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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AFCH

有価証券報告書抜粋 ニッコー株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

このたびは、住設環境機器事業・バンクチュール®(システムバスルーム)において判明した不適切な会計処理につきまして、株主や投資家のみなさまをはじめとする関係各位に多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしましたことを心より深くお詫び申しあげます。
当社グループは、みなさまからの信頼を取り戻すことができますよう不退転の決意をもって再発防止に当たってまいります。

(1) 業績

当連結会計年度は2017年3月期を初年度とする3ヶ年中期経営計画の初年度です。
中期経営計画の各施策に取り組む中、当連結会計年度の売上高は、全てのセグメントが減収となり、128億64百万円(前連結会計年度比5.7%減)となりました。
営業利益は、機能性セラミック商品事業および住設環境機器事業の増益、陶磁器事業の赤字幅縮小、本社管理部門の経費圧縮により、11百万円(前連結会計年度は4億7百万円の損失)となりました。
経常利益は、受取賃貸料および為替差益の計上などにより、67百万円(前連結会計年度は3億83百万円の損失)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、火災損失(2016年4月24日発生の白山工場陶磁器第5工場の一部における失火)などを計上した一方で、再就職支援奨励金(2015年12月実施の希望退職者募集に伴う)の受入れおよび受取保険金(上記失火に関わる保険収入)の計上などにより、1億26百万円(前連結会計年度は5億54百万円の損失)となり、営業利益から親会社株主に帰属する当期純利益に至る各段階利益は、第87期(2012年3月期)以来5期ぶりの黒字化を果たしました。
セグメント別の業績概要は次のとおりです(セグメント利益の大きい順に記載しています)。

〔機能性セラミック商品事業〕
売上高は、22億52百万円(前連結会計年度比4.5%減)となりました。
セラフィーユ®(積層基板)は、車載センサー用商品等が好調に推移し、前連結会計年度比40.1%増となりました。
アルミナ基板は、車載用商品の減産傾向の影響などにより、前連結会計年度比7.1%減となりました。
エフセラワン®(高強度アルミナ基板)は、来期のさらなる受注獲得に向けて拡販活動を推し進めています。
プリンター基板は、第2四半期連結累計期間における外国為替相場の変動(円高)および客先在庫調整の影響などにより、前連結会計年度比27.5%減となりました。
シャイングレーズ®(グレーズ基板)は、商品毎に販売動向が増減し、前連結会計年度比1.3%増となりました。
ビブレックス®(超音波モーター)、エアパスプレート®(高気孔率アルミナ基板)、ビアウエハ®(ウエハレベル実装用基板)は、積極的な商品開発および営業活動を継続しています。
損益面では、高収益商品に軸足を置いた製品構造への転換を図ったことや一部商品における販売価格の見直しに加え、売上原価低減に努めたことにより、第2四半期連結累計期間における外国為替相場の変動(円高)の影響を補い、3億34百万円のセグメント利益(前連結会計年度比19.8%増)となりました。

〔住設環境機器事業〕
売上高は、85億71百万円(前連結会計年度比3.1%減)となりました。
小型浄化槽は、浄化王NEXT®の拡販に注力し、ハウスメーカーとの取引が堅調に推移する中、受注残高を積み上げた一方で、価格競争の激化が影響し、前連結会計年度比2.7%減となりました。
大型・中型浄化槽は、大口の案件が売上となり、前連結会計年度比12.6%増となりました。
バンクチュール®(システムバスルーム)は、有力案件の期ずれの影響などにより、前連結会計年度比17.9%減となりました。
メンテナンスサービスは、大型保守管理が横ばいに推移した一方で、一般家庭用浄化槽の保守点検が堅調に推移しました。
ムッシュ®は、大手不動産会社を中心に販売を展開しました。ジョッシュ®は、販売店の開拓に注力するとともに企業ノベルティ用途が順調に推移しました。
損益面では、大型・中型浄化槽の増収に加え、製造費用の圧縮やクレーム費用の低減などにより、2億80百万円のセグメント利益(前連結会計年度比20.9%増)となりました。

〔陶磁器事業〕
売上高は、20億40百万円(前連結会計年度比16.3%減)となりました。
国内販売は、2020年開催の東京オリンピックを控えて、ホテル関連の大型案件が来期以降に期ずれしていることや買い控えが影響し、前連結会計年度比14.4%減となりました。
海外市場は、北米市場のOEM商品が横ばいで推移した一方で、中東地域におけるホテル案件が原油安の影響により延期となったことや新規航空会社案件等の商談が長期化していることのほか、外国為替相場の変動(円高)が減収の要因となり、前連結会計年度比19.1%減となりました。
損益面では、たな卸資産の評価減による影響があった一方で、希望退職者募集(2015年12月実施)による人件費削減や5S活動推進による生産性改善などにより、1億15百万円のセグメント損失(前年同期は2億93百万円の損失)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1億89百万円の増加(前連結会計年度は2億95百万円の減少)となり、11億2百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況および主な要因は次のとおりです。

〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕

営業活動による資金は、8億66百万円の増加(前連結会計年度は5億25百万円の減少)となりました。
これは、税金等調整前当期純利益1億50百万円のほか、売上債権の減少額1億96百万円、仕入債務の増加額1億12百万円、減価償却費4億11百万円などの増加要因があったことによるものです。

〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕

投資活動による資金は、1億66百万円の減少(前連結会計年度は1億94百万円の減少)となりました。
これは、有形固定資産の取得により1億76百万円支出したことなどによるものです。

〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕

財務活動による資金は、5億9百万円の減少(前連結会計年度は4億24百万円の増加)となりました。
これは、長期借入金の返済により3億82百万円支出したことなどによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01135] S100AFCH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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