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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100BDJH

有価証券報告書抜粋 フジパングループ本社株式会社 業績等の概要 (2017年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、英国のEU離脱問題による急激な為替変動等、保護主義を発端とした従来の国際秩序の変化などにより、先行き不透明な状況で推移しました。
当業界におきましても、少子高齢化の進展による人手不足、市場競争の激化等、厳しい経営環境となりました。
このような状況の中、当社グループは「改善55チャレンジ」への取り組みを5年継続し、「絶対的な商品力」を深化させて、生産体制と営業力を強化し、「本仕込食パン」「ネオバターロール」シリーズ及び「スナックサンド」等の基幹商品の市場拡大に努めました。
このような主力商品においては、「あたらしい、あたりまえ。」をキャッチフレーズに、イーストフード・乳化剤を使用せずに美味しさを追求し、お客様の期待する「安全で安心な商品」の提供で好評を博し、ブランド力の強化に努めました。
さらに2017年1月より㈱イナベーカリーを連結子会社とし、生産体制の強化と品質向上に努めました。
またフードディフェンスの対応としまして、当社グループの工場に安心カメラを設置してまいりましたが、この安心カメラ映像の作動状況や作業者の作業確認及び分析を進め、安全の確保を強化しました。さらに開発研究部では、精度の高い分析機器を導入して、各種化学分析・微生物検査の技術向上に取り組み、食の安全性追求を製造現場とともに推進し、商品と生産ラインでの微生物検査を継続して安全確保に努めております。2017年2月には、パンメーカーとして、初めて消費者庁に機能性表示食品「もちふわロール」の届け出が受理され、新たな商品開発にも取り組みました。
さらに、新規原材料メーカーの審査や、既存原材料メーカーの定期監査、原材料の分析を継続的に実施し、安全・安心な原材料の仕入れにも努めております。
そして、社内安全衛生管理はフジパンGMP(適正製造規範)を基本軸に置き、第三者認証としてAIBフードセーフティのインスペクションオンリー・監査とFSSC22000の認証取得に力を入れ、お客様からの信頼をいただけるよう取り組んでおります。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきまして、売上高は271,941百万円(前連結会計年度比0.5%減)、営業利益は10,171百万円(前連結会計年度比17.5%減)、経常利益は11,537百万円(前連結会計年度比10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,916百万円(前連結会計年度比18.2%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
・ホールセール事業
ホールセール事業におきましては、基幹商品である「本仕込食パン」「ネオバターロール」シリーズ及び「スナックサンド」が堅調に推移し、引き続き売上の基盤を作りました。
2016年秋のキャンペーンにおける「本仕込食パン」、そして2017年春のキャンペーンにおける「ネオバターロール」シリーズ「スナックサンド」を「イーストフード・乳化剤不使用」にリニューアルし、絶対的な商品力の向上を図り、シェア拡大に取り組みました。そして基本方針であります「改善55チャレンジ」に基づき、品質を重視した商品開発、商品価値を訴求した販促活動において、さらなる挑戦に取り組み、積極的な広告活動の結果、お客様のご支持を得ることができ、利益改善に大きく寄与することができました。
この結果、ホールセール事業の売上高は161,468百万円(前連結会計年度比3.0%増)、営業利益は14,178百万円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。
・リテイル事業
リテイル事業におきましては、当連結会計年度も引き続き「改善55チャレンジ」に取り組み、“大前提は絶対的な商品力”“店舗品質No.1への挑戦”をスローガンに掲げております。お客さま第一の店づくりへの取り組みとして、モンドセレクション銀賞の受賞商品である「ホテル食パン」「塩ぱん」「お米パン」を中心に「ダブルチーズフォンデュ」「極レーズンブレッド」「こだわり欧風カレーパン」などといったお客さまのニーズに合った商品の開発と提供に努め、接客力や品質衛生に対しても研修指導を通じてレベルアップを図ってまいりました。
しかしリテイル事業を取り巻く企業間競争は大変厳しい状況にある中、原材料の調達の見直しを図り、売上原価の削減に取り組んでまいりました。一方で最低賃金の引き上げ、社会保険料被保険者枠の拡大等により人件費が大幅に上昇いたしました。
この結果、リテイル事業の売上高は33,161百万円(前連結会計年度比4.9%減)、営業利益は371百万円(前連結会計年度比77.9%減)となりました。
・ロジスティックス事業
ロジスティックス事業におきましては、取引先様の配送数量が堅調に推移する中、企業間競争の厳しさが一層増すこととなりました。また、燃料価格が上昇傾向にあることや、配送や荷役に係る人手不足を背景とした物流費コストの増加など厳しい環境となりました。このような状況の中、今まで培った物流ノウハウを活かし品質保証体制の強化や生産性を向上させ、社内での小集団活動等を通じた業務改善を行い収益性の向上に努めてきました。
この結果、ロジスティックス事業の売上高は26,386百万円(前連結会計年度比11.0%減)、営業利益は466百万円(前連結会計年度比51.6%減)となりました。
・デリカテッセン事業
デリカテッセン事業におきましては、取引先様であるコンビニエンスストア業界においてトップ3チェーンのシェアは9割超となり、他のコンビニエンスチェーンとの優劣が明確となり大手トップチェーンによる寡占化、業界再編が進みました。
そのような中でデリカテッセン事業の効率化を図るために、2017年1月に㈱日本フーズデリカをフジパングループ本社㈱に吸収合併しました。さらに、総合工場から米飯、チルド専用工場への転換も進め、良品づくりによる商品力強化に取り組んできました。
この結果、デリカテッセン事業の売上高は50,924百万円(前連結会計年度比2.0%減)、営業損失は125百万円(前連結会計年度は営業利益39百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ6,129百万円減少し、当連結会計年度末には32,067百万円となりました。
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の減少に加え、売上債権の増減額及び退職給付に係る資産の増減額が増加から減少に転じたこと、前連結会計年度に発生した熊本地震による災害損失の支払額が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,002百万円減少し、18,093百万円の収入となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得による支出が発生したこと、有形及び無形固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ9,471百万円支出が増加し、19,620百万円の支出となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済を進めたことなどにより、前連結会計年度に比べ2,612百万円支出が増加し、4,602百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00384] S100BDJH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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