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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100N2B5 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ホソカワミクロン株式会社 研究開発活動 (2021年9月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、多様化・高度化を続ける顧客ニーズに的確に応えていくため、研究開発拠点を持つ日本並びに欧米の連結子会社が連携して積極的に情報交換を行うとともに、各々の拠点が持つ技術的特長を活かしながら、グローバルかつ斬新な新製品・新技術の創成、生産システムの最適化、既存製品の改良など、幅広い研究開発活動を行っております。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費の総額は880百万円であります。

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

1 粉体関連事業

当事業に係わる研究開発費は659百万円であります。
工業製品の生産プロセスでは、粉体の形状で処理される工程が一般的に存在し、その粒子サイズや形状により化学的、光学的、機械的などの物理特性が変化するため、それらをコントロールする粉体処理技術が非常に重要になっております。新素材を創生し、製品の高機能化を生み出し、付加価値向上に寄与できる粉体処理装置・測定機器並びに省エネルギー・省力化を実現できる最適なシステム目指し、さらにはSDGsを考慮して、研究開発を推進しております。
当連結会計年度では、次世代を担う超微粒子粉砕機、超高速分級機、高性能乾燥機などの粉砕・分級・乾燥システムや粒子形状測定機器を継続的に開発するとともに、生産設備が直面する多様な課題に対応するために、弊社の粉体処理技術、制御技術および情報技術を融合させた、リアルタイムで品質・設備管理を行うデジタル化情報処理技術の実用化(IIoT:Industrial Internet of Things)を、生産設備への変革に貢献できるように、段階的に進めております。
さらに当社は、大型国家プロジェクトで開発した当社独自の機能性ナノ粒子のPLGA(乳酸・グリコール酸共重合体)に薬物を封入する医薬製剤技術をベースに、機能性化粧品ナノクリスフェアや育毛剤ナノインパクトなどのオリジナル製品を開発し、日本国内だけでなくアジアを中心とした海外市場への販売を進めております。特に中国へは本年2月に現地社外パートナーとの「ナノクリスフェア・ナノインパクトの独占販売店契約」を締結し、その越境ECが拡大中です。また、PLGA技術を応用したB2Bビジネスの形式では、パートナー各社の独自ニーズに沿ったODM製品(納入先商標による化粧品、育毛剤)の開発、提供をしています。さらにDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)受託研究事業では、PLGAナノ粒子製剤のGMP(医薬品等の製造及び品質管理基準対応)生産プラットフォームの構築を目的として、大手医薬品メーカーとの協業も開始しています。これらに共通するナノパーティクルテクノロジーの更なる底上げを目指し、本年6月にはアカデミアからPLGA専門家を技術顧問として招聘し、新たな研究開発に取り組んでおります。

2 プラスチック薄膜関連事業

当事業に係わる研究開発費は220百万円であります。
当社グループのプラスチック薄膜製造装置は、溶解された種類の異なるプラスチックをノズルから噴出して冷却し、最大11層までの円筒状の積層フィルムを連続的に製造する世界最高レベルの技術を有しており、ネット通販用の包装材のような単層フィルムから医薬品、食品のパッケージや光学用マスキングフィルムなどの高機能多層フィルムまで幅広い市場で使用されています。
近年は、欧米だけでなく中国やインドなどのアジア諸国においても、耐候性と強度に優れた高機能フィルムの需要が着実に伸びており、コンピュータモデリングに基づく溶解の熱均一化、最適なノズル形状による冷却能力の効率化や高速巻き取り装置による生産性の向上など、当社独自の最新技術が継続的に開発・商品化されており、プラスチック薄膜製造装置のリーディングカンパニーとして注目されております。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01676] S100N2B5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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