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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AMLA

有価証券報告書抜粋 チッソ株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善が続き、個人消費には持ち直しの動きも見られるなど緩やかな回復基調にありましたが、中国及び新興国経済の減速に加え、英国のEU離脱問題や米国新政権の政策動向などが懸念され、依然として景気の不透明感が続く状況となりました。
このような状況のもと当社グループにおきましては、グローバルな事業展開の推進と中核事業の収益基盤強化を目的として、液晶材料や繊維製品では中国及びアジア地域における生産設備の拡充や販売管理体制の強化を進め、肥料では台湾に被覆肥料の新工場を竣工させた他、電力事業においては引き続き再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)活用に向けた改修工事に注力しました。
これらの結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は1,539億9千9百万円(前期比10.3%減)、営業利益は61億3千4百万円(前期比52.4%減)、経常利益は75億3千1百万円(前期比45.3%減)となりました。特別損失に、当期中に支払った水俣病被害者への救済一時金支払額1千4百万円を含む水俣病補償関係損失等36億5百万円及び災害による損失15億8千6百万円等の合計64億5千7百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は14億6百万円となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの区分の変更につきましては「第1 企業の概況 3事業の内容」に記載しております。
①機能材料事業
液晶ディスプレイ市場は、液晶パネルの在庫調整が進み、当社液晶材料の販売は回復傾向となりましたが、円高の影響を受けた結果、売上は減少しました。

当セグメントの売上高は480億1千4百万円となりました。

②加工品事業
繊維製品は、中国・アジア地域及び国内における衛生材料用途の需要拡大の中で、供給能力増強を進め、販売は伸張しました。
肥料は、大幅な原料価格の値下がりが販売価格に影響し、売上は減少しましたが、農作業省力化と環境負荷低減への寄与が評価されている被覆肥料と複合肥料は堅調な販売が続きました。
電子部品は、中長期的に成長が見込まれるスマートフォン・車載モニター用途の販売拡大に注力しましたが、販売増には至りませんでした。

当セグメントの売上高は592億8千4百万円となりました。

③化学品事業
ポリプロピレン及びポリエチレンは、自動車分野やフィルム用途の国内需要が安定的に推移したことから、出荷は堅調となりました。
オキソアルコールは、主用途である可塑剤の需要低迷及び海外市況の下落により引き続き厳しい状況となりました。

当セグメントの売上高は233億円となりました。

④商事事業
主力のポリプロピレンは、出荷は堅調となりましたが、原料ナフサ価格の安価継続が販売価格に影響し、売上は減少しました。

当セグメントの売上高は193億3千2百万円となりました。


⑤電力事業
2016年熊本地震及びその後の大雨洪水の被害を受けた水力発電所で運転停止・稼動低下を余儀なくされましたが、一部を残して復旧し、順次運転を再開させています。また、これまでに三箇所の水力発電所でFIT活用に向けた改修工事が完了し、営業運転を開始しました。

当セグメントの売上高は30億9千5百万円となりました。

⑥その他の事業
エンジニアリング部門は、石油化学関連の案件受注に注力しましたが、大型案件の成約には至らず、依然として厳しい受注状況は続きました。

当セグメントの売上高は9億7千1百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ14億3百万円(3.3%)減少し、当連結会計年度末残高は417億8千1百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は、前連結会計年度に比べ9億6千1百万円(7.2%)増加の142億1千8百万円となりました。これは主に棚卸資産の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用された資金は、前連結会計年度に比べ41億2千7百万円(32.8%)増加の167億2千3百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得られた資金は、前連結会計年度に比べ34億4千万円(167.8%)増加の54億9千万円となりました。これは主に有利子負債の借入や債権の流動化等を行ったことによるものです。
(水俣病補償によるキャッシュ・フロー)
水俣病補償によって使用された資金は、48億8千4百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00753] S100AMLA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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