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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077YG

有価証券報告書抜粋 ナブテスコ株式会社 対処すべき課題 (2015年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


今後の世界経済につきましては、中国経済は新5ヵ年計画でも明らかなように、投資型成長から消費型成長へ構造的な変化を進めており、過去のような高い成長率は期待できず、設備投資需要低迷による世界経済への影響が懸念されます。米国経済においては、新興国景気の減速、ドル高による企業業績の下振れはあるものの雇用は堅調に増加しており、内需による緩やかな成長が期待されます。欧州経済においては、相次ぐテロや難民問題など不安定な要素がある反面、欧州中央銀行による追加金融緩和も実施され、底堅く推移すると予想されます。
当社グループでは、旺盛な産業用ロボット向け精密減速機需要、鉄道車両用機器の中国における需要増や自動ドア事業における拡販を予想しています。
なお、当社は、2015年12月期より決算日を3月31日から12月31日に変更しました。従いまして、2015年12月期は経過年度となることから、次期の業績見通しにおける前年同期比較は行っていません。
以上を踏まえ、次期の売上高は250,000百万円、営業利益は25,500百万円を見込んでいます。

(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、下記企業理念のもと、2020年度に向けた長期ビジョン達成への動きを着実にするため、2014年5月に2014年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画 「Think Global! Act Local! For the Second Decade」 を策定いたしました。

( 企業理念 )

ナ ブ テ ス コ は 、
独 創 的 な モ ー シ ョ ン コ ン ト ロ ー ル 技 術 で 、
移 動 ・ 生 活 空 間 に 安 全 ・ 安 心 ・ 快 適 を 提 供 し ま す 。


( 長期ビジョン 2020年度の目指す姿 )

グローバルに成長し続けるベストソリューションパートナー
(2020年度の経営目標)
売上高 4,000億円
営業利益 600億円


( 中期経営計画基本方針 )

「Think Global! Act Local! For the Second Decade」
~ Challenge & Creation ~


・顧客満足の限りなき追求
・海外展開の一層の推進
・新技術開発の探究とオープンイノベーション
・グローバル生産体制の構築
・株主価値、企業価値の向上

(2) 目標とする経営指標

当社グループは2014年度から2016年度の中期経営目標を、以下のとおり設定いたしました。

①さらなる事業規模拡大・収益性の追求
・2016年度の売上高目標2,800億円±5%、営業利益目標340億円(営業利益率12%)、
当期純利益目標240億円。
・1株当たり当期純利益190円

②資産・資本効率(ROA、ROE)を意識した経営の推進
・2016年度末ROA 7.5%、ROE 15.0%の達成。

③成長性を考慮した企業収益の配分
戦略的な成長投資、財務健全性の確保、株主還元のバランスを考慮した適正配分
・3ヵ年の累計設備投資額450億円
・3ヵ年の累計研究開発費230億円
・安定的配当の継続(配当性向30%以上、40%を超えない限り減配せず)

(注) 本中期経営目標は決算期変更前の2014年5月に発表し、2017年3月期を最終年度として策定したものです。2016年度(2016年12月期)の計画については、「3 対処すべき課題」をご参照ください。

(3) 中長期的な会社の経営戦略
新中期経営計画期間中は長期ビジョン達成に向けて、成長性を考慮した企業収益の配分を念頭に、将来の成長に向けた戦略的な投資を実施してまいります。

新事業の創出と新規市場への展開をすべく「Market Creation」を推し進め、それを支え・加速化すべく「Technology Innovation」に取り組み、この2つの重要戦略を「Financial Strategy」によって確実な事業成長へ繋げてゆきます。

①「Market Creation」による既存事業の伸長と新事業の創出
・「安全・安心・快適」を提供するBest Solution Partnerとして、高付加価値の新製品を市場に投入します。(精密減速機、鉄道車両用機器、航空機器、油圧機器など)
・海外展開を一層推進し、未進出の市場、特に新興国におけるプレゼンスを向上させます。
・安定収益を確保するため、有望市場におけるアフター・サービスビジネス(MRO)の体制構築と強化をはかります。
・「ナブテスコ」ブランドの強化・浸透に取り組みます。

②「Technology Innovation」による開発推進とグローバル生産体制の構築
・多様なニーズに対応する製品のスピーディな提供に向けた、自社開発及び共同開発を推進します。
・グローバル生産体制の構築により「地産地消」を確立します。
・国内工場のマザー工場化と近代化を推進します。

③「Financial Strategy」による戦略投資を支えるキャッシュインカムの創出と安定的な還元
・資産効率の向上を促進します。
・資金調達は、デットによる調達を基本としながら信用格付け維持をはかります。
・1株当たり当期純利益の継続的な拡大による増配を目指し、連結配当性向を30%以上とし、連結配当性向が40%を超えない限り減配しないことを新たな配当方針といたします。
・成長投資として、1)国内工場近代化、増産対応の実施、2)研究開発の推進、3)戦略的M&Aに備えた資金準備に取り組みます。

(4) 会社の対処すべき課題

「事業の展開」
当面の最重要課題は中期経営計画の達成であり、下記課題に取り組みます。
・市場毎のニーズにマッチしたビジネスモデルの構築、海外事業の収益力強化
・多様な市場ニーズを捉えた製品開発、高い総合技術力を駆使した差別化製品の開発
・グローバル化に対応した迅速な意思決定体制の構築、リスクマネジメント力の強化
・グローバル展開のベースとなるグローバル人財の確保・育成・強化
・情報セキュリティのリスク回避に向けた管理体制の維持・強化

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01726] S10077YG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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