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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CP96

有価証券報告書抜粋 コクヨ株式会社 研究開発活動 (2017年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,497百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。

1.ステーショナリー関連事業
顧客のシーン毎に未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。
当社ならではの価値ある商品として、際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。
(1)ファイリングシリーズ(ネオス)
現在のオフィスに適した機能・デザイン・カラーに進化した新定番のファイリングシリーズです。仕様面では、A4リフィル(クリヤーポケット)がスッキリとじられる2穴ファイル、タテ・ヨコ使い分けられるファイルボックスなど、新たな機能を施しました。デザイン・カラーの面では保管時にもオフィスの美観にマッチさせるという点を意識しました。フラットファイル・チューブファイル・リングファイル・ファイルボックス・ファイルボックス(スタンドタイプ)・個別フォルダー・収納ボックスの7アイテムを揃えました。
(2)ファイル用品シリーズ(カタス)
個人書類を整理・活用するための「クリヤーホルダー」を中心としたファイル用品シリーズです。は書類整理のコツである、見出しを書く(Ka)・立てる(Ta)・捨てる(Su)ということから名付けた商品です。「書く」という点では、付せんやラベルで簡単にしっかり見出しをつけられる「インデックスホルダー」を中心に、クリヤーホルダー専用の「ラベル」も用意しました。また、その見出しがつけられたクリヤーホルダーを複数枚まとめるための「グルーピングホルダー」にも、大型の背見出し紙がついており探しやすくなっています。「立つ」という点では、書類を立たせて省スペースで保管できる、上下可動取っ手付きの「ファイルボックス」とファスナーを開け、立てて使用もできる「ドキュメントバッグ」があります。書類の見出しを「書く」ことと、保管時に「立てる」ことで検索性が上がり、「捨てる」書類も見つけやすくなります。
(3)キャンパスノート
従来のキャンパスノートより厚みを薄く、軽くしながらも、裏うつりしにくく、書き心地なめらかなコクヨオリジナル原紙を使用したノートです。罫線は、美しく書くことをサポートする「ドット入り罫線」と小学生向けに「方眼罫」を採用しています。学校へ持っていく荷物の軽量化に役立ちます。
(4)2WAYハサミ
一本でハサミとカッターの二通りの使い方ができるハサミです。刃を閉じたままカッターのように引いて切れる「ハコアケモード」を搭載しており、ダンボール箱の開梱シーンで活躍します。「ハコアケモード」とは、スイッチをスライドしながらハンドルを握ることで刃先から刃が出てくる仕組みで、ダンボール箱の開梱時には刃を閉じたまま引いてテープを切ることが可能です。その時の刃の飛び出し量は最大1mmで、箱の中身を傷つけにくい仕様となっています。また、ダンボール箱の中身の袋やタグなどを切るシーンでは、ハサミとして使用することで、一連の開梱作業をスムーズに進めることができます。
(5)テープカッター(クリップタイプ)
マスキングテープを手間なくきれいに切れる、クリップタイプのテープカッターです。クリップのようにマスキングテープに挟むだけでセットでき、複数のマスキングテープを使う際にも簡単に付け替えができます。特殊加工を施した「カルカット刃」を採用しているため、切ったテープの切り口はまっすぐきれいに仕上がります。さらに、テープに付けたまま保管できるので、テープを切る際にハサミを取り出す手間を省くことができます。
(6)選べるボールペン
ボディとインクの組み合わせを自分で選んでお気に入りの1本をつくれるボールペンです。ボディのグリップは手の大きさや筆圧、持ち方によって選べる、太め・標準・細めの3タイプがあり、カラーはそれぞれクリヤーとスモークの2色があります。インクは書き心地の好みや用途によって選べる、なめらかでにじみにくい「シルキー油性」と、軽く書けて鮮やかな「エアリーゲル」の2タイプがあり、ボール径はそれぞれ0.5mm・0.7mm、カラーは黒・赤・青・ブルーブラック(ブルーブラックはエアリーゲルのみ)があります。
(7)ペンケース
大容量なのに目的のペンが見つけやすいペンケースです。ペンが約35本分入る収容力がありながら、開けると内面が広がって見える新開発のシェル型構造で、取り出したいペンがすぐに見つかります。閉じているときは手になじむすっきりとしたフォルムです。内側には、定規や付せんなどを収容できるメッシュポケットが付いており、ペンケースの中を整理しやすくなっています。ペンケースとしてだけでなく、ガジェットなどのツールケースや、ポーチとしてもおすすめです。
以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、973百万円となりました。

