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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DEN0

有価証券報告書抜粋 タキロンシーアイ株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度において当社グループの研究開発活動は、研究開発部門、商品開発部門のそれぞれ独自の活動に加え、部門間での協業体制により、新事業の芽を次の成長エンジンに育てることを重点として取り組み、次の収益の柱となる新事業育成を加速するべく推進しております。
さらに、商品開発部門と工場技術部門、事業部及び営業最前線とが密接に連携したプロジェクト活動や、グループ会社との協業により、顧客ニーズに応える魅力ある商品づくりを推進しており、全社環境保全活動に基づく環境影響に配慮した技術開発・商品開発にも取り組んでおります。
これらの取り組みを通してコア技術の拡大や商品開発力の強化を図り、快適な生活空間の提案、社会基盤強化への貢献、産業基盤の企業活動への貢献をしてまいります。
一方、これらの研究開発活動を支える信頼性の高い性能評価・分析評価機能の充実も継続して図ってまいります。
なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は基礎研究に係るもので、総額1,288百万円であります。

建築資材事業セグメント
住設資材、採光建材ともに、統合初年度は、タキロンシーアイグループ内における経営資源の最適化を重要課題として、工場技術部門と商品開発部門における保有技術の共有化・活用を主に、省エネ・省力化テーマ、低コスト化開発を推進しました。住宅着工の減少、少子高齢化、省エネ・省力化等々、環境分析をもとに各商材のスペシャル化を目標に開発を継続してまいります。
床材では、バルコニー用途に向けて、防滑性・防汚性機能をそのままに、インレイド構造を継承した高意匠木目調床材「タキストロンWB」4柄を開発。また、機能面においては更なる安全性を追求し、転倒時の衝撃を和らげる衝撃吸収床材「タキストロン プラスケア」を開発し販売を開始しました。
建装資材では、2018年8月のカタログ改訂に合わせ、粘着剤付不燃認定化粧フイルム「ベルビアン」の新規品揃え開発を実施。木工家具の表面化粧材である「ボンレックス」も欧州のニーズ・トレンドを反映し、意匠開発・機能開発に注力しました。
防災事業関連では、今年度も水災対策、避難誘導に役立つ商材開発に注力しました。
水災対策では民需向けに開発した止水板「フラットセーフライト」の更なる適用設置範囲の拡大を睨み、パネルの支持体であるサイド柱、中間柱、自動ドアセンサー回避部材の品揃えを強化、また、より簡易施工性と止水性を追求した固定金具の改良にも注力しました。
避難誘導に関しては、暗闇下において蓄光機能を活かした商品の開発、各種用途展開を推進しました。屋内向けの蓄光誘導表示テープとして「ルミセーフテープ」、路面用の誘導サイン表示として「ルミセーフガイド」、河川量水標「ルミセーフサイン量水標仕様(再帰反射Type)」など避難誘導、安全監視に関する用途拡大を進めました。

環境資材事業セグメント
アグリ分野では、農POフィルムの高機能化に注力しました。
長期展張タイプ「テキナシ5」の耐久性や防滴性をさらに向上させた「バツグン5」を開発し販売を開始しました。
アグリ包材分野では、灌水チューブで顧客ニーズを取り込み、4アイテムの新仕様品の販売を開始しました。
インフラマテリアル分野では、中間貯蔵向け広幅遮水シートとして業界初となる一体型成形による最大7.7m幅のシート製造方法を開発し、お客様に施工時の接合数を減らせると好評を得ています。あわせて導電性シートの配合開発をおこない販売を開始しました。

高機能材事業セグメント
塩ビプレートは、レーザー加工装置用カバーとしてご好評を頂いているレーザー光シールドプレート「タキシャロン」の光学特性をアップした「ニュータキシャロン」を開発し、国内のみならず欧州へもその販路を拡げております。
ポリカーボネートプレートは、表面硬度の高いPC/PMMA複層板が海外のスマートフォン、携帯電話メーカーの保護面板として採用が拡大しており、今後は更に製品ラインナップを整え、その他モバイル機器・車載分野への展開を加速してまいります。
切削用材料は、導電性ナイロンやPOM丸棒を新たに市場投入するとともに、汎用から高機能まで、引き続き製品の拡充を進めてまいります。
マイクロモータは、カメラから電子錠・ポンプ・防護マスクへと顧客ニーズに沿った新製品をタイムリーに市場に提供しており、また、磁性材シートは、高度な混練技術を基に特徴のある製品を開発することで、事業領域の拡大を図っております。



機能フィルム事業セグメント
包装分野で使用されるOPSフィルムの弱点である室温でも収縮する物性を極力抑えたフィルム(低自然収縮フィルム)を製品のラインナップに加え、さらに専用のグラビアインキのご紹介をさせて頂き、中国、東南アジア、中南米への市場にて開拓を図って参ります。
一方、PEやPPなどのポリオレフィン素材を組み合わせ、高度な成形加工技術で、あらゆる産業分野のお客様の多様な“再開閉ニーズ”に応える高精度のプラスチックジッパーを開発しています。
お客様より好評であるPE系シーラントとPP系シーラントとの両方に低温でヒートシール可能な「MX-13F」の特徴に加えて、より製袋しやすいジッパーとして「MX-13FS」を開発し販売を開始しました。「MX-13FS」は、よりポイントシール性に優れていることを特徴としており、アルミを主体とする包材でもジッパーをつぶし易くすることでその仕上がりには好評を頂いております。
他社にはない製品である、閉めた時に音が出るジッパー「Sensory」(特許公開中)を開発し販売を開始しました。閉めた感覚が指に残ることで閉め心地が良く、何度も袋の開け閉めを繰り返したくなるジッパーとの評判で、特に欧米市場でペットフード用パウチなどに好評を頂いております。
これからもお客様のニーズに合わせたジッパーの開発に取り組んでいきます。

全社(共通)
「プラスチック加工業界のリーディングカンパニー」を目指し、新技術への挑戦を進めると共に、グループ会社を含めた基盤技術の深耕・拡大、及び「明日を担う」商品開発に取り組んでおり、高度な配合設計技術、構造制御技術、設備設計技術、成形加工技術を活用して、独自性・優位性のある素材の開発、付加価値の高い機能性フィルム・シートの開発、形状(意匠)設計技術の開発、施工技術・新工法の開発、新しい機能を生み出せるプロセスの構築などに注力しております。
これら研究開発のレベルアップ、スピードアップのために外部研究機関との連携を積極的・精力的に推進し、大学及び公的研究機関との共同研究などを通して、高度な分析技術、「明日を担う」基盤技術を蓄積してきております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00823] S100DEN0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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