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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L0ZH (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 サントリーホールディングス株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発体制は、以下のとおりです。
当社では、当社グループの研究開発活動の連携・協働を推進しています。サントリー食品インターナショナル㈱、サントリースピリッツ㈱、サントリービール㈱、サントリーワインインターナショナル㈱の各商品開発部門、サントリーウエルネス㈱の健康科学研究所では、商品開発のための研究開発活動を行っています。また、サントリーグローバルイノベーションセンター㈱では、中長期的な視点での新たな価値創造のための基盤研究を行っています。
当社グループの研究開発活動は、主として、京都府のサントリー ワールド リサーチセンター及び神奈川県の商品開発センターの2拠点にて行っています。このような体制のもとで、当社グループは、安心安全で、おいしさや高機能を備えた商品をお客様にお届けするべく、全グループ一丸となり新商品・新規事業の開発に努めました。

[飲料・食品セグメント]
サントリー食品インターナショナル㈱では、「サントリー天然水」ブランドにおいて、朝摘み有機レモン果汁を使用し、レモンのみずみずしい味わいを実現した、「サントリー天然水 スパークリングレモン」をリニューアルしました。「BOSS」ブランドにおいて、「クラフトボス」紅茶シリーズから、シチリア産の有機レモン果汁由来の香りと酸味が楽しめ、低温長時間抽出により紅茶の渋み成分を最小化し、高濃度アロマ抽出製法により、紅茶の華やかな香りを贅沢に抽出した、「クラフトボス レモンティー」を発売しました。「伊右衛門」ブランドでは、淹れたてのような「豊かな香り・旨み」と「雑味のない穏やかな渋み」を両立し、サントリー独自の技術で緑茶本来の鮮やかな緑の水色(すいしょく)を実現したサントリー緑茶「伊右衛門」をリニューアル発売しました。また、「食事から摂取した糖質の吸収を抑える」働きがあることが報告されている難消化性デキストリン(食物繊維)を含有し、食事に合う爽やかな香りとすっきりとした飲み口を実現した「伊右衛門プラス おいしい糖質対策」(機能性表示食品)を発売しました。「GREEN DA・KA・RA」ブランドでは、春から夏場は“鉄分”、秋から冬場は“プロテクト乳酸菌4337L”を配合し、「GREEN DA・KA・RA」をリニューアルしました。
欧州では、砂糖含有量の低減等により、お客様の健康に配慮した中味設計に関する研究開発活動を実施しました。英国では、「Lucozade」ブランドから4種のフレーバーを、「Ribena」ブランドから濃縮タイプの6種のフレーバーを発売しました。フランスでは、「MayTea」ブランドから、低糖かつオーガニック茶を使用したラインナップ「Les eaux de thé」を発売しました。
アジアでは、マレーシアとシンガポールにおいて、「goodmood」ブランドから「Blackcurrant」フレーバーを発売しました。また、「Lucozade」ブランドから「Lucozade Energy Orange」を南アフリカ共和国にて、「Lucozade Zero Orange Drink」を香港にて、「Lucozade Cola」をナイジェリアにて発売しました。インドネシアでは、「Okky」ブランドから、新たなフレーバー「Bubblegum」を発売しました。
オセアニアでは、「V」ブランドから、「Raspberry Lemonade」等の2種のフレーバーを発売しました。また、「BOSS」ブランドから、「ICED VANILLA LATTE」を発売しました。更に、「The Real McCoy」ブランドから3種のフレーバーを発売しました。

[酒類セグメント]
サントリースピリッツ㈱では、酒齢55年を超える長期熟成モルト原酒のみを使用した同社最高酒齢ウイスキーとなる「山崎55年」を数量限定で発売し、ウイスキーの世界に新しい価値を提供する“やってみなはれ”の精神とブレンド技術を国内外に示しました。RTDでは、多くのお客様からご好評いただいている「こだわり酒場のレモンサワー」ブランドから、レモンをまるごと漬け込んだ浸漬酒と複数の原料酒をブレンドし、レモンの味わいと、アルコール度数9%のくせのないお酒の旨みをしっかり感じられるキリッとした中味の「こだわり酒場のレモンサワー〈キリッと男前〉」を発売しました。「-196℃」ブランドは、「同 ストロングゼロ」シリーズをリニューアルし、“-196℃製法”による浸漬酒を進化させ、果実まるごとの味わいがさらに感じられ、飲みごたえのある中味に仕上げました。やさしい味わいの飲みやすいお酒として、幅広い年代のお客様からご支持いただいている「ほろよい」ブランドもリニューアルし、ブランド育成に注力しました。ホワイトスピリッツでは、伝統的なジンの8種のボタニカルに加え、柚子・緑茶・生姜という3種の和素材を使用した、ジャパニーズジン「翠」を発売しました。当社ならではの蒸溜・浸漬方法で素材ごとの個性を最大限引き出し、食事に合う爽やかな味わいを実現しました。

サントリービール㈱では、「ザ・プレミアム・モルツ」「同〈香る〉エール」を同時にリニューアルし、新たに開発した神泡リッチ製法により、高分子タンパクをコントロールすることで、“おいしさ”と“泡品質”を高め、いっそう“華やかな香り”“深いコク”“心地良い後味”のバランスからなる余韻を感じていただけるように仕上げました。また、“神泡”プロモーションを進化させ、ご家庭向けに「神泡サーバー」史上最大の超音波振動数を実現した「神泡サーバー2020」を導入しました。また、醸造家の“もう一つの夢のビール”として高い評価をいただいている「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2020」を抽選販売しました。「同 マスターズドリーム」で培った技術を活かし、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」に使用した木樽で熟成させることで実現した、“満ち溢れる余韻と重厚な香り”が特長です。新ジャンルでは、「金麦」「同〈糖質75%オフ〉」「同〈ゴールド・ラガー〉」の3種で、金麦醸造家のこだわりによって季節ごとに味わいを変える“四季の金麦”を展開しました。ノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー」については、3月にリニューアルし、「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」の機能はそのままに、“ぐっとくるのどごし”と“キレの良い後味”を実現しました。また、全米での販売を開始しました。

サントリーワインインターナショナル㈱では、ご家庭で気軽に楽しめるワインとして幅広いお客様からご好評いただいている「デリカメゾン」を飲みやすさは維持しながら、ぶどうの濃い味わいやすっきり感を強化し、より飲みごたえの感じられる中味に仕上げました。スパークリングワインの新価値提案として、出汁をよく使う和食などに合う爽やかな和柑橘テイストの「雫音(しずね)」を新ブランドとして数量限定で発売しました。

[その他セグメント]
サントリーウエルネス㈱では、国内の商品開発においては、体脂肪を減らす機能が報告されているローズヒップ由来ティリロサイドを含む機能性表示食品「Rの美力」を発売しました。また、“強い骨づくり”をサポートする「カルメイト」、独自の高濃度リッチアップコラーゲンを配合した「ミルコラ」、胃酸に強いビフィズス菌を配合した「TADAS(タダス)」、エイジング・スキンケアブランド「F.A.G.E.(エファージュ)」をリニューアルしました。海外展開のための商品開発では、台湾で「TADAS(タダス)」と「ミルコラ」を、ベトナムで「セサミンEX」を発売しました。研究開発においては、第31回国際化粧品技術者会連盟横浜大会での青バラエキスの効果について等、2件の学会発表を行いました。また、高齢者の認知機能に対する運動と長鎖高度不飽和脂肪酸(LCPUFA)摂取を組み合わせることの有用性やワインエキス及びシラカバ樹皮エキスがUV照射によるPIMT(Protein L-isoaspartyl/D-aspartyl O-methyltransferase)の減少を抑え回復を早める研究成果をはじめ、14報の論文を公表しました。

サントリーフラワーズ㈱では、国内春夏市場での花苗で12ブランド24商品を発売し、3ブランド4商品をリニューアルしました。また国内秋冬市場では4ブランド4商品を発売し、1ブランド1商品をリニューアルしました。「サフィニア」では日本を象徴するカラーとして「JAPANレッド」を発売しました。また、売上が伸長している「サフィニアアート」シリーズでは「江戸しぼり」「とらネコ」の2品種を投入し、ブランド強化を図りました。「ミリオンベル」では花弁がダブルでフリルになる豪華な「ミリオンベルプチホイップ」を4品種発売し、「ミリオンベル」シリーズを強化しました。また、近年、すぐに花を楽しみたいというお客様ニーズに合致し、売上好調の「すぐ楽」シリーズに「星空マム」「フェアリースター」「beedance」を投入しました。野菜苗では1ブランド1商品を発売し、2ブランド3商品をリニューアルしました。欧米では、2020年に以下にあげる北米11品種、欧州11品種の合計22品種を発売しました。特に欧米とも再成長を図っている「Surfinia」で各3品種、欧州で主力の「Sundaville」に3品種、北米で独自性の高い「Soiree Kawaii」に2品種と複数の品種を発売することでブランド強化を図っています。

サントリーグローバルイノベーションセンター㈱では、水分摂取に関する研究において、習慣的な水分摂取による複数の健康増進効果が認められ、4月に栄養学の分野で国際的に権威のある科学雑誌「Nutrients」に採択されました。


なお、当連結会計年度の研究開発費は飲料・食品セグメント78億円、酒類セグメント50億円、その他セグメント26億円、各セグメントに配分できない研究開発費84億円となり、研究開発費の総額は239億円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22559] S100L0ZH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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