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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G7GN

有価証券報告書抜粋 タキロンシーアイ株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度における当社グループの研究開発活動は、研究開発部門、商品開発部門それぞれの独自活動に加え、部門間での連携により、新事業の芽を次の成長エンジンに育て上げ、新たな収益の柱となる事業の構築を目指し推進しております。
また、生産部門、販売部門と連携したプロジェクト活動や関係会社との協業により、お客様のニーズに応える魅力ある製品づくりの推進、並びにマイクロプラスチックによる海洋汚染といった新しい社会問題に対応するため、環境保全活動に基づく環境影響に配慮した技術開発・製品開発にも取り組んでおります。
これらの取り組みを通してコア・テクノロジーの強化・拡充や開発推進力の強化を図り、快適な住環境と都市環境のサポート、農業の活性化や社会インフラの整備、産業用途から日用家電までさまざまな分野で活躍する高機能材の提供、製品ラベルや包装用製品などシーンに合わせた最適設計など、無限の可能性を秘めたプラスチックとともに、これからも豊かな暮らしと社会の発展への貢献をしてまいります。
なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は基礎研究に係るもので、総額1,109百万円であります。

建築資材事業セグメント
住設資材分野では、大手ハウスメーカーのニーズを受け、管工機材においては、高付加価値型浸透マス、汚水マスの開発に注力いたしました。また、雨どいにおいては、より高意匠な色調の品揃えを進めています。当部門においては、引き続き時代のニーズを反映しながら、付加価値の向上に努めてまいります。
採光建材分野では、大手建材メーカーとの協業により、軽量、且つ視認性・採光性を兼ね備えたポリカーボネート製安全柵を開発し販売を開始しました。今後は素材のみならず、中間加工品素材、最終加工部材などの加工品事業の強化を図り、事業領域の成長・拡大に繋げていきます。
さらにグループ会社であるダイプラ㈱で取り扱う断熱性ポリカーボネート波板“ポリカダンナミ”を当事業部へ移管しました。これまで保有する畜産資材“畜産ナミイタ・養鶏どい”と合わせて、畜産事業分野へ付加価値製品の拡充を進めてまいります。
グループ内で唯一の熱硬化性樹脂を取り扱う日本ポリエステル㈱は、建材内装用防煙資材として、ガラス繊維入りFRP防煙垂れ壁の新グレード開発を進め、お客様のニーズに応える製品拡充を計画しています。また、FRP素材の特長である強靭性・絶縁性・耐腐食性を活かし、軽量且つ安全性を担保する資材へと用途展開を推進しております。
看板事業(製作・施工)及びLED事業を主とする三和サインワークス㈱では、コンビニ向け看板資材、駐車場看板・LED製品、デジタルサイネージ、チャンネルサイン分野から多くの引き合いを得ております。引き続き保有技術を成長させ、お客様のニーズに応える製品拡充に努めてまいります。
床材分野では、昨年マンションバルコニー向けに販売を開始した高意匠木目調床材のご好評を受け、建装資材で保有する意匠技術を床材へ展開し、次世代に向けた意匠開発に注力いたしました。今年度はマンション向けに防滑性・防汚性機能をそのままに、インレイド構造を継承し、立体的意匠感を有する“タキストロンFH”の開発、販売を開始しました。
建装資材では、粘着剤付化粧フィルム“Belbien”の新カテゴリーとして“Belbien+TEX”(モノトーン且つテクスチャーによる空間演出素材)の企画・開発に注力し、2019年8月末の上市を予定しています(全76柄予定)。

環境資材事業セグメント
アグリ分野では、お客様のニーズとして、省力化や廃プラスチック削減のためフィルムの長寿命化が求められております。また、昨今の異常気象の影響で、ハウス内の温度管理が難しくなっており、それらニーズに対応した新製品を2019年度の上市に向けて開発を進めております。さらに、灌水チューブでは、3つの新仕様製品を開発し販売を開始しました。
インフラマテリアル分野では、昨年度に生産・販売を開始し、好評を得ている一体型成形広幅遮水シートのラインナップを増やしました。新たに、“ビノンメタロバリヤーSLS(シグナルレイヤー)”、“ビノンメタロバリヤーBB(導電シート)”など4種類を加え、“ビノンメタロバリヤー(黒)”と“ビノンメタロバリヤー(景観用)”を含めた6種類のシートを販売しております。また、事業会社とのシナジー効果を図るための新製品開発にも着手しております。

高機能材事業セグメント
塩ビプレートは、レーザー加工装置用カバーとしてご好評を頂いているレーザー遮蔽プレート“タキシャロン”に欧州EN規格適合品を新たに市場投入し、その販路を広げるとともに、米国、中国市場にもフォーカスした製品開発を継続して行っております。
ポリカーボネートプレートは、表面硬度の高いPC/PMMA複層板が海外のスマートフォンの背面カバー材として採用が拡大しており、今後はさらに製品ラインナップを整え、車載分野への展開を加速してまいります。
切削用材料は、汎用から高機能まで、独自の押出成形技術を用い、低歪みで樹脂特性を活かした高品質な製品の拡充を引き続き進めてまいります。
マイクロモータは、カメラから電子錠・ポンプ・防護マスクへとお客様のニーズに沿った新製品をタイムリーに市場へ提供しており、また、磁性材シートは、高度な混錬技術を基に特徴のある製品を開発することで、事業領域の拡大を図っております。

機能フィルム事業セグメント
熱収縮フィルム、ジッパー通じて、ブランドオーナー、コンバーターからの地球環境保護の要望に応えるべく、「カーボンニュートラル」を特徴とするバイオマス原料を使用した製品、プラスチックごみによる環境汚染に配慮した生分解性プラスチックを使用した製品、そしてリサイクル可能な原料を使用した製品を開発し、環境に調和した循環型社会の実現にむけた製品を販売していきます。
加えて、ジッパー分野では、ジッパーユーザーの加工性を高め、省力化に貢献するためにドラム巻きジッパーを長時間連続使用可能にした“Vertical Drum Stand”を開発し、当社ジッパーをより効率的にお使いいただけるようになりました。
生産面では、日本の工場をマザー工場として、熱収縮フィルムでは北米と南米の工場に、ジッパーでは中国の工場に、その技術力・ノウハウを水平展開し、BCP対策をすると共に、各地域のニーズに対応するもの作りを進めています。

全社(共通)
研究開発部門は、市場変化を見据えながらグループ全体のコア・テクノロジーを活かした技術開発を進め、さらには外部企業や大学・研究機関との交流を積極的に行うことで開発のスピードアップを図り、「プラスチック加工業界のリーディングカンパニー」を目指しております。
また、高度な配合設計技術、性能・分析評価技術、設備設計技術、成形加工技術を活用して、独自性・優位性のある素材の開発、高付加価値な機能性フィルム・シートの開発、形状(意匠)設計技術の開発、施工技術・新工法の開発、新しい機能を生み出せるプロセスの構築などに注力し、「明日を担う」製品開発に取り組んでおります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00823] S100G7GN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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