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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001IH1

有価証券報告書抜粋 テラ株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国の経済は、政府の各種政策の効果が下支えするなかで緩やかに景気が回復しているものの、国際経済情勢による海外景気の下振れが懸念されるなど、不透明な状況で推移いたしました。当社を取り巻く環境につきましては、再生医療・細胞治療の推進がアベノミクスの成長戦略における重点分野の一つとして位置付けられております。そのための法規制整備として、2013年4月には、再生医療の実現を促進する「再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律」が成立、同年11月には、再生医療等製品を新たに定義し条件付(早期)承認制度の実現等を明記した「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」及び細胞加工業の事業化の実現等を目指した「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」が成立し、本分野の実用化、さらには産業化を促進する環境整備が迅速化しております。
このような状況の下、当社グループは、がんワクチン療法の一つである樹状細胞ワクチン療法を中心とした研究開発、全国の医療機関に対する営業開拓、セミナー等を通じた患者に対する情報提供、学会等での発表を中心とした学術活動及び大学・研究機関等に対する細胞加工施設の運営受託・保守管理サービス等を継続的に行ってまいりました。
2013年4月に、独立行政法人理化学研究所認定ベンチャー企業で、世界初のiPS 細胞を用いた再生医療の実用化を目指す株式会社ヘリオス(旧株式会社日本網膜研究所)と出資に関する株式引受契約を締結いたしました。また、同年12月に、業務提携に関する基本合意書を締結し、iPS 細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発に向けた検討を開始いたしました。
同年5月に、最新の画像診断技術を活かし、がん領域における新薬を中心とした治験支援事業「イメージングCRO(Contract Research Organization)」へ新規参入するため、連結子会社タイタン株式会社を設立いたしました。タイタン株式会社は、最新の画像診断技術やノウハウを用いた治験支援サービスを提供いたします。
同年12月に開催の取締役会において、当社全額出資の連結子会社「テラファーマ株式会社」を設立することを決議し、2014年1月に設立いたしました。当社は、テラファーマ株式会社を通じて、がん治療用再生医療等製品として樹状細胞ワクチン「バクセル®(Vaccell)」の承認取得を目指してまいります。
当連結会計年度における売上高につきましては、細胞治療支援事業が順調に推移したものの、細胞治療技術開発事業の売上が減少したことにより1,539,993千円(前期比4,930千円減、0.3%減)となりました。利益面につきましては、樹状細胞ワクチン「バクセル®(Vaccell)」の承認取得に向けた取り組みを推進したことによる研究開発費の増加により営業利益は23,234千円(前期比198,409千円減、89.5%減)、減価償却費及び本社移転関連費用等を計上したことにより経常損失は24,247千円(前期は220,423千円の利益)、当期純損失は58,296千円(前期は99,623千円の利益)となりました。
当連結会計年度における報告セグメント別の業績は次のとおりであります。

①細胞治療技術開発事業
細胞治療技術開発事業は、樹状細胞ワクチン療法を中心とした独自のがん治療技術・ノウハウの提供を契約医療機関に行っております。
患者に対する情報提供活動につきましては、「がん治療セミナー」を当社契約医療機関と共同で、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、兵庫県及び福岡県にて開催いたしました。
全国の医療機関に対する営業開拓活動につきましては、2013年10月に、池田外科・消化器内科医院(岩手県盛岡市)、同年11月に、医療法人社団有恒会 オザキクリニッククリニカメディカ東京(東京都目黒区)、2014年1月に、医療法人社団輪生会 白山通りクリニック(東京都江東区)と連携契約を締結いたしました。これにより、契約医療機関は全国で34か所となります。
研究開発活動につきましては、2013年10月に、学校法人北里研究所と共同研究契約を締結いたしました。この共同研究契約に基づき、当社は北里大学北里研究所病院と共同で、肝細胞がんに対するがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法の第Ⅰ相臨床試験を開始いたしました。
当連結会計年度の樹状細胞ワクチン療法の症例数は1,300症例となり、当社設立以降の累計で約7,600症例となりました。
当連結会計年度につきましては、症例数が伸び悩んだことにより売上高は1,098,381千円(前期比113,581千円減、9.4%減)となりました。利益面につきましては、売上高の減少に加え、がん治療用再生医療等製品として樹状細胞ワクチン「バクセル®(Vaccell)」の承認取得に向けた取り組み等に関する研究開発費等の増加により営業損失は46,454千円(前期は152,426千円の利益)となりました。

②細胞治療支援事業
細胞治療支援事業は、研究機関、医療機関からの細胞加工施設の運営受託及び保守管理サービス、並びに消耗品、装置の販売及び販売サポート並びにCRO事業等を行っております。
当連結会計年度につきましては、細胞培養装置等機器販売の新規受注が順調に推移したこと等により売上高は473,285千円(前期比140,323千円増、42.1%増)、営業利益は75,642千円(前期比6,424千円増、9.3%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(単位:千円)
2012年12月期2013年12月期増 減
営業活動によるキャッシュ・フロー406,2004,674△401,526
投資活動によるキャッシュ・フロー△150,217△314,778△164,560
財務活動によるキャッシュ・フロー△318,102359,661677,763
現金及び現金同等物の増減額△62,11949,557111,677
現金及び現金同等物の期末残高1,030,5511,080,10949,557


当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比較して、49,557千円増加し、1,080,109千円となりました。
営業活動により獲得した資金は、4,674千円となりました。その主な内訳は、税金等調整前当期純損失23,225千円、減価償却費165,630千円、仕入債務の増加額22,986千円、法人税等の支払額112,955千円であります。
投資活動により使用した資金は314,778千円となりました。その主な内訳は、事業所等及び基盤提携医療機関支援のための有形固定資産の取得による支出134,362千円、無形固定資産の取得による支出41,321千円、株式会社ヘリオスの第三者割当増資の引受けに伴う投資有価証券の取得による支出100,000千円、本社移転に伴う敷金・保証金の差入による支出42,675千円であります。
財務活動により獲得した資金は359,661千円となりました。その主な内訳は、長期借入れによる収入500,000千円、長期借入金の返済による支出133,900千円、社債の償還による支出95,900千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入119,070千円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22621] S1001IH1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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