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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001H1D

有価証券報告書抜粋 ダンロップスポーツ株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2013年1月1日~12月31日)における世界経済は、米国では堅調な民間需要を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、欧州では依然として景気の低迷が続き、アジアにおいても成長率が鈍化傾向で推移しました。一方、国内経済は、為替の円安と株価上昇が進み、企業業績が回復して個人消費が増加するなど、景気回復に向けた兆しが見え始めてきました。
当社グループを取り巻く環境は、世界最大のゴルフ市場である米国では、積雪など悪天候の影響によりシーズンインが遅れたことでゴルフ場入場者数が減少するとともに、ゴルフ用品市場も前年を下回りました。アジアのゴルフ用品市場では、中国経済の成長鈍化をはじめとして、東南アジア周辺地域の市況も停滞感が広がり、韓国でも前年を下回る状況となりました。一方、国内では好天に恵まれたこともあり、ゴルフ場入場者数、テニスのプレー回数ともに前年を上回りました。ゴルフ用品市場はフェアウェイウッドやユーティリティが好調であったことに加え、当社商品であるゼクシオブランドのゴルフクラブが市場を牽引したことから前年を上回る状況で推移しましたが、テニス用品市場は、市場を牽引するような新商品がなかったことから前年を下回りました。
このような状況のなか、当社グループは、強みである卓越した技術力を活かして優れた性能を誇る商品を開発するとともに、ゼクシオ、スリクソン、クリーブランドゴルフなどのブランドを世界各地域の状況に応じて展開しました。また、ブランド価値と製品への信頼向上のため、松山英樹選手をはじめとする国内外の有力選手と用品使用契約を結びました。ゴルフの日本ツアーでは松山英樹選手、森田理香子選手がそれぞれ賞金王、賞金女王に輝き、海外では米国女子ゴルフツアーで朴仁妃(パク・インビ)選手が2年連続で賞金女王になりました。一方、テニスでは国枝慎吾選手がITF車いすテニス年間世界ランキング1位になるなど、当社契約選手の活躍でブランドの認知度が一層向上しました。このほか、より付加価値の高い商品を提供するために、㈱アシックスとゴルフシューズ分野において業務提携を行いました。また、ゴルファーを増やし、プレー回数を増やすことを目的として「+G(プラス!ゴルフ)プロジェクト」を立ち上げ、ゴルフを始めるきっかけを提供するなど、ゴルフ市場の活性化を図りました。
さらに、グローバルな成長を進めるにあたり、市場ごとに異なるニーズに対応したマーケティング戦略遂行のため、販売体制の効率化をより進めるとともに、グループ全体で生産コストの削減に継続して取り組むなど、企業体質の強化に取り組みました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は66,571百万円(前期比107.9%)、経常利益は3,118百万円(前期比73.8%)、当期純利益は1,453百万円(前期比90.2%)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① スポーツ用品事業
ゴルフ用品のうち国内では、ゴルフクラブにおいて、主力の「ゼクシオ セブン」が発売2年目にもかかわらず好評を博したほか、3月に「クリーブランドゴルフ 588 RTX(ローテックス)ウエッジ」シリーズ、9月に「スリクソンZ」シリーズの限定品などを投入し、ラインアップの充実を図りました。また、12月には「ゼクシオ エイト」を発売し、計画を上回る販売本数となるなど、好調なスタートを切りました。ゴルフボールでは、2月に飛びとスピンコントロール性能を進化させたゴルフボール「スリクソン Z-STAR」の新商品を発売、3月に新開発の革新的な非円形ディンプルにより、まっすぐ力強い高弾道と大きな飛距離を実現するゴルフボール「ゼクシオ XD-AERO」を投入し、拡販に注力しました。これらの結果、ゴルフクラブ、ゴルフボールともに店頭販売シェア年間No.1(※)となりました。
一方、海外においては、ブランドの認知度向上のため、韓国や中国、東南アジアでプロモーション活動の強化を図るとともに、「ゼクシオ セブン」の拡販に注力しました。また、欧米ではクリーブランドゴルフのウエッジ新商品やスリクソンのゴルフボールを軸に積極的な販売活動を進め堅調に推移しました。
以上に加え、為替レートも円安で推移したことから、ゴルフ用品合計で売上高は前年を上回りました。
テニス用品では、トップシェアのテニスボールを9月にリニューアルしたほか、スリクソンブランド初となるテニスシューズ「プロスパイダー」を新発売し、拡販に努めました。一方、テニスラケットでは、国内の硬式テニスラケット店頭販売シェアは年間No.1(※)を維持したものの、スリクソンの「NEW REVO X」シリーズや、バボラの「NEW ピュアドライブ」等の商品がいずれも苦戦を強いられたことから、テニス用品合計で売上高は前年を下回りました。
以上の結果、ライセンス収入を加えたスポーツ用品事業の当連結会計年度の売上高は61,619百万円(前期比108.3%)となりました。
※:矢野経済研究所調べによる金額シェア

② サービス・ゴルフ場運営事業
ゴルフトーナメント運営は、トーナメントの受注数が増加したことにより売上高は前年を上回りました。一方、
ゴルフスクール運営は、拠点の減少により売上高は前年を下回ったほか、ゴルフ場運営においても連結子会社である
播備高原開発㈱の全株式を8月に売却したことにより売上高は前年を下回りました。
以上の結果、サービス・ゴルフ場運営事業の当連結会計年度の売上高は4,952百万円(前期比102.5%)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、1,678百万円と前連結会計年度末と比較して3,470百万円減少しました。各活動によるキャッシュ・フローの内容は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは649百万円の収入となりました(前連結会計年度は7,929百万円の収入)。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益の2,700百万円、減価償却費2,258百万円等であります。また、支出の主な内訳は、売上債権の増加額2,740百万円、仕入債務の減少額837百万円、たな卸資産の増加額381百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは1,912百万円の支出となりました(前連結会計年度は1,401百万円の支出)。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出1,083百万円、無形固定資産の取得による支出905百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは2,516百万円の支出となりました(前連結会計年度は2,894百万円の支出)。支出の主な内訳は、短期借入金の純減少額1,114百万円、配当金の支払額1,159百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02487] S1001H1D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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