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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Y7P

有価証券報告書抜粋 ファナック株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当期における事業環境につきましては、欧州および国内における設備投資需要は概ね横ばいに、米州においては堅調に、それぞれ推移しました。一方で、中国とその影響を受けた一部アジアにおいて減速の動きが拡大したことで、総じて厳しい状況となりました。
このようななか当社グループは、「one FANUC」、「壊れない。壊れる前に知らせる。壊れてもすぐ直せる。」および「サービス・ファースト」をスローガンに掲げ、当社商品およびサービスについてお客様にご安心いただけるための取り組みをグループ一丸となって行い、事業の発展に努めました。
2015年度における連結業績は売上高が6,234億18百万円(前期比14.6%減)、経常利益が2,293億61百万円 (前期比26.5%減)、当期純利益が1,597億円(前期比23.1%減)となりました。
(注)[事業の状況]における「当期純利益」は、連結損益計算書における「親会社株主に帰属する当期純利益」を指します。
当期の設備投資といたしましては、将来の生産能力増強に備え、栃木県壬生町にCNC・サーボモータ等の新工場の建設を進めるとともに、研究開発における「信頼性向上」と「スピードアップ」を推進するため、本社地区にある研究所の拡張を進めました。
なお、安全柵なしで人とロボットが協働して作業可能な緑のロボット「ファナック ロボット CR-35i A」が、「2015年度日刊工業新聞十大新製品賞/増田賞」および「日経優秀製品・サービス賞2015 日本経済新聞賞 最優秀賞」を受賞いたしました。
また当社は、フィナンシャル・タイムズ社、アルセロール・ミタル社から、2015年「The FT ArcelorMittal BOLDNESS IN BUSINESS AWARDS」の「Drivers of Change Award」を受賞しました。
(注)「BOLDNESS IN BUSINESS AWARDS」は、ビジョンとリーダーシップを持って勇気と想像力のある決断を行いリスクをとる会社に対する賞です。中でも「Drivers of Change Award」は、会社や産業そのものを変えることを恐れない変革者に贈られる賞とされています。
2015年4月に当社は新たな株主還元方針を定め、これに基づき配当性向を従来の30%から60%へと引き上げました。またこの還元方針に基づき、2015年6月に、保有自己株式のうち発行済株式総数の5%超の部分(3,357万株)を消却しました。本年2月には300億円を上限とした自己株式取得の実施を発表し、取得を進めました。

なお、当社グループは、CNCシステムとその応用商品を提供する企業グループとして、単一セグメントの事業を営んでおりますが、商品部門別の状況は以下のとおりです。

〔FA部門〕
CNCシステムの主要顧客である工作機械業界につきましては、中国の需要が大きく落ち込み、またその影響を受けた台湾および韓国の需要も低調に推移しました。また期後半からは、国内においても弱含んだ動きとなりました。これらにより、当社グループのCNCシステムの売上高は減少しました。
レーザにつきましては、国内・海外ともに売上は低調に推移しました。
FA部門の連結売上高は、1,702億11百万円(前期比17.6%減)、全連結売上高に対する構成比は27.3%となりました。

〔ロボット部門〕
ロボットにつきましては、米州および欧州の売上が引き続き堅調に推移し、中国においても好調でした。また国内においても、期後半より自動車産業向けおよび一般産業向けの売上が伸長いたしました。なお、2015年11月において、ロボットの累計出荷台数は40万台を達成しました。
ロボット部門の連結売上高は、1,882億95百万円(前期比20.3%増)、全連結売上高に対する構成比は30.2%となりました。


〔ロボマシン部門〕
ロボドリル(小型切削加工機)につきましては、期前半においてIT関係の一時的需要が終了しその後も回復がほとんど見られなかったことにより、期中を通じIT関係の一時的需要があった昨年度と比べると、売上が大幅に減少しました。一方、国内および海外のその他の産業向けについては堅調に推移しました。
ロボショット(電動射出成形機)につきましては、中国などの海外を中心に堅調に推移しました。なお2016年2月において、ロボショットの累計出荷台数は5万台を達成しました。
ロボカット(ワイヤカット放電加工機)につきましては、国内、欧州および中国を中心に堅調に推移しました。
ロボマシン部門の連結売上高は、1,830億11百万円(前期比37.2%減)、全連結売上高に対する構成比は29.4%となりました。

〔サービス部門〕
サービスにつきましては、「サービス・ファースト」の方針のもと、世界中における高度なサービスの提供や生涯保守を実践しながら、お客様の工場でのダウンタイムを最小限にするための迅速な保守サービスに努めました。
サービス部門の連結売上高は、819億1百万円(前期比9.0%増)、全連結売上高に対する構成比は13.1%となりました。

(2) キャッシュ・フロー

連結キャッシュ・フローは、△1,595億74百万円となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は8,316億62百万円となりました。

(各キャッシュ・フローの状況)
営業活動の結果得られた資金は、1,406億33百万円と、前連結会計年度に比べ822億79百万円減少しました。これは主に税金等調整前当期純利益が減少したことによるものです。
投資活動の結果使用した資金は、1,126億77百万円であり、前連結会計年度に比べ877億51百万円増加しました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
財務活動の結果使用した資金は、1,695億72百万円であり、前連結会計年度に比べ1,222億58百万円増加しました。これは、主に配当金の支払いが増加したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01946] S1007Y7P)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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