商品を発売し、金額ベースで目標の139%を達成しております。
チーズカテゴリーにおいては、キリングループの健康素材である「回復系アミノ酸 オルニチン」の機能性と独特の旨味成分を活かした「小岩井 大人のチーズ」がご好評いただいており、、に加えを発売し、金額ベースで目標の149%を達成しております。
また、昨年に引き続きキリングループのCSV活動の一環として、東北地方の沿岸で収穫される素材を原材料にした「小岩井 オードブルチーズ」、を開発し、東北復興支援商品(※製品1個につき1円を寄付し震災復興に役立てる)として発売いたしました。
上記商品以外にも、小岩井ならではの乳のおいしさにこだわった製品開発を進め、ヨーグルト、乳飲料、乳製品でも数多くの新商品を開発・発売してまいりました。今期30周年を迎えた基幹商品である「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」においては前年比124%と大幅に販売量を増加し、お客様からご好評いただいております。
今後も最新の研究・技術開発の知見・成果を新商品の開発及び既存商品の改良に活用し、より多くの「おいしい」「うれしい」を実現する乳製品を提供してまいります。
当事業に係る研究開発費は1億円です。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00395] S1004EUC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。