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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006RT9

有価証券報告書抜粋 ベルグアース株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年10月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


当連結会計年度から連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的な判断に基づき会計上の見積りを行っております。この連結財務諸表の作成にあたり重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

(2) 財政状態の分析

当連結会計年度末の流動資産は2,134,138千円、固定資産は1,861,090千円、流動負債は1,647,723千円、固定負債は978,245千円、純資産は1,369,260千円となりました。

(3) 経営成績の分析

① 売上高

当連結会計年度における売上高は4,231,829千円となりました。詳細につきましては「第2 事業の状況 1業績等の概要」をご参照ください。

② 売上原価

当連結会計年度における売上原価は3,184,173千円となりました。この結果、売上総利益は1,047,656千円となりました。

③ 販売費及び一般管理費

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は992,220千円となりました。この結果、営業利益は55,436千円となりました。

④ 営業外損益

当連結会計年度における営業収益は受取手数料4,124千円、補助金収入8,338千円等により19,023千円となりました。営業外費用は支払利息5,437千円、持分法による投資損失11,516千円等により17,402千円となりました。この結果、経常利益は57,057千円となりました。

⑤ 特別損益
当連結会計年度における特別利益は補助金収入20,000千円、持分変動利益3,064千円等により23,132千円となりました。特別損失は減損損失14,754千円等により15,093千円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は65,096千円となりました。

⑥ 当期純利益
当連結会計年度における税効果会計適用後の法人税等合計は36,689千円、少数株主損失は4,901千円となりました。この結果、当期純利益は33,308千円となりました。


(4) キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は931,239千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは543,104千円となりました。これは、税金等調整前当期純利益65,096千円、減価償却費155,956千円、売上債権の増減額△134,083千円、仕入債務の増減額252,056千円、補助金の受取額221,738千円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは△391,071千円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出△360,472千円、関係会社株式の取得による支出△30,000千円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは488,631千円となりました。これは、短期借入れによる収入650,000千円、短期借入金の返済による支出△600,000千円、長期借入れによる収入505,000千円、長期借入金の返済による支出△202,854千円、少数株主からの払込みによる収入150,000千円等によるものであります。

(5) 経営戦略の現状と見通し

当社は、野菜苗マーケットのシェア拡大策として、全国各地の需要地に向けた直営農場及びパートナー農場の展開を積極的に進めてまいります。具体的には、各産地・地域の個別ニーズに合わせた生産農場を展開し、全国同一の生産体制から、地域密着型の個別農場展開を進めることによって、各地域にきめ細かく対応しシェア拡大を目指してまいります。注力するエリアとしましては、引き続き需要の高い関東・九州エリアに向けた直営農場の増設とパートナー農場の開拓を進め、産地需要・家庭園芸需要の取り込みと、潜在顧客の開拓を加速させる予定であります。
今後の設備投資については、当社の重要な生産工程である一次育苗(播種から接ぎ木までの前半工程)拠点である本社農場・いわて花巻農場と子会社のベルグ福島株式会社の3拠点の高度化と効率化を図り、製品の安定性と生産性の向上を進めてまいります。2016年から本格稼動するベルグ福島株式会社では、国内最大級の閉鎖型植物工場設備を導入しており、本社農場の閉鎖型植物工場とあわせて季節や天候に左右されない安定した野菜苗の生産体制を構築し、他社との差別化を一層進めていく予定であります。また、オランダの施設園芸技術をはじめとした高度な環境制御技術が国内の施設園芸にも導入され始めており、当社の育苗ハウスについても積極的な環境制御と数値化・機械化に取り組んでまいります。
主力商品である野菜接ぎ木苗では、ベースとなる一般商品の拡大とともに営利生産者の課題解決に繋がる独自商品の販売拡大を目指しており、苗に更なる機能を付与した付加価値の高い商品展開を実現するために、研究機関・大学・異業種との積極的な研究・開発を行ってまいります。一方の一般家庭園芸向け商品としましては、収穫の喜び、選ぶ楽しみ、家族で作る幸せ、新しい発見など、家庭園芸の魅力を伝えられる商品展開を進めており、種子メーカーやホームセンターと連携した商品提案を展開してまいります。また、商品展開の裾野を広げるため、接ぎ木苗に依存しない商品の拡大も目指しており、接ぎ木技術を必要とする果菜類に留まらず、野菜・果物全般にわたった商品提案を進めてまいります。
販売チャネルについては、今後も当社の主要顧客である地域農協・地元種苗店・ホームセンターとの取引深耕を柱としており、各地域への拠点展開とともに、より一層エンドユーザーに近い顧客本位の生産販売体制を推進してまいります。また今後さらに拡大すると考えられる農業を成長産業と捉えた新規農業参入企業や、6次化を推進する法人への支援や協業を通じた受注生産から一歩進んだ提案型の新たな販売についても積極的にチャレンジをしていく予定であります。
今後の開発分野については、引き続き育苗に特化した開発体制を敷いており、国内最大規模の閉鎖型育苗施設を活用した技術開発を中心に進める予定であります。具体的には、更なる増産を可能にする技術開発や、新品目の生産体制確立、営利生産者向けの新商品開発、グローバル展開に対応できる植物工場生産体制の構築などに取り組んでいく予定であります。
新規事業としましては、家庭園芸マーケットをターゲットとした6次化(小売業)への参入をすべく、ファンガーデン株式会社を設立し、野菜苗・花苗を中心とした利益率の高い園芸商材を直売し、小規模農家にも提案可能な園芸店をオープンしております。ユーザーに直接提案できるメリットを最大限に活かし、より一般家庭園芸目線の商品開発や、小規模農家への多彩な商品供給など、コンシューマーから小規模兼業農家の要望にワンストップで応えられる園芸店を目指してまいります。
また、成長産業化を見据えた展開としてグローバル化は必須と考え、巨大マーケットである中国市場へ進出致しました。中国では5ヵ年の重点政策の中で農業近代化を掲げており、国民の食の安全・環境意識の高まりもあり、海外の先進的な農業技術、特に日本の安心安全を担保する農業生産に高い注目が集まっております。当社としても、中国国内の日本式ニーズの需要を取り込むため、先進的な育苗技術と植物工場技術を中心に、種苗から農産物生産にわたる事業展開を推し進めていく予定であります。具体的には、山東省の大規模園芸産地近郊にある子会社を技術開発拠点とし、マーケットの大きい大都市近郊での事業展開を目指してまいります。
今後も、「意欲・挑戦・努力」の社是のもと、国内・国外の農業成長化産業への新たなチャレンジを積極的に進める方針であります。
以上の戦略を基本として、当社の属する市場での競争力を高めてまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25969] S1006RT9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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