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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008QTI

有価証券報告書抜粋 フジパングループ本社株式会社 業績等の概要 (2016年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用、所得環境は総じて緩やかな回復基調が継続したものの、急激な為替変動による輸出関連企業の収益悪化の懸念もあり、設備投資につきましては、製造業各社が慎重姿勢を強めました。さらに個人消費の弱さも見られ、先行き不透明な状況で推移しました。
当業界におきましては、人手不足による労務費の上昇、同業他社との市場競争激化により、厳しい経営環境となりました。
2016年4月に発生した熊本地震では、人的被害や建物、施設の崩壊、水道、電気、ガス等のライフラインや交通機関の寸断等大きな被害が発生しましたが、農林水産省の要請に基づき緊急食糧の供給を行ない、支援いたしました。
当社グループにおきましても、㈱九州フジパン熊本工場や㈱フジデリカ熊本工場におきまして、建物や生産設備が一部損壊し、九州フジパンストアー㈱においても店舗設備の一部損壊という被害を受けました。被災した各事業所では被害状況を迅速に把握し、いち早い復旧・再稼働に努めました。
このような状況の中、当社グループは「改善55チャレンジ」の下、「絶対的な商品力」の構築を目指し、生産体制と営業力を強化すると共に、「本仕込食パン」「ネオバターロール」シリーズ等基幹商品の市場拡大に努めました。
また、フードディフェンスの対応としまして、当社グループの工場に安心カメラの設置をして、安全の確保を強化しました。さらに、商品の安全性の向上に取り組み、新規技術開発による商品力とブランド力の向上を推し進めるため、開発研究部として充実させました。そして魅力ある商品の開発や既存商品の見直しに取り組み、精度の高い分析機器を導入して、安全性追求を製造現場において推進しました。
そのうえで、新規原材料メーカーの審査や既存原材料メーカーの定期監査や原材料の細菌検査等を継続的に実施し、安全・安心な原材料の仕入れに努めております。さらには、商品と生産ラインの微生物検査を継続し安全確保に努めております。
また、第三者認証としましては、フジパンGMP(適正製造規範)を基本軸に置き、AIBによる指導や監査とFSSC22000の認証を取り入れて、お客様への信頼をいただけるよう取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきまして、売上高は273,200百万円(前連結会計年度比4.8%増)、営業利益は12,334百万円(前連結会計年度比45.2%増)、経常利益は12,846百万円(前連結会計年度比47.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,230百万円(前連結会計年度比103.4%増)となりました。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
セグメントの状況は次のとおりであります。
・ホールセール事業
ホールセール事業におきましては、主幹商品である「本仕込食パン」「ネオバターロール」シリーズが堅調に推移し、引き続き売上の基盤を作りました。
「ネオバターロール」シリーズにおきましては、絶対的なシェアNo.1を確保していくとともに、ブランド力向上に取り組みました。基本方針であります「改善55チャレンジ」に基づき、品質を重視した商品開発、商品価値を訴求した販促活動においてさらなる挑戦で取り組んだ結果、お客様並びにお取引先様のご支持を得ることができ、利益改善に大きく寄与することができました。
また、「スナックサンド」においては、販促企画として合格祈願キャンペーン、商品価値の向上として「ミックススナックサンド」の発売等、主要アイテムのリニューアルと販促活動に取り組みました。
菓子パンでは「特撰メロンパン」のリニューアルを行い、お客様と売場における定番商品として更なる定着化を図りました。
この結果、ホールセール事業の売上高は156,726百万円(前連結会計年度比2.6%増)、営業利益は13,155百万円(前連結会計年度比24.9%増)となりました。
・リテイル事業
リテイル事業におきましては、当連結会計年度も引き続き「改善55チャレンジ」に取り組み、“大前提は絶対的な商品力”“店舗品質No.1への挑戦”をスローガンに掲げました。お客さま第一の店づくりへの取り組みとして、モンドセレクション銀賞の受賞商品である「ホテル食パン」「塩ぱん」「お米パン」を中心に「ダブルチーズフォンデュ」「玉ねぎパン」「ロイヤルホワイト」「エッグタルト」などといったニーズに合った商品の開発と提供に努め、接客力や品質衛生に対しても研修指導を通じてレベルアップを図ってまいりました。
また、生産性向上や労働環境の改善の観点から生産設備等の新規導入及び更新を実施してまいりました。さらに、原材料や包装資材等の調達の見直しを図り、売上原価の削減に取り組んでまいりました。
しかしながら、リテイル事業を取り巻く企業間競争は大変厳しい状況にあり、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりましたが、営業利益は改善することができました。
この結果、リテイル事業の売上高は34,863百万円(前連結会計年度比0.8%減)、営業利益は1,685百万円(前連結会計年度比45.3%増)となりました。
・ロジスティックス事業
ロジスティックス事業におきましては、主力取引先の配送数量の堅調な推移と新規取引先の獲得により売上高を増加させることになりました。また、燃料価格は下がりつつも、ドライバー及び配送車両の不足による外注費の上昇など厳しい環境でありますが、品質保証体制の強化や生産性を向上させ、社内での小集団活動等を通じた改善を継続的に行いました。さらに今まで培った物流ノウハウを活かし、既存取引先の業務改善・新規取引先の開拓を行い、事業拡大の取り組みを行っています。
この結果、ロジスティックス事業の売上高は29,641百万円(前連結会計年度比21.9%増)、営業利益は963百万円(前連結会計年度比158.9%増)となりました。
・デリカテッセン事業
デリカテッセン事業におきましては、主要取引先であるコンビニエンスストア業界において既存店の売上が厳しい状況が続き、大手トップチェーンによる寡占化、業界再編が進んでおります。
そのような中でデリカテッセン事業の効率化を図るために取引先様の見直しを進め、2016年3月に㈱日本フーズデリカ千葉工場の事業を、同じ主要取引様を持つ㈱日本デリカフレッシュに移管いたしました。
売上高は、良品づくりによる商品力強化と主要取引先コンビニエンスストア様の店舗数増により増加しました。
この結果、デリカテッセン事業の売上高は51,969百万円(前連結会計年度比7.3%増)、営業利益は39百万円(前連結会計年度は営業損失277百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ6,957百万円増加し、当連結会計年度末には38,196百万円となりました。
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加に加え、売上債権の増減額及び退職給付に係る資産の増減額が支出から増加に転じたことなどにより、前連結会計年度に比べ2,447百万円増加し、19,096百万円の収入となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出が前連結会計年度ほど大きくなかったことなどにより、前連結会計年度に比べ1,861百万円支出が減少し、10,149百万円の支出となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の圧縮と返済を進めたこと、自己株式の取得による支出が前連結会計年度ほど大きくなかったことなどにより、前連結会計年度に比べ1,167百万円支出が減少し、1,989百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00384] S1008QTI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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