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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007UXD

有価証券報告書抜粋 コムシード株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであり、将来に関する事項は不確実性を有しており、実際の結果と異なる可能性がありますのでご留意ください。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び予測を行わなければなりません。したがって、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。
(2)財政状態の分析
当事業年度における資産・負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(資産)
当事業年度末における資産は2,183千円減少し、746,185千円(前事業年度末比0.3%減)となりました。これは主に、売掛金12,605千円、前渡金30,960千円、前払費用16,262千円、長期前払費用17,618千円、繰延税金資産22,521千円が増加したものの、現金及び預金56,210千円、ソフトウエア31,900千円、ソフトウエア仮勘定14,337千円が減少したことによるものです。
(負債)
当事業年度末における負債は133,818千円減少し、222,157千円(前事業年度末比37.6%減)となりました。これは主に、買掛金19,449千円増加したものの、未払消費税等11,997千円、預り金27,637千円、転換社債型新株予約権付社債100,000千円、長期借入金16,664千円が減少したことによるものです。
(純資産)
当事業年度末における純資産は131,634千円増加し、524,027千円(前事業年度末比33.6%増)となりました。これは主に、第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の権利行使、第三者割当による増資、第4回新株予約権の行使に伴う株式の発行により、資本金102,476千円、資本剰余金102,476千円が増加したものの、当期純損失の計上による利益剰余金75,115千円の減少によるものです。
(3)経営成績の分析
①売上高
売上高は、既存事業の「グリパチ」が単月過去最高売上を更新するなど当初計画を上回って推移したものの、パチスロシミュレーターアプリにおいて、実機販売計画の変更、並びに開発遅延の影響により、複数タイトルで計画していた収益の大部分の計上が翌期へずれ込んだことで全体としては前年を下回り、当事業年度における売上高は1,203,520千円(前年同期比0.7%減)となりました。
②営業利益
売上原価において社内開発の稼働率が向上したことによる外注費の圧縮と、販売費及び一般管理費においても固定費を中心とした費用の見直しによる経費の削減に努めましたが、社内開発ライン増強とスマートフォンネイティブアプリのビジネス展開に向けた人員補強による先行投資的な費用負担を吸収できず、営業利益は45,864千円(前年同期比54.0%減)となりました。
③経常利益
営業利益が減少したことに加え、第三者割当増資による株式交付費と支払手数料の計上により、経常利益は42,998千円(前年同期比54.2%減)となりました。
④税引前当期純利益
経常利益が減少したことに加え、減損損失の計上による特別損失の発生で、税引前当期純損失93,701千円(前年同期は税引前当期純利益93,873千円)となりました。
⑤当期純利益
税引前当期純損失を計上し、法人税、住民税及び事業税3,935千円の計上があったものの、将来の利益予想に基づき繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産を追加計上したことで、当期純損失75,115千円(前年同期は当期純利益109,081千円)となりました。


(4)キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社が展開するモバイル事業を取り巻く環境は、スマートフォンやタブレッド型などの高機能携帯端末が急速に普及し、従来のフィーチャーフォンからの移行が進んでいる中、モバイルコンテンツ市場は、端末の高速・高機能化や通信料金体系の定額化を背景に引き続き堅調に推移するとともに、国内のSNSプラットフォーム向けのソーシャルゲーム市場が引き続き拡大しております。
従いまして、当社は次の目標を掲げ、収益性の向上を図る所存であります。
①スマートフォン向けのコンテンツ拡充とソーシャルゲーム市場に向けた事業の展開
②既存のパチンコ・パチスロ関連サイトの拡充
③パチンコ・パチスロ関連企業との関係強化
④コスト管理の徹底
また、当社の得意とするエンターテイメント・コミュニティ領域での事業の拡充を図るため、当社が保有する企画開発力を活かしつつ、業務提携やM&A等も視野に入れ事業を一層推進してまいります。
(6)戦略的現状と見通し
当社は、「新たなエンターテインメント・コミュニティの創造」を経営理念として掲げ、趣味性に富んだエンターテインメントコンテンツを媒介とした、新たなコミュニケーションの場、機会を提供することを目指しております。現在、消費者の価値観の多様化が進み、ファン・マニア・オタク・サブカルチャーといった特定ジャンルのニッチ市場が生まれ、情報通信の活発化により、そのマーケットはさらに拡大しており、更にスマートフォンの普及、高性能化によって、ますます可能性を広げております。
このような状況のもと、当社はこれまで積み重ねてきた経験やノウハウ、専門性をもとにニッチ市場の特定ファンの方々のために、「より深く」「より面白く」「より使える」コミュニケーションメディアを提供してまいります。
また、当社設立以来の事業であるモバイル事業を核に、特定のファン層を対象として、ユーザー本位のサービスを追及していくとともに、モバイル技術の進化にあわせた高品質なサービスの提供を目指してまいります。
具体的には次の目標を掲げ、収益性の向上に努める所存であります。
・「ワンユースマルチプラットフォーム戦略」に基づく既存コンテンツの多面的な展開
・アプリ開発力の強化及び内製化の促進
・パチンコ及びパチスロ関連企業との関係強化
・ゲームパブリッシング事業の展開
さらに、当社の得意とするエンターテイメント・コミュニティ領域での事業の拡充を図るため、当社が保有する企画開発力を活かしつつ、ソーシャルゲームおよびスマートフォン向けコンテンツビジネスへ経営資源を集中させ、さらなるユーザー獲得の強化を図ってまいります。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社はパチンコ・パチスロの幅広いファンを対象に、既存のパチンコ関連領域を一層強化するとともに、周辺領域の拡充および関連企業との関係強化を行い、モバイル事業を核に安定した収益の拡大を目指します。
中長期的には、売上高経常利益率10%の達成を目標に経営指標として管理していきます。
今後は既存サービスを一層強化し、さらにコンテンツの企画開発・版権取得、業務提携、M&A等の業容拡大につきましても、資金の状況等を勘案しながら、キャッシュ・フローを重視した事業展開を行う所存であります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05401] S1007UXD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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