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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CT5N

有価証券報告書抜粋 ピープル株式会社 業績等の概要 (2018年1月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との対比の記載はしておりません。

(1) 業績

1 経営の基本方針

当社は、以下を経営基本方針としております。
1) 持続可能な株主利益の最大化を追求いたします。
2)新しい商品の研究開発に経営資源(主に人材)を重点投資するベンチャー企業として、常に挑戦を志し、参入する分野に新しい風を吹き込むことを生き甲斐としています。
3)「持続は力」を信じ、拡大を目指して売上目標の設定から入る予算及び経営計画を排し、「経営構造のバランス」を最重点に管理する経営に徹します。

2 業績の概況
1)当期の概況
当期業績全般の概況
売上高42億65百万円
営業利益4億76百万円
経常利益4億62百万円
親会社株主に帰属する
当期純利益
3億07百万円
1株当たり当期純利益金額70円19銭
1株当たり純資産額471円96銭


当連結会計年度の日本経済は企業収益や雇用環境の改善等、緩やかな回復基調となったものの、消費者の節約志向は根強く、食品、日用品等を中心に値下げする事で消費が上向く傾向も頻繁にみられました。
当社グループの玩具部門においても、当期に入り前年までに値上げした定番品は回転率鈍化が加速し、又、自転車では節約消費の上に例年より更に長雨、猛暑、寒波等の天候不順も購入に影響しました。
こうした環境下の国内販売では、各部門固有の要因も加わり前年に比べ減収し、好調を維持した海外販売を含めた当連結会計年度の総売上高は42億65百万円となりました。

玩具部門では、高付加価値のお米シリーズ等の既製品はネット販売の売価競争による値崩れを起こしながらも著しく販売数を伸ばし、又、新製品では節約志向に左右されずに強い購買力を引き出す商品もあり、カテゴリーによっては売価によらず底堅く売り支えしました。しかし夏以降に登場した競合人形により下半期では当社品の店舗棚のシェアが縮小し、玩具部門売上の下振れ要因となりました。
自転車部門では市場全体の落ち込みに加え、前年から当期にわたり普及拡大した“バランスバイク”の台頭により幼児者の購入台数が減り、前年好調であった当社グループの同部門売上にも影響しました。

海外販売では「Magna-Tiles(マグナタイルズ)」の米国販売が安定的に好調を維持しました。又、海外事業としての米国販売子会社では、初年度の見通しにより当社グループの業績に与える影響は軽微であり、非連結子会社としておりましたが、上述当社業績の変動と共に当該子会社の損益等の重要性が増した為、2018年1月期を以て、連結子会社にする事となりました。

国内販売の原価では輸入仕入れレートが安定した為、原価率は平常化し、子会社連結の経費を含めて当連結会計年度の営業利益は4億76百万円となりました。上述の国内販売の減収を受けましたが、営業利益率は売上比11.2%と健全構造を維持しております。経常利益では4億62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3億7百万円となり、1株当たりの当期純利益金額は70円19銭となりました。

当連結会計年度では、国内販売が想定を超える外部環境の変化を受け厳しい状況となり、期中における事業計画の下方修正を余儀なくされ、自転車部門等では中期を睨み、事業領域の見直しが必須となりました。しかし、玩具市場においては、人形等で苦戦する中でも乳児知育、屋内遊具等、次期につなぐ当社独自のヒット品も登場しております。次期以降では、国内販売の立て直しを最優先とし、又、海外においては中期をにらんで、有望な市場として引き続き米国子会社で地道に米国市場の拡大に努め、同時に未進出の国に向け、開拓に取り組む所存でおります。

2)当期の経営課題と進捗状況
当連結会計年度は以下の課題に取り組み、その進捗状況は次の通りです。
a.国内販売の玩具・自転車既存シェア奪回による構造改善
概況でご報告の通り自転車部門では好調であった前期までの販売状況から一転、当期中の事業計画の大幅下方修正
を余儀なくされました。玩具部門においては競合各社が安定需要を持つ人形市場を狙い、定期的に参入する事は初め
ての事ではありませんが、当期は玩具部門売上の大幅な下振れの主要因となりました。当該経営課題に関しては次期
課題として踏襲してまいります。
b.違いのある高付加価値商品の開発
既存の“ピタゴラスシリーズ”等では小学生の学習商材に発展させる等で成功してきました。当連結会計年度で
は“ピタゴラスシリーズ”で試されたことのないキューブタイプとプレートタイプを混合セットにして「1歳の知育
ピタゴラス」として発売し、磁石付き構成玩具を買わなかった新規購入者の動員に成功しています。その他、「当期
商品の評価及び販売の状況」で各種ご報告しております。
c.新規事業の柱を構築
「当期商品の評価及び販売状況」の新規カテゴリーのご報告をご参照ください。
d.海外市場への拡販
「当期商品の評価及び販売状況」でMagna-Tiles他米国子会社の活動やPeopleブランドの販売状況をご報告しており
ます。

