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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100A03I

有価証券報告書抜粋 セーラー万年筆株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年12月期)


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(1) 当連結会計年度の財政状態
当社グループの当連結会計年度の財政状態は、現金及び預金につきましては、前期14億9千6百万円から当期10億5千7百万円と4億3千8百万円減少いたしました。
売上債権につきましては、前期11億1千9百万円から当期11億6千7百万円と4千7百万円増加いたしました。たな卸資産につきましては、前期14億3千8百万円から当期14億3千3百万円と4百万円減少いたしました。
仕入債務につきましては、前期8億1千万円から当期8億1千1百万円と、ほぼ横ばいでした。
これらの結果、総資産は51億3千1百万円と、前連結会計年度末に比べて3億8百万円減少し、負債合計は32億9千4百万円と、前連結会計年度末に比べて2億6千3百万円減少しました。純資産合計は前期18億8千1百万円から18億3千6百万円と、前連結会計年度末に比べて4千4百万円減少しております。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
①売上高
文具事業におきましては、インバウンド需要には一服感がみられましたが、いわゆるコト消費の盛り上がりを受けて、万年筆や万年筆インクの売上が好調を維持しました。しかしながら、法人ギフト市場をはじめとした低価格品の販売は振るわず、売上高40億7千2百万円(前年同期比2.5%減)となりました。
ロボット機器事業につきましては、北米市場への販売は比較的好調だったものの国内販売が低調で、期末にかけて定評ある食品容器のラベルインサート装置の受注等がありましたが、売上高19億6百万円(前期比1.8%減)となりました。
この結果、当社グループ全体の売上高は59億7千8百万円と前期より1億3千8百万円の減少となっております。

②営業利益
文具事業におきましては、セグメント利益4千9百万円(前期セグメント損失8千7百万円)となりました。これは、自社製品の売上増加や経費節減などによるものです。
ロボット機器事業におきましては、競争激化や材料費の上昇によりセグメント損失2百万円(前期セグメント利益4千万円)となりました。
この結果、全社では、営業利益4千7百万円(前期は営業損失4千7百万円)となりました。
③経常利益
支払利息等を支払った結果、2千8百万円の経常利益(前期は経常損失8千2百万円)となりました。
④親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等を支払った結果の親会社株主に帰属する当期純損失は2千4百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1億5千1百万円)となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「業績等の概要」に記載しております。

(4) 継続企業の前提に関する事項
当社は、継続して重要な親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。当連結会計年度は、営業利益及び経常利益は確保したものの、親会社株主に帰属する当期純損失は24百万円でした。当該状況により前連結会計年度に引き続き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況に対応するため、当社は以下の施策を実行し、基幹事業の経営基盤の強化を行い、収益力の強化を図ることにより、当該状況の改善を実現できると考えております。

1. 企業方針及び会社経営の基本方針
当社は、開発型メーカーとしてその製品において『最高の品質』を追求することにより、『顧客満足度の最大化』を図るべく研鑽を重ね、その継続的な努力により『SAILOR』ブランドの価値を向上していくことを企業方針としております。
基本方針は、次のとおりです。
①社会・文化の発展に貢献
社会のニーズを取り入れ、最高の書き味をお届けするとともに、「手書き」文化に貢献します。
②顧客満足度の最大化
高機能・高品質及び洗練されたデザインの製品をお客様にお届けするとともに、全社を挙げて、お客様満足の最大化に努めます。
③ステークホルダーと信頼関係の構築
効率的な経営、業績の成長を目指し、ステークホルダーに信頼される企業に成るべく努めます。
④従業員の尊重
活気ある職場を構築し、従業員一人一人の特性や能力が発揮できる環境を作ります。
⑤信頼される経営
法令、規則、定款、社内規程を遵守し、透明性の高い社内統治、適正な開示により、広く社会から信頼される企業を目指します。

2. 中期経営計画の実施
当社は、上記の基本方針を踏まえ、主力の文具事業、ロボット機器事業の2事業に、限られた経営資源を集中していくことで、より市場性の高い、高品質な製品を供給してまいります。研究開発を強化し、自社製品の販売比率を上げていくことで、一層の利益拡大を目指します。

○基本戦略
①当社の得意分野、競争力のある分野に、経営資源を集中します。
②研究開発を強化し、独創性に富む製品を提供して参ります。
③組織をスリム化し、変化する市場に対し迅速な経営判断に努めます。
④積極的な海外戦略を実施し、海外売上の拡大を目指します。
⑤国内市場におけるシェアを拡大します。
⑥業務内容を見直し、一層の経費節減を進めてまいります。
⑦既存資産の見直しを実施して、資産効率の向上を目指します。

○事業部戦略
(文具事業)
①万年筆の拡販
・万年筆の魅力を伝え、万年筆を使ってもらうための施策を積極的に実施していきます。
・万年筆インクの新開発を進め、万年筆を使う楽しさを増大させます。
・生産能力を拡大し、リードタイムを短縮することで、お客様にタイムリーに製品をお届けする体制を整えます。
②ボールペンの拡販
・中高価格帯の製品ラインナップを充実させ、幅広い顧客ニーズに応えていきます。
③OEM製品の拡充
・OEM製品の拡充により、生産設備の効率化を図ります。
④研究開発の強化
・顧客目線の製品開発をいたします。
・書き味に定評のある油性ボールペンの新製品開発をいたします。
⑤海外市場の強化
・万年筆、万年筆インクを海外市場へ積極的に売り込んでいきます。
・海外代理店の新規構築と既存代理店との一層の協力体制を確立していきます。
⑥収益改善の強化
・生産性を高め、コストダウンを実現していきます。
・品質の向上に努め、メーカー価値を向上させていきます。

(ロボット機器事業)
①取出機の強化
・壊れない取出機というSAILOR品質を維持し、一層の向上を目指します。
・全軸ラック&ピニオン駆動により耐久性及び樹脂製ラックにより静音性を向上させます。
②営業の強化
・顧客、成形機メーカーに担当者を割り振り、対話による情報収集をします。
・営業力強化の為、説明資料を充実させ、ブランドを高め顧客対応力を取得します。
③研究開発の強化
・メーカー目線でなく、営業担当者との同行により情報収集し、顧客目線の製品開発を行っていきま
す。
・無線機能、自動制震制御で他社との差別化を実現します。
・環境に配慮した省エネロボット、7軸駆動の標準化を実施します。
・超高速機の拡張性を高めます。
④海外市場の強化
・海外子会社との技術、製品情報共有(連結決算重視)による子会社販売力の強化を行います。
・海外代理店の新規構築と既存代理店の定期訪問を行い協力を強化していきます。
⑤収益性の強化
・生産性を高めてコストダウンを実現(高品質は維持)していきます。
・顧客と定期点検契約等を結び、アフターサービスや工事関係の収益増強をします。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02365] S100A03I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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