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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004J8I

有価証券報告書抜粋 ダイドーグループホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年1月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済・金融政策を背景に雇用環境が改善され、緩やかな回復基調にありましたが、4月の消費税率引き上げ以降は、電気料金等が高止まりの状況となり、生活必需品の値上げも相次いだことから消費者の生活防衛意識が高まり、天候不順の影響も相まって、個人消費の回復に遅れが生じました。また、一段の円安により輸入原材料のさらなる価格高騰が懸念される一方で、ウクライナ情勢、中東の紛争激化などの地政学的リスクの高まりや、ユーロ圏経済の低迷、新興国の景気減速などによる海外経済に対する不安感から輸出は伸び悩み、景気の本格的回復には、時間を要する状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループでは、経営環境の大きな変化に対応すべく、さらなる企業価値向上をめざして、新たなグループ理念・グループビジョンを策定するとともに、中期経営計画「Challenge the Next Stage」をスタートさせ、将来の持続的成長の実現に向けた取組みを積極的に展開いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、1,495億26百万円(前連結会計年度比3.4%減)、営業利益51億74百万円(前連結会計年度比13.8%減)、経常利益44億70百万円(前連結会計年度比25.0%減)、当期純利益23億22百万円(前連結会計年度比37.5%減)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
①飲料販売部門
飲料業界におきましては、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減に加えて、最需要期である夏場の低温傾向などから販売が伸び悩みました。業界全体の販売数量が伸びない中で、企業間のシェア確保に向けた販売競争・価格競争はさらに激化しており、販売費の大幅な増加に加えて、消費者の低価格志向の高まりや円安による原材料コストの上昇などもあり、収益確保に向けた経営環境はさらに厳しさを増しております。
このような状況の中、当社では消費税率の変更に伴い、政府方針や一般社団法人全国清涼飲料工業会の基本方針に従い、当社商品への適正な価格転嫁を行いましたが、個人消費の回復の遅れや天候不順の影響などにより、販売実績は厳しい状況で推移いたしました。
商品面では、厳選したコーヒー豆を使用し、創業以来こだわり続けてきたブレンド技術を駆使して開発した「ダイドーブレンド」ブランドの美味しさをより多くの皆様に知っていただくため、「ダイドーブレンドBLACK」や「ダイドーブレンド おいしさ続く微糖」を発売し、ボトル缶コーヒーのラインアップを拡充したほか、従来の缶コーヒーとは一線を画したサプライズな新商品として「ダイドーブレンド 泡立つデミタス エスプレッソ」を発売いたしました。また、近年の健康ニーズの高まりに着目し、“海洋ミネラル深層水”を商品特徴とした「miu」ブランドをリニューアルするなど、ソフトドリンクのラインアップ強化に注力いたしました。
自販機の導入につきましては、「ヒートポンプ自販機」、「LED照明自販機」など地球環境に優しい節電効果の高い「エコ自販機」を積極投入し、地域社会やお客様に支持される自販機網の拡充に注力したほか、当社自販機の魅力をより多くの皆様に知っていただくため、TV-CM「DyDo自販機」を放映するなど、広告販促の効果的活用により、収益確保に努めました。
また、海外展開につきましては、ロシア・モスクワ市におきまして自販機設置をスタートさせ、ロシア市場における飲料ビジネスの展開に着手いたしました。
以上の結果、飲料販売部門の売上高は、1,245億97百万円(前連結会計年度比4.4%減)、セグメント利益は、38億39百万円(前連結会計年度比16.2%減)となりました。
②飲料受託製造部門
飲料受託製造部門である大同薬品工業株式会社は、医薬品を中心とする数多くの健康・美容飲料等のドリンク剤の研究開発を重ね、お客様ニーズにあった製品の創造と厳格な品質管理や充実した生産体制により、安全で信頼される製品を製造しております。
しかしながら、近年、ドリンク剤市場は減少傾向にあり、ここ数年の成長をけん引してきた機能性・美容系ドリンクも飽和状態となるなど、市場環境は厳しい状況で推移しております。
このような状況の中、大同薬品工業株式会社は、業界No.1受託メーカーとしての飛躍をめざすべく、安全・安心な生産体制の維持強化、効率化の推進によるコスト削減の徹底を図るほか、受注拡大に向けて、大手医薬品等有力メーカーへの積極的な提案営業を展開いたしました。
また、将来の成長に向けて台湾の大江生醫股份有限公司との資本・業務提携に合意し、健康食品・飲料に関する事業展開について協議を開始しております。
以上の結果、飲料受託製造部門の売上高は、96億3百万円(前連結会計年度比5.4%減)、セグメント利益は、11億35百万円(前連結会計年度比7.5%減)となりました。
③食品製造販売部門
食品製造販売部門である株式会社たらみは、フルーツデザートゼリー市場においてトップシェアを有し、卓越した知名度とブランド力で事業基盤を確立し成長を続けておりますが、今般、「たらみ」ブランドのさらなる価値向上をめざすべく、新たな経営理念を策定し、その象徴として新たなコーポレートロゴを導入いたしました。
フルーツデザートゼリー市場での確固たる地位を築きつつ、より付加価値の高い商品、新たな市場・販売チャネルの開拓を志向し、お客様の驚きや感動を生む商品を提供すべく、新しい分野の商品として「カロリコカロリカシリーズ」や「おとなのジュレ ジュエリー」を発売したほか、「甘くって濃いシリーズ」や「ごろっと 果実シリーズ」など、市場のニーズにマッチした商品を投入し、コンビニエンスストアへのさらなる浸透を図りました。
また、ダイドードリンコが新商品として発売した「たらみ ふって飲む桃のジュレ」、「たらみ ぷるシャリみかん」の共同開発を行うなど、当社グループのさらなる企業価値向上に注力いたしました。
以上の結果、食品製造販売部門の売上高は、153億25百万円(前連結会計年度比7.4%増)、セグメント利益は、1億98百万円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ151億45百万円増加し、420億20百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益が44億70百万円(前年同期比14億92百万円減)となったことや、売上債権の減少などにより、営業活動により得られた資金は139億59百万円(前年同期は147億64百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
主に資金を有価証券から現金及び現金同等物にシフトしたことにより、投資活動により得られた資金は37億34百万円(前年同期は165億80百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
リース債務や長期借入金の返済による支出などにより、財務活動により支出した資金は25億61百万円(前年同期は4億69百万円の支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00424] S1004J8I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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