2.ファニチャー関連事業
「止まらないオフィス」をキーワードに、オフィスにいながら場所に縛られずに自分のリズムで働くことができ、無意識に体が動き、心身ともに健やかでいられる。人と人が自然に集まり、自由につながって交流できる。そんなワークスタイルとワークスペースを提案するために、以下の商品を開発・発売しました。
(1)“座る”の概念を変えるイス「ing(イング)」
体の微細な動きに合わせて360°自由に揺れる「グライディング・メカ」により、前傾や後傾から左右のひねりにまで追随し、座面が自然にスイングするイノベーティブなイスです。昨今、長時間着座による健康への悪影響が指摘される中で、座っている状態でも体の動きを止めない「ing」は働き方改革の新たなステージにもつながる可能性を秘めた商品です。
(2)オフィスラウンジ家具 計5商品
執務環境の多様化とともに高まっている「執務エリア以外でも快適にワークしたい」というニーズに応える、家のような居心地の良さと公共空間のような多様性を兼ね備え、自然なコミュニケーションを促すオフィスラウンジ家具群です。集中と偶発的な対話を両立させるテーブルシリーズ「Region(リージョン)」、“余白”と“緩衝”の組み合わせで交流と集中をコントロールできるシステムソファー「Collesso(コレッソ)」、ソファーに座った後傾姿勢でも快適なパーソナルテーブル「Perso(ペルソ)」、リラックスしながらも思考を止めずにリラックス&ワークを叶えるブラウジングチェアー「Notion(ノーション)」、立位でも座位でも書きやすいホワイトボード「MOBI-bo(モビーボ)」、これらを中心にその他の当社既存商品を組み合わせた構成が可能です。
(3)会議イス「Spline(スプライン)」
オフィス空間から大学等の教育施設におけるセミナールームや講義室、多目的スペースでの使用を意図した会議イスです。体圧分散性を向上させた背シェルと復元性の高い弾性糸入りメッシュを採用した座面によって長時間の使用にも適しており、バリエーションはサークル脚タイプ3種(標準スタック)とキャスタータイプ2種の全5種を用意しました。
(4)パーソナルロッカー「iNON(イノン)」
ワーカー・職種毎に異なるロッカーの使用状態について当社がリサーチを重ねた結果、独自の機能を取り入れたパーソナルロッカーです。小物を整理しやすい扉裏トレーや庫内を有効活用できる庫内トレー等、収納に対するワーカーの要望・工夫に応えています。また、様々な空間やインテリアに馴染みやすいシンプルでモダンなデザインを採用し、並べた際に整然と美しく見えるよう意匠にもこだわりました。

また、店舗関連製品では、店舗の生産性向上に貢献できる独自の機能を持った商品づくり、という基本姿勢のもと、研究開発活動を行いました。主に食品スーパー等の小売事業者向けに、下記商品を上市しました。
(1)「ベーカリートレイホルダー」
主に小型スーパー等の小売事業者向けに、インストアベーカリー売場(店舗内併設のパン売り場)の持ち帰り用トレイを一枚ずつ取り出しやすく、衛生的に設置できる什器です。
(2)「トライボプレート」
主に食品スーパー等の小売事業者向けに、店舗等のカウンター天板上に貼付して、天板上の載置物を滑らかに可動させるプレートです。潤滑性を備えた樹脂プレートで、独自開発した凹凸の表面形状で摩擦抵抗を軽減させ、その表面上で滑らかに滑動させることができます。小売店等の業態における働き方の視点で、取り扱う「カゴ・箱・商品」の移動オペレーションを見直し、現場の作業負荷を軽減して生産性向上をサポートする商品です。
以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、424百万円となりました。

3.通販・小売関連事業
当連結会計年度における研究開発費の金額は、22百万円となりました。

4.全社共通
次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、76百万円となりました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00670] S100CP96)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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