3)当期商品の評価及び販売の状況
各カテゴリーごとの販売状況は以下の通りです。

(カテゴリー別売上高の前期対比)
(単位 千円)
2017年1月期
(自 2016年1月21日
至 2017年1月20日)
2018年1月期
(自 2017年1月21日
至 2018年1月20日)
前年同期比
乳児・知育玩具1,420,2891,408,60499.2%
女児玩具872,605629,38072.1%
遊具・乗り物806,861517,58664.1%
海外販売・その他1,622,8211,707,896105.2%
合計4,722,5774,263,46790.3%

(注)上記表の数値は、前期当期ともに個別業績の売上高を記載しております。


値上げした既存品が当期に入り回転率鈍化する商品も多く、売上が下振れた一方、節約志向に左右されない新製品、ピタゴラスシリーズの「1歳の知育ピタゴラス」(税別3,980円)等で新規購入者を増やし、リニューアル発売品「ピタゴラスひらめきのプレート」(税別12,000円)等も「1歳の知育ピタゴラス」(税別3,980円)のキャンペーンと連動し、高額でありながら前年より1割以上消費者動員数を増やしました。又、当社では初の東京電機大学との産学連携プロジェクトで開発した新しいブロック、暗闇で動く!光る!「ルミノイドファーストセット」(税別3,000円)、「ルミノイドアイディアセット」(税別5,000円)等、次期につながるヒット商品となりました。
知育の超ロングセラーの定番「いたずら1歳やりたい放題ビッグ版」(税別4,800円)は、当社品のデザインと類似した商品群が混在する市場に対し、新たなブックタイプ「いたずら1歳やりたい放題スマート本」(税別4,800円)を発売し、2品で3割以上購入者数を増やしました。
乳幼児玩具ではキャラクターのスージー・ズーの「にぎにぎ五感キューブ」(税別3,980円)が密着安心キチントイシリーズとして大手量販店から注目評価されるヒット商品となりました。
お米シリーズではネットの安売りに対策を打ち、下半期では回転率にブレーキがかかりました。一方で、当41期9月に発売した「お米の歯がためネックレス」2種(税別各1,500円)は、おしゃれなママジュエリーを兼ねた歯がためおもちゃで、従来、お米のシリーズはギフトが中心でしたが、お母さんが即決で自家買いする新しい購入行動を引き出しました。


人形シリーズでは、安定人形市場に大型予算を投じた強力キャラクターの新競合人形が影響し、当社の店頭シェアを取られる打撃を受け、次期42期に向けフェイス(商品陳列スペース・商品数)をひとつひとつ取り戻す計画が必達となりました。女児ホビーでは毛糸でかわいいポンポンが簡単に作れる「きらきらモフリーナ」(税別3,480円)を発売しましたが、同業他社から類似商品が3品登場してシェアを分け合いました。暮れのTVCMによって店頭も当社在庫も完売には持ち込めましたが販売数は限定的となりました。


特定の量販店の独占販売で発売した「頭と体の知育ボールコースター」(オープン価格)は想定を超えてブレイクし、売上増につながり、違いが無いボールハウス市場にボール落としの知育性を持たせたことで、全く新しい消費者を動員する事に成功しました。


前40期末に近い11月に発売した「Teddy Hug」(オープン価格)は発売当時は売り場が無くネットやSNS内だけの話題に限られていましたが、月を追うごとに人気が加熱し、当41期5月以降大手販売店に次々と売り場が作られ、当期売上増に貢献しました。育児用品の乳児用家具のような商材ですが、業種の異なる玩具店にも商材価値が認められ、消費者だけではなく、育児・玩具両流通の話題にものぼるようになり、次期42期に向け積極的な普及戦略を準備しています。


「Magna-Tiles」の販売数は類似コピー品の台頭の中でも新製品の増量セット等が好調に回転し、前年販売数を超えて安定的に推移しました。米国子会社においては初年度計画に従ってPeopleブランドアウェアネスを上げる努力をしてきました。当期では米国各地の見本市出展による販売店への拡販活動をした他、購入ターゲットの母親への認知促進に実験的なプロモーションを行い、「Magic Reflection Ball」($8.99)は、Brain Builders(ブレインビルダーズ)シリーズで他商品に比べてじわりと回転率を上げ始めています。
連結子会社となった事を良い機会ととらえ、次期では積極展開年度というスタンスで取り組んで参ります。
又、グローバル販売では中国、ロシアへの新規代理店との取引を開始しております。


冒頭の概況でご報告の通り、当連結会計年度では、国内販売の減収を受け、営業利益は4億76百万円となりましたが、営業利益率は売上比11.2%と健全構造を維持しております。又、当連結会計年度末で保有外貨はゼロに近い為、時価会計による外貨の為替評価損益は期中に流動する範囲で営業外に計上され、経常利益は4億62百万円となり、1株当たりの当期純利益金額は70円19銭となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、期首より53百万円減少の15億25百万円となりました。主な要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フローについて)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に、期末直前に中国旧正月前に仕入れた仕入代金決済に伴う資金の減少や、輸出売上の前受金の減少の一方、売上債権回収等により、3億55百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フローについて)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に金型等固定資産の取得等により、49百万円の支出となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フローについて)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金支払により3億59百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02882] S100CT5N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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