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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007T2J

有価証券報告書抜粋 パンチ工業株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

1.当社グループの現状の認識について
当社グループを取り巻く経営環境は、全体としては緩やかな成長が続くことが期待されているものの、各国の金融政策の影響、中国を始めアジア新興国等の経済の先行き、原油価格の動向、地政学的リスク等について留意すべき状況が続いております。当社グループが事業を営む金型部品業界におきましても、日本国内では引き続き低成長、中国では高成長から安定成長への緩やかな移行、東南アジア・インドでは成長加速が見込まれるものの、先行きの不透明感は否めない状況にあります。
このような現状認識のもと、当社は2016年度から2020年度までの5ヵ年を計画期間とする中期経営計画「バリュークリエーション2020」を策定し、この中で、以下の4つを今後の重点経営課題と認識しております。
(1) 販売5極体制の確立
「日本」を中心とした成熟市場での勝ち残り、「中国」、「東南アジア・インド等」の成長市場でのポジションの確保に加え、「欧州」、「米州」の販路拡大によるグローバル化の推進。
(2) お客様サービスの向上
さらなる技術力の向上、供給体制の拡充、新たなサービスの提供等による、お客様からの信頼・支持の獲得。
(3) 高収益事業の推進とR&D強化
グループ生産体制の最適化とR&D強化によるコスト低減とリスク分散、そして高付加価値化。
(4) 働き方改革
業務効率の向上、ワークライフバランスの最適化、ダイバーシティの推進等を通じた、社員の幸福の実現。
2.対処すべき課題への具体的取組み
上記重点経営課題を踏まえ、以下の具体的取組みを積極的に進めてまいります。
(1) 欧米の販売体制確立
欧米への高付加価値製品や超硬製品等の販売を更に拡大すべく、更なる成長が期待される自動車関連や医療関連市場等における販路の開拓を進めてまいります。
(2) グローバルソーシング
全世界からの受注に対し、最適な生産拠点から調達する機能を持った「グローバルソーシング」部門を活用し、お客様の希望納期・コストにきめ細かく対応するとともに、更なる特注品の受注拡大を目指してまいります。
(3) リバースエンジニアリング
多くのお客様からのご要望にお応えすべく、現物から図面や3Dデータを製作し、さらにその加工まで実施するソリューション型サービスに取組んでまいります。
(4) グループ生産体制再編
ベトナム工場を、日本、中国、マレーシアに続く第4の生産拠点として稼働させ、グループ生産体制の最適化を図ることにより、コスト低減とリスク分散、そして高付加価値製品へのシフトを進め、総合的な高収益化の実現に取組んでまいります。
(5) 国内事業の収益力改革
ベトナム工場への生産移管によるコスト低減のみに頼るのではなく、国内工程においても、省人化、自動化、加工時間の短縮等、たゆまぬ原価低減への取組みを続けるとともに、精密加工技術にさらに磨きをかけ、高付加価値製品の取込みを進めてまいります。
(6) R&D強化
景気変動を受けにくく、将来の拡大が見込まれる新分野との取引拡大を目指し、そのための研究開発投資、設備投資、各種認証取得等を推進してまいります。
(7) 働き方改革
人事制度改革、企業風土改革等の「働き方改革」を通じて、社員重視の経営による組織力の強化を図り、社員のモチベーションを高めることで、生産性向上、収益力向上を目指してまいります。
(8) 財務基盤の強化
ベトナム工場をはじめとする生産体制の再編、既存の生産拠点における自動化、高付加価値化、そして将来へ向けた研究開発等、今後も積極的な設備投資を実施してまいりますが、そのためにも財務基盤の強化は必須であると考えており、売掛金の回収促進や在庫の圧縮等により必要運転資金の最小化を図るとともに、資本効率やレバレッジ効果も意識しながら、必要資金の調達を行ってまいります。
(9) 環境問題への対応
当社グループは「環境にやさしい商品」とは何かを徹底して考え、「グリーン調達」に取組んでおります。今後も、商品のみならず、さまざまな面で環境負荷を積極的に軽減し、社会の持続的発展に寄与すべく努力してまいります。
(10) コーポレート・ガバナンス
当社グループの中長期的な企業価値向上のためには、さらなるコーポレート・ガバナンスの強化が必須であると考えており、そのために、「経営」と「監視・監督」の分離の推進、経営陣の迅速・果断な意思決定の支援、そして全員一丸となって企業価値の向上を目指す体制の構築に取組んでまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27063] S1007T2J)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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