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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ITUS (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ダイジェット工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおいて、研究開発活動は連結財務諸表を作成する当社のみが行っております。当社の研究開発活動については以下のとおりであります。
研究開発の方針として、切削抵抗の低減、高能率・高精度化及び長寿命化によりお客様のリードタイム短縮と加工コスト低減に貢献すること、また製造時の消費エネルギー削減により環境に優しい製品を開発することを掲げております。
切削加工分野においては、高硬度材の直彫り加工や、5軸加工機を利用した省段取り加工等、後工程への負担を軽減する取組みで高能率化が進んでおり、94期は、下記テーマに取り組み、様々な新製品を開発いたしました。

金型材料の高硬度化および高精度化に対応するため、高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」に、刃先強度と切れ味を両立した高硬度材加工用インサート「TS形インサート」を開発、さらに新開発の高硬度材向け材種「DH202」を採用し、長寿命を実現しました。
「TS形インサート」の特長は、
① 切削熱の発生を抑制するために、従来よりも大きなねじれ角度を採用し、切れ刃のすくい角度をマイナスとすることにより、低抵抗かつ刃先強度のある刃形で、60HRCを超える高硬度材の中仕上げから仕上げ加工までを、安定した加工でご使用いただけます。
② ボールエンドミル中心部の切りくずポケットを大きくし、切りくずの排出性を向上することにより、中心切れ刃を用いる加工でも、高精度な加工でご使用いただけます。
新材種「DH202」の特長は
① 超硬母材は硬くて強靭な超微粒子合金を用いており、新開発のPVD被膜「DH2コート」は、ナノ多層被膜を積層させることにより、被膜下層部の密着性を損なわずに、硬さを向上させることが可能な当社独自の被膜です。被膜硬さ(Hv)は4,000の特性を有し、耐高温酸化性、耐衝撃性、被膜靭性および密着性に優れ、高硬度材の高速加工で優れた性能を発揮いたします。

また、省段取り化による工程集約、複雑な形状加工や加工精度の向上ニーズの高まりにより、ワンチャックであらゆる方向から加工が行える、5軸加工機用工具2種類「チューリップSヘッドSTLP形」と「ミラーバレルKRM形インサート」を開発しました。
「チューリップSヘッドSTLP形」の特長は、
① 高精度テーパーバレル形状のSヘッドであり、ねじれ角度30度および4枚刃仕様により、超硬シャンクとの組み合わせで、長い突き出し長さでびびりを抑制し、高精度な加工を可能にしました。
② 20度外周テーパー部の大R切れ刃R1500およびフォーム精度±0.01mm以下により、傾斜面加工において加工ピック量を大きくでき、また先端Rによる隅R部の加工にも適しており、高能率な加工でご使用いただけます。
③ Sヘッド材種は、難削材や高硬度材など幅広い被削材に対応可能な、新PVDコーティング材種「DH115」を採用しました。
「ミラーバレルKRM形インサート」の特長は
① ミラーラジアスモジュラーヘッドMRX形に取り付けて使用可能な、外周大R形状の高精度刃先交換式バレルインサートで、立壁や傾斜面の加工で、ボールエンドミルよりもピック量を大きく出来、高能率な仕上げ加工でご使用いただけます。
② ポジ刃形を採用し、低抵抗刃形によるびびり振動を抑制することにより、底面の高精度仕上げ加工も可能にしました。
③ インサート材種は、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた「JC8015」と高硬度材の高速加工が可能な「DH102」を採用し、幅広い被削材への対応を可能にしました。

なお、当連結会計年度の試作製造・技術改良等を含めた研究開発活動に要した費用は383百万円であります。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01488] S100ITUS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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