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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10053JY

有価証券報告書抜粋 スペースシャワーSKIYAKIホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策及び日銀による金融緩和を背景とした円安や株高傾向が継続し、企業業績や雇用情勢に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動及び実質可処分所得の減少や、為替の影響による物価の上昇などによる消費低迷懸念が存在し、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
こうした状況の中、当社グループでは、「事業グループの再設計と成長発展期待分野への積極的取り組みの促進」、「顧客や関連業界に対する存在感と期待感の拡大による優位なポジションの獲得」、「不採算事業の見直し再編による業績伸長と持続発展可能な基礎収益力構造の創出」を、当連結会計年度の経営方針として掲げ、経営を行ってまいりました。
「事業グループの再設計と成長発展期待分野への積極的取り組みの促進」に向けた取り組みといたしましては、2014年10月にデジタルサービス推進部を新設し、急速に普及するスマートフォンやタブレット端末ユーザーを獲得すべく、人気アーティスト「andymori」の解散ラストライブを、スペースシャワーTVでの放送以前に「デジタルファースト」で生配信するなど、「スペシャアプリ」配信コンテンツの強化を実施いたしました。また、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズとの共同運営にて、音楽、映画、アニメ、ゲームなど、同じコンテンツのファンが集い語らう新スタイルのコミュニティスペース、エンタテインメント・コラボレーションカフェ「AREA-Q」(エリア・キュー)を、2015年3月27日に原宿に開業いたしました。
「顧客や関連業界に対する存在感と期待感の拡大による優位なポジションの獲得」に向けた取り組みといたしましては、スペースシャワーTV開局25周年を記念し、総勢250名を超える出演者を迎え、特別番組「25時間テレビ」を無料生放送するとともに、「スペシャアプリ」にて生配信を行い、ユニークユーザー数が過去最高となるなど大きな盛り上がりを見せました。加えて、「ライブハウスを中心に活躍するインディーズアーティストや、ビデオクリップのないアーティストの魅力を、ライブを通して全国の視聴者に伝える」というコンセプトのもと、当社が主催するライブイベント「スペースシャワー列伝」が、通算100公演を迎えたことを記念し、日本武道館等大規模会場クラスへと成長した、過去の「スペースシャワー列伝」出演者を含めた合計100組のアーティストが出演する、全25公演の「スペースシャワー列伝100」を開催いたしました。
「不採算事業の見直し再編による業績伸長と持続発展可能な基礎収益力構造の創出」につきましては、書籍関連において、印刷部数適正化を中心とした新刊本の収支コントロール強化や固定費削減により、大幅な収益構造改善を実現したことに加え、音楽ソフト関連において、受託パッケージやレーベルの採算管理を徹底し、発売タイトルを厳選する取組みに着手いたしました。引き続き、他の事業においても組織改編を含む事業構造の見直しを図りつつ、コスト削減に努めてまいります。
この結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高につきましては11,759,137千円と前年同期比120,205千円増(同1.0%増)、営業利益は226,791千円と前年同期比14,891千円増(同7.0%増)、経常利益は231,703千円と前年同期比3,951千円増(同1.7%増)、当期純利益は113,269千円と前年同期比27,068千円増(同31.4%増)と、増収増益となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

A.音楽事業
有料放送の番組視聴可能世帯数につきましては、主に「スカパー!標準画質サービス」が2014年5月に放送終了したことにより大きく減少した結果、「スペースシャワーTV」が812万3千世帯(前年度末比11万5千世帯減)、「100%ヒッツ!スペースシャワーTVプラス」が255万3千世帯(前年度末比34万6千世帯減)となりました。視聴可能世帯数の減少、及びスカパー!サービスの配分単価減少に伴い有料放送収入が前年同期比で減少したことや、レコードメーカーからの広告出稿が減少したことに加え、25周年記念番組放送に伴い、番組制作費を戦略的に投入したことなどにより、当連結会計年度における放送関連の業績は前年同期を下回る結果となりました。音楽ソフト関連では、CD/DVD等の販売枚数が想定した水準に届かず、パッケージ販売収入や著作隣接権収入が前年同期比で減少したものの、多数の音楽フェスへの出演や地上波番組での露出の増加により、コアな音楽ファンのみならず一般的音楽ファンの認知度も向上したことに加え、メジャー初のフルアルバム「魅力がすごいよ」の販売枚数が10万枚を超え、一般社団法人日本レコード協会のゴールドディスク認定を受けるなど、当連結会計年度を通して大きな成長を遂げた「ゲスの極み乙女。」をはじめとする自社マネジメントアーティスト関連の、イベント出演収入、グッズ販売収入やロイヤリティ収入が、前年同期比で大幅に増加したことにより、前年同期を上回る結果となりました。イベント関連では、当社主催の野外フェス「SWEET LOVE SHOWER 2014」を、スペースシャワーTV開局25周年を記念して3日間開催としたことに加え、観覧スペースの拡張を行ったことで観客動員数を大幅に伸ばし、前年同期を大きく上回る結果となりました。また、書籍関連では、収益構造の改善が実を結びつつあり、安定した新刊本の刊行や、返品数の減少などにより、前年同期を大きく上回る結果となりました。この結果、売上高は10,201,253千円と前年同期比171,545千円増(同1.7%増)、経常利益(セグメント利益)は、155,898千円と前年同期比10,279千円増(同7.1%増)と、増収増益となりました。

B.映像制作事業
当事業につきましては、当連結会計年度は、前年同期比で受注数が微増したものの、ミュージックビデオ制作やライブ映像制作、CM制作の大型案件が前年同期比で減少したことなどにより、売上高は1,557,883千円と前年同期比51,339千円減(同3.2%減)と前年同期を下回る結果となりましたが、販売コスト管理の強化により、経常利益(セグメント利益)は、90,604千円と前年同期比421千円増(同0.5%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、108,761千円の獲得となり、資金の期末残高は、2,891,086千円となりました。これは、営業活動により440,645千円獲得した一方で、投資活動により168,793千円、財務活動により162,584千円使用したことによるものであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の獲得は、440,645千円(前連結会計年度は142,813千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益により229,133千円、減価償却費の計上により100,101千円、無形固定資産償却費の計上により80,636千円、仕入債務の増加により71,900千円、その他流動負債の増加により60,393千円獲得した一方で、法人税等の支払により67,668千円、売上債権の増加により34,987千円使用したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の使用は、168,793千円(前連結会計年度は258,110千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得により50,389千円、無形固定資産の取得により44,237千円、投資有価証券の取得により47,944千円、敷金及び保証金の差入により20,224千円使用したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の使用は、162,584千円(前連結会計年度は174,388千円の使用)となりました。これは配当金の支払により120,271千円、リース債務の返済による支出により42,312千円使用したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04478] S10053JY